2016年1月28日木曜日

哀しい気分でジョーク

名画座で、30年くらい前の映画を観てきた。

主人公の住まいが
フンド氏の従兄弟夫婦と最後に食事したあたりだった。

「俺に抱きついていいんだぜ」
って、照れながら息子に言う主人公は
フンド氏とは似ても似つかないけれど、
もしかしたら
30年くらい前は、こんな感じだったのかな。

帰りに寄ろうと思っていたバーを素通りして、帰宅。
我が息子 ぼっちゃんの顔を
一刻も早く見たくなって。
す~ぐ映画に影響される!

2016年1月27日水曜日

マジックアワーはウイスキーの色

やどかり先生が、みんなをあつめて
講釈をたれていた。
今年は落花生が不作で
高価なのに、おいしくないらしい。
殻を割ったら、からっぽだった、ってことも。
その状態を「ポン」というんだ。
(一同、尊敬のまなざし)
ぼっちゃんも、ひそかに尊敬のまなざし。

「マジックアワー」に夢中だ。
iPodをシャッフルして出てきたこの名前の曲に、
最初は夢中になった。
(iPodは、たまにどきっとするような選曲をする)
最近は、ほんとうのマジックアワーを心待ちにしている。
真冬なら、朝の6:00かな。
ほんの30分前には、月が出ている。

ねまちは、そのずっと前の時間帯。
どちらも、ひっそりとした、夢のような時間。

またまたミモザ。
お店では「銀葉アカシア」という名だった。
ま、どっちでもいいんだけどさ。

2016年1月26日火曜日

どこへ行ってしまった

やる気スイッチが見つからない。
いったい、どこへ行ってしまったのだろう。

先日、無事に完走することができた10マイルのマラソン大会。
(またも記憶なし)
大会が終わったとたんに、
着替えて早朝ジョグに出るのがおっくうになってしまった。

そのかわりに早朝風呂。
早朝ジョグの時間に起きて、
実家から送ってもらったゆずを浮かべた湯ぶねで、本を読む。
それから早朝散歩としゃれこんで、徒歩出勤。

新しくやろうと決めた、あんなことやこんなこと。
これも、なかなかやる気が出ない。
明日こそは!と心に決めて、今日も早く寝よう。
マミヨシ堂」で、夏の浴衣をオーダーしてからね。
春もまだなのに!
そういうことだけ、早いんだもの。
魁皇が着ていた、バーバリーとのコラボものとか
雅山が着ていた、ねこのやつとか
そういうのではなくて
オーソドックスな柄が、なんともいいんだ。

2016年1月25日月曜日

映画とちゃんこのハイブリッド

年が明けて、映画館へ映画を2本観に行った。
ひとつめのときは、映画の前にいろいろ飲みすぎて、
後半は、お手洗いのことしか考えられず。

ふたつめのときは、ビールを飲んでいる人が皆無。
静かな映画だったので、プルを引くタイミングに気を遣った。
映画はどちらも、深いものだった。
映画を観ているわけではなく、
ないものを見ているわけでもなく、
ただ押入れを開けてほしいだけの、ぼっちゃん。
ひゃっほう!
押入れサイコ―!
この時期サイコ―なのは、押入れではなくて
ちゃんこなべです。

今週末は、ついに豊真将の断髪式。
断髪式のあとは、「ちゃんこ えびすこ」へちゃんこを食べに行きませんか?
(本来ならば「相撲茶屋 寺尾」へ行くのがスジなんですけどね)

豊真将改め立田川親方、どんな髪型になるのかしらん。

2016年1月22日金曜日

またね!

8つしか離れていない息子と深酒。
翌日の仕事にはちゃんと行けたのか、こわくて聞けなかった、
なんちゃって母。

息子から聞くボーイフンド氏の話は知らない人のことみたいで
私の話すボーイフンド氏の話は、息子の知らない人のことみたいだって。
そのふたつが重なって、彼という人の横顔が見えてきた。

店を出て、いつものように手を振ってわかれた。
「またね!」
大声で言われて振りかえると、自転車にまたがった息子が、
ふてくされたような顔でこっちを見ていた。
にやにやしながら、うっかり電車を乗り過ごしたのは、
いつものこと。

とおり道の沈丁花が少しひらいていて、もうじき2月なんだな、と
思ってから早や2週間。
あまったミートソースをああしてこうして、
ロール「してない」キャベツをつくった。
高校生のときに「ぺろりレストラン」で食べたのをイメージしたのだが、
そもそもあれが、ロールキャベツだったのかどうかさえ不明。
きんぎょ草を買ってきた。
あるかなしかの、微かなかおりが、いいんだよ。
ミキサーランプと、ねんねグッズを入れたざるをパトロール中のぼっちゃん。
おつとめ、ごくろうさんです。

2016年1月20日水曜日

しめさばと生牡蠣、ふぐのから揚げのブルース

ゆうべはめずらしく早く帰ってきたのに
酒くさかったよね~
あまりの寒さにそそくさと電車に乗って
帰り道で「ニューねこ正」をふとのぞいたら
おにいさんと目が合っちゃったうえに
奥の席が空いていたからつい、ね。

ボーイフンド氏だったら、怒っておかわりするであろう
我ながら、完璧なメニューのチョイス。

「君に教えることは、もうないな」
と言われた私ですから。

4月の「すみだ川ものコト市」の募集開始のお知らせが来た。
また出店するつもりだけど、なにかちがうこともやりたいな、と思っていたら
ずっと前に、パトロンが持ってきてくれた話を思い出した。

「あれ」をつくらねば。
(まずは過去メールの発掘からな・・・)

それから、「あんなの」もつくろう。
今度の休みは「ねこぞの」で、熱い湯につかって考えよう。
えっ
今度の休みは、新聞配達にマラソン大会ですよ

2016年1月19日火曜日

けしからん

元旦に恋におちたひとが
「明日は雪が積もるらしいですよ」
と言っていたことなど、すっかり忘れていた昨日。

ほうほうのていで会社にたどりつくと
エアコンが故障していた。
修理もしくは取換えには、数日を要するらしい。

ありったけのストール、(ましな)レッグウォーマー、マフラー等
体じゅうにぐるぐる巻きつけても、ふるえがとまらない。
にぎっているカイロさえ、冷えていく。

「日本酒飲もうか」
会社の人のひとことに、耳を疑った。
答えに窮している間に、その人はさっさとコンビニへ行き
さっさとお客さん用の湯呑みに酒をついで、電子レンジにイン。

あ、朝から熱燗ですか。
差しだされた湯呑みを両手で持って、しばし考える。

「建築現場なんて、昔はこうやって暖をとってたんだよ」
あ、あの、ここ現場じゃないし、あなたも私も現場に入ったことないし、
第一、お酒飲んだら仕事ができないんですけど~

とかなんとか言いながら、早くも冷めてきた酒を、ちびりちびり。
おお!温かい!
なんだか少し、寒さがやわらいだぞ。
寒い日が続きます。
この冬も「メンキー&ノンキー」のニットで、すてきに乗り切ろう。
仕事中の熱燗は、だめですよ。
帰ってからもまた、ワイン飲んでたよねぇ。

2016年1月18日月曜日

恋はいつも未知なもの、らしいよ

「ライブハウスねんね」専属ベーシストのリーダーライブは
彼の好きなミュージシャンばかりを集めた、
とってもすてきなライブだった。

いつもは深いシダの森のような音が、この日は
おいしいお酒を湛えた樽のような、情熱を秘めた音。

おかわりしたビールを舐めながらの
ベーシストとのおしゃべりも、いつもよりお互いに興奮気味。
「いつも来てくれてありがとう」と、CDをもらったので
また絶対にやってくださいね!とかたく握手をかわした。
その翌日は、ずっと会いたかった骨董商とようやく再会。
ひそかにねらっているたばこ入れは、まだ彼のものだった。
「メトロノームの音をたよりに来てください」
と、にくいことを言ってくれた古道具やさんはそのおとなり。
一軒おいて、身内のお店。

カナダのアンティーク屋さんでは、
まったくもって好みのコーヒーメーカーをゲット。
さっそく今朝は、いつもよりおいしい「毘沙門天」を淹れた。
どんなにねぼうしても、おいしいコーヒーは、ひとくちは飲まないとね。

そうそう
昨日はいいことがあったんだ。
ふた月に一度しか顔を合わせることのないひとが、元旦に恋に落ちたんだって。

いつもはクールで冷たい印象の彼が、
初めて恋を知ったかのようにはしゃぐ姿に
居合わせた全員が、しあわせな気分になった。
それで、あんな夜更けに帰ってきたのに、
鼻唄なんか歌いながら
お弁当をつくってたのか~

2016年1月15日金曜日

勝どき橋まであと2㎞

ぼっちゃんが左腕に乗って熟睡していたために寝返りがうてず、
非常に疲れて目覚めた。

おとなりのねこが鳴いている。
ということは、5:00だな。
ひさびさに走るか。

平日は時間がないので、勝どき橋までは行かない。
佃で、佃煮のにおいをかいで折り返す。

勝どき橋のむこうに見える橋は、なんていう橋かな。
その橋のむこうは、東京湾だ。

東京湾といえば、魚。
春になったら、魚を食べに、いちごのケーキを食べに、行こうかな。
魚なら「魚猫」の大将の奥さんがおとなりでやっているお店。
金目の煮つけたの、おいしかったな。

奥さんは、もの静かで声がちいさく、
大将は、見ためはこわいけれど、奥さんを気遣うやさしいおじさん。
春だけお目見えする「喫茶ニャーゴ」のいちごのケーキは、
ふだんあまいものを食べない私でも、必ず食べたい稀有なメニュー。
勝どき橋から東京湾をながめていると、海に行きたい気持ちが抑えられなくなる。
山に囲まれて育ったからか。
隅田川にだって、くらげとかエイなんかがいて
海フィーリングは、多少味わうことができるんでしょう?

2016年1月14日木曜日

落語にビールはいけません

落語に酒はつきものよ、と空腹にビールを飲んだのがいけなかった。

開口一番の、わん丈「寄合酒」が、かわいくておもしろくて
喬太郎の「転宅」がこれまた、かわいくてうまくてすごくおもしろくて
(しかも家の近所が舞台だし)
調子にのって、幕間にいっきにビールを半分飲んだのがいけなかった。
一番好きな三三が登場して、まくらを話したところまでは覚えている。

あれ?
なんだか三三がふたりいるように見えるぞ。
あれ?
噺が全然耳に入ってこないぞ。
あ・・・

拍手の音で目覚めた。
よりによって、三三の噺の途中で寝てしまったなんて!
「うとうと演芸ホール」は、こういうときのためにあるのではない!
今後、落語会ではビール禁止。

喬太郎の「転宅」で出てきた、伝説の女泥棒の名前がよかった。
その名も

高橋おでん
ボキなんて最初は、がらにもなく「オペラ」って名前だったんだぜ。
その前は、きゅうきゅう鳴くから「救急車」。

2016年1月13日水曜日

大女優の書いた恋愛小説

まったくもって趣味ではない、恋愛小説を読んでいる。

日ごろのおっさん生活とのバランスをとるため
自分に課した、いやがらせ。

正直いって

なんてめんどくせえんだ!

としか思えない。
あと数ページのがまんだ。

でも、任侠映画を観たあとの男性のように、
この本を読んだあとは、少し気取って歩くのもいいかもしれない。

往年の大女優といえば
エンゼルトランペットのような、つばの広い帽子をかぶっているイメージ。
こんな帽子をかぶったら、少しは女優然とできるかしらん。
「メンキー&ノンキー」にあります。
こないだ、ドイツ軍のコートを買ったばかりのくせに
どの口が言ってんだ!

2016年1月12日火曜日

コチ刺とミル貝、カキフライのブルース

ボーイフンド氏の月命日に、「ニューねこ正」ひとり飲みデビューを果たした。
デビュー初日は、美人でやさしい若女将の目の前の席。

ふたりのときはいつも
「うまいな」
「おいしい」
と、小声でささやきあっていたものだ。
初もの(特にかつお)のときなんて
おいしくて怒りだす始末。

それにしても
香りの記憶も残るけど
味の記憶って、もっとすごい。

ひまつぶしに持っていった本は1ページも読まず
おにいさんと三人、いろんな話をした。

調子にのって、もう一軒。
もとの生活に戻してからというものの
時間があればキッチンに立つようになった。
からっぽだった冷蔵庫も、にぎやかになった。
ミートソースは、彼とつくった味と遜色なくおいしくできた。
「ぺろりレストラン」には、まだまだ追いつかないか。

ぼっちゃんのパトロール場所であったレンジフード。
ひさしぶりに温かくなったものだから
ぼっちゃんの行動範囲も、もとに戻った。
あたらしい場所も、あるんだぜ。

2016年1月7日木曜日

人違いだなんて言わないで

三度目の運命の恋も
ただの人違い

ふと耳にした曲の歌詞。

人違いあつかいされた相手のことをかんがえると、
それが自分だったら、なんて思うと、
う~む

でも、なんだか明るくていいな。
人違いですませてしまうところ。

今朝の5時半は、まだ真夜中の気配だった。
オニオンスライスのような月が
朝焼け前の黒い空にくっきり浮かび
あおさぎ先生は
めずらしく前を向いて考えごとをしていた。

それにしても、ゆうべ突然つくったぎょうざ
我ながら天才的においしかったなぁ。

私が走りながら考えるのは、せいぜいそんなところ。
最近「サロン・ド・こけし」で、おねえさんに
「肩に力が入りすぎてます」
と言われた。

歯医者さんでも
「あなた、いつも歯をくいしばっているね」
と言われた。
歯をくいしばってるってぇのは、ボキのこと?

2016年1月6日水曜日

なぜに左遷

朝の正規ルートを歩いていて、
念願かなって昨年行くことができたバーを通りかかった。
うら若き女性画家がきりもりする、一枚の絵画のようなバー。
グラッパ、おいしかったなぁ。

店先に新しい漢文が書かれていたので、内容を調べてみた。

・・・な、なんという寒い、暗い、さみしい、悲しい詩!
左遷されたときのことを詠ったものらしい。

あのチャーミングな彼女は、なぜ、これをえらんだのだろう。
う~む
新年より、お弁当生活を再開。
元の生活に戻すことにした。

ずっと食べたかった、じぶんでつくったハンバーグ。
お料理再開第一号は、なぜか自分史上最高の出来であった。
手抜きそうじも、あらためてくださいよ。

2016年1月5日火曜日

ビスビスしてちゃダメよ


元旦の朝、近所の名門部屋に、黒塗りの車と大柄な男たちが大集合していた。
武蔵丸親方はじめ、マニア垂涎の親方衆が勢ぞろい。

しかし、こちらはこれから朝ジョグなのだ。
スカイツリーが、いつもより遠く、いつもとは逆の位置に見える。

東京の果てまで行ってきて、またその部屋の前を通ると
親方衆の姿は減り、土俵でぶつかり合う音が外まで聞こえてきた。

したっぱのおすもうさんは、稽古が終わっても
パイセンたちにたのまれた買いものをしたり
コインランドリーで大量の洗濯ものをしたり。
でも夜くらいは、踊らせてよ。

相撲界では、今月の初場所が終わってからが、お正月。
コンビニで会ったおすもうさん、お正月の飾りをまぶしそうに見ていた。
がんばって、出世してね。