2016年8月22日月曜日

小説家の愛した味と小説の中の味

あこがれのホテルの中の、小さなバー。
名だたる作家たちに愛されたホテルのバーで
作家の愛した酒、なるものを飲んだ。
案外あまいお酒が好きだったのだなぁ、
いや、執筆の合間にはこれくらいがいいのか、
想いを巡らしながら、すっぱめにつくってもらった酒をすする。

そういえば
その日読み終わった小説に
特急列車の中で、なんともうまそうにコニャックを飲むシーンがあって
そんなにうまいのか、と気になっていたので
それもお願いした。

小説のなかでそれを飲んでいたのは、遣り手の金満おじさんだったが
果たしてそれは、私にも同じく、うっとりするような味であった。
私も、りっぱなおじさんになったということか。
ある朝、家のドアノブに、袋に入ったこれが。
隣家の「ごや」であった。

おしりが黄色くなってきているので、早くなんとかしないと、
と、やはり、おしりが赤くなってきたししとうと
なす、玉ねぎ等とともに料理。

本当ならば地味な色合いに仕上がるはずが
色とりどりに、さもおいしそうに出来上がった。
これはまさに「ケガの功名」
・・・とは、言わない。

2 件のコメント:

Rie さんのコメント...

うまい!

Megumi Hasegawa さんのコメント...

うまかった!