2017年10月19日木曜日

横綱通りももう秋なのさ

寒い夜、いそいそと「ニューねこ正」へ。
小鯛おいしいよ、と美人女将に言われて
それをたのむ。
小鯛というより中鯛だね、と塩を振りながら女将が言った。

鯛が焼きあがるまで、つれづれ話しをしていたら
ふっと有線の曲が耳に入った。

この曲を聴くと、しみじみ、秋だなぁって思うんです、
などと言いながら
中学のころ、同級生男子が「この曲エロいよな」と言っていたのを
思いだした。

クラスでただひとり、早々に声変わりしていて身長も高く、賢い彼が
すこし苦手だったので、それを聞いてますます、畏怖の念を抱いた。
が、しかし
どこがエロいのか、皆目わからなかった。


先日、人生のパイセンたちと一杯やったお店でのこと。
おもしろいからトイレに行っておいで、
と盛んに言われたので素直に従ったが
民芸調の店内に合わせた、民芸調の飾り付けのトイレで
どこがおもしろいのか、皆目わからなかった。

が、手を洗う段になって気づいた。
これか!

あのころの中学生男子が感じた「エロさ」も
案外、これくらい単純なものだったのだろうな、と
わざわざカメラを取りに行って、トイレに戻った。

2017年10月18日水曜日

びわ湖はまるで海だった

栗をもらいに、「びわ湖高島くりマラソン」へ。

京都駅で待つ叔父叔母と昼食を約束していたので
駅弁や立ち食いそばの誘惑を振り切
・・・ることができずに、東京駅ホームにて
そばをすする。
俺ってほんと、こういうの、好きだよなぁ
と、新さんのまねをしてつぶやいた。(心のなかで)

前夜はやはり飲みすぎて、
酒くさい息を吐きながら
海のごとく大きいびわ湖をながめながら
しらさぎを数えながら
雨の高島へ。
どしゃぶりの中、なんとかかんとか、完走。

メタセコイアの並木道がすてきで
とにかくのどかで、自由で、よい大会であった。

参加賞のTシャツも栗も、大当たり。
初の近江ちゃんぽんも、温泉も、
地酒も、穴子めしも、松茸ごはんも、サバ寿司も、
全部最高であった。
・・・なのに、撮った写真が
れんこんベンチのみだなんて。

2017年10月12日木曜日

おんなじですね

「MOD BERBAR」にて
カーテンで仕切られた向こうがわの会話を
聞くとはなしに、聞く。
単身赴任でこちらに来ているというおじさんは
毎日両国橋を渡り、
毎日同じ惣菜屋でおかずを選び、
毎日ごはんを炊いて、
娘を愛し、
たまに自宅に帰る生活を、楽しんでいるらしい。

カーテンをがばっと開けて、
一杯行きませんか、と言いたくなった。



友だちの家に集まったときのこと。
私以外、みんな花柄のシャツだね、と言って
家主が、自室に入っていった。
しばらくして戻ってきた家主は
花柄のシャツに着替えており
花柄の洋服を持たない色白の彼女は
フルーツ柄のスカーフを巻きつけていた。
みんなでおそろいも愉しいし、
季節とおそろいも愉しい。
そんな傘は「しとしとぼっちゃん」にあります。

2017年10月10日火曜日

太刀魚のキムチ鍋を食べさせてあげたかった

年の離れた友だちと
快晴の休日に、ランチ。
観光客でごった返す他店を横目に、
「ぺろりレストラン」で
つもる話しをしながら、のんびり食事。


またね、と手を振ってから、
思い立って「うとうとシアター」へ。
うとうとなんて、1秒たりともできない
あっという間の、血沸き肉躍る時間。

やくざ映画を観たために、
映画館を出てから
黒塗りのクルマが止まるたびに
緊張が走る。

さっきまでの、穏やかで優雅だったランチタイムを
なつかしく思い返す。

ずいぶん多くの人間を、殺めてしまったものだ。
なんてね。
(すいません、見ず知らずの、ステキTシャツのあなた)

2017年10月6日金曜日

梯子酒ったら梯子酒

あの曲が頭から離れないなぁ、
と、脳内でヘビロテしていたら
突然、ラジオからその曲が流れてきた。
昨夜のライブで聴いた曲。
なかなか行くことのない街でのライブなので
早めに行って、街をうろつく。

ここかな、と思った酒場で
超高速で、やけどしそうな熱燗を2本。


ライブが始まり
「梯子酒」という曲でウェイウェ~イしながら
キリンラガーを飲む。

あ、これ梯子酒だ
と、気付いて
おのれのおしゃれっぷりに、ひとり照れた。

2017年10月5日木曜日

そんな夜もある

毎晩どこかで飲んでいるために
たまに「ハズレ」の夜もある。
やかましい客が、
あちこち席をうつったあげく隣にすわったり

はるか向こうの席で、うまそうに一服している客に
聞こえよがしに、嫌味を言う嫌煙家。
そんな夜は、さっさと退散するにかぎる。

反対側の席にいたふたりは、
きっと二軒めに行ったはず。
「ほら見て、まだこんな時間」
と、女性がささやいていたから。
帰り道
月を見上げて歩いていて
クルマにひかれそうになった。

危険だったけれど
我ながら
風流だ、
などと感心する。
川っぷちのベンチで、ひとやすみ。

このベンチでは毎朝、
仲のよいサラリーマンふたりが
一服して談笑している。

2017年10月4日水曜日

秋の夜長は「ザ・両国」と

きんもくせいが香るこの季節
ゆうべは、角を曲がったら
びんづけ油の匂いが漂っていた。
そりゃそうだ
両国だもの。

でも、意外な匂いも悪くないかも、と
翌日は自分の香りを変えてみた。
「サロン・ド・こけし」のマダムと
「MOD BERBAR」のオーナーを見習って、
少しはおしゃれをしないと。


脚の筋を傷めているため
飲酒とスポーツを禁じられている。
患部を温めてはいけない、というので
熱燗はお預け。
ビールを少し飲んで、おとなしく寝・・・
る前に、
「ザ・両国」もストレートで少々。

興がのって
長崎みやげのさつま揚げと
会津みやげのまこもだけを
長崎おでんのつゆで煮込んで、
ちょっとだけよ、と
つまんでいるうちに、
秋の夜は更けていく。

2017年10月2日月曜日

傷めた太ももだって、旅の思い出

旅の前日は
缶ビールでおとなしく過ごした。

現地に着くとすぐに、宿を飛びだして歩く。
昼食も食べたいが、早くまちの中が見たい。
初めて歩く、まちだもの。
翌日のマラソン大会の場所の下見もせず
チャリンコとも友達にならず
歩きに歩いて、昼食の時間を完全に逃すも
途中、なんとも好みの食堂を見つけてイン。

どんぶりめしをかっこんでいたおばあちゃんが
「ごめんなさいね、どうぞどうぞ」
と恥ずかしそうに立ち上がる。
夜は少しだけ地酒をいただいて、早く寝よう。
そう思っていたのに、そばでも食べようと入った2軒めで
地元のおじさんと話が盛りあがり
うっかり、にごり酒。

おじさんと入れ替わりに入ってきた人が
翌日の大会で走るというので、またもうっかり、おかわり。



翌日のハーフマラソンは、
途中から脚の付け根が
銀紙を噛んだようなかんじになって
なんとか完走したものの
残っていた写真は
特大アップルパイのみであった。



天然温泉が近くにあったのだけれど
昨日のおじさんに教えてもらったラーメン屋さんをめざして
脚をひきずりながら、炎天下を歩く。

途中、なんとも好ましい喫茶店で休憩をはさみ
ラーメンも美味しくいただき
また脚をひきずりながら
駅前のみやげものやさんへ。

ちいさなこけしをひとつ、買っただけなのに
見とれるほど美人なおばあちゃんが
つめたいものでも、飲んでいきな、と
椅子を出してくれたので
お言葉に甘えて腰かけて待っていると


・ジョア
・コーヒー
・りんごジュース
・かぼちゃと豆の煮もの
・おせんべいたくさん
・あまいお菓子
・おおきなくり3つ


が、次々にショーケースの上に並べられた。

「おいしいカレーがあるんだ、食べるか?」
と言ってくれたけれど、
昼食を食べたばかりなんです、と答えると
そうか、本当においしいんだけどな、と
残念そうな顔をした。

話をしているうちに結局、
ルーだけでも食べろ、と言われて
器にたっぷりのカレーをいただいた。
たしかにおいしいです、と言うと
そうだろ、とうれしそうに笑った。

2017年9月29日金曜日

そりゃだめだよ

愛する酒場に背を向けてさっさと帰宅し
毎晩毎晩、飽きもせずに
厚揚げと豆腐と納豆をつまみ
ノンアルコールビールを2本飲む。

本棚の本をめくりながら
ウイスキーをひとくちだけ飲んで早々に寝る。
たまには早朝ジョグもして
さらに歩いて出勤。

こんな生活をしているのは
健康診断と、マラソン大会のため。
マラソン大会はともかく
また旅ができるのが、うれしい。

終わったら、帰りの車内で
たくさん飲んで食べて
おっと
この旅に合う本も持っていかなきゃ。


最近読んでいる本は
特になにも起こらない、寝る前に最適な本。
しかし
あまりにもひんぱんに
「併し」
という言葉が出てくる。
1ページに5回は出てくる。

気になって気になって
文章が頭に入ってこないので、
また戻って読み直しているうちに
本が顔面に落ちて、寝るのが常である。

2017年9月26日火曜日

橙色の彼岸花のあるまちへ

日馬富士が、苦しみながらも、がんばっていたなか
夜間飛行、というほど遅い時間ではなかったが
夜の便で、旅に出た。
訪れるのは、2度めの場所であった。
以前教えてもらった、
夜12:00オープンの
ハンバーグがおいしい居酒屋さん。
1:00を過ぎてお店を覗くも、満員。
スナックに行くのも目的のひとつであった。

しかしこの街は、スナックが多すぎた。
2軒ほど呑んで回ったのに酔いが足りず、
ドアを開ける勇気が出なかった。
かに
「だめなやつだね」

たこ
「意気地なしめ」



初めて訪れたときに寄って、
とても好きになった洋服屋さん。
ここの女店主にお目にかかるのは、もちろん二度め。
でも、とてもなつかしく
古くからの知り合いに、逢ったみたい。

そこで、すてきなお店を教えてもらったり、
教えてもらったそのお店で
おいしいお店を教えてもらって
さっそく行ったり、
いいもの見つけたり。
かっぱ
「『いいもの』で、乙女心を取り戻したらしいよ」

パンダたち
「え~・・・・」
ただひたすら愉しかった旅の思いでにひたる間もなく
まもなく、健康診断とマラソン大会が。

旅の間にダイエットなど気にしたくはなかったので
週明けからストイックに行くぞ、と決めていたのに
るんるんパスタにさそわれて
マラソンレッスンの後にまた、食べて飲んでしまった。

2017年9月22日金曜日

ひっこしするなら

ひっこすぞ


ついに決意して、まずは物件を物色。
「ニャーニャーホテル」でホテル住まいも悪くないけれど
せめて、屋根はほしいなぁ。
「ニューねこ正」から、離れるのはイヤだし、
「土俵そば」が徒歩10分以内にないとイヤだし、
「両国図書館」のない生活なんて、耐えられない。


などと、わがままを言いながら物色していたためか
新居に引っ越す夢を見た。


しゃれたデザイナーズマンション。
外からまる見えの、大きな窓。
一階は、ひろびろとした、カフェ。

外から見上げて
ここに住むのか、と
夢の中で、ためいきをついた。
目覚めてすぐに
「喫茶ニャーゴ」へ。

コーヒーをすすっていると
もう秋のコーヒーになったことに、気付く。
この間来たときには、夏のコーヒーをおいしく感じたのに。

ここから離れるのも、イヤだな。

2017年9月19日火曜日

こんなところでも、気づかされる

友だちの展示を見に行って知り合った方の主催している
「おとなのデコぬりえ教室」に参加した。

プロの漫画家さん(今回は劇画)の描いた下絵に
ぬりえしてデコるなんて、なんだか楽しそう、と
軽い気持ちで寄せてもらったのだが
その下絵を描かれた漫画家さんとその奥さま
ふだん作品作りをされている方々などなど
プロ尽くしだけれど、なごやかな雰囲気の中
自分だけ必死に、色鉛筆を動かす。

かなしいことに
デコがまったく理解できずに、先生に仕上げてもらった。

おのれの乙女心が残量ゼロであることに気付かされ
激しく動揺しながら、大雨の中を帰宅。
こんなていたらくでは「サロン・ド・こけし」のマダムに
叱られてしまう!
女子力の高さナンバーワンである
「BAR GABGAB」白ママの姿をぬすみ見しながら
ひとまず、秘蔵のネイルを取り出した。


深紅のネイルを塗っただけでうっとりして
翌日、なぜか大掃除を始める。
本棚からベランダ、トイレにおふろまで。
すこし剥げてくすんだネイルを見ながら
やはり足は「ニューねこ正」へ。

「あら未亡人会の」

なんとこの日は、カウンターの半分が未亡人であった。
いつもきれいな未亡人たちを見て
思わず爪をかくした。

2017年9月12日火曜日

週末をひきずって酒を飲む日々

いろいろのイベントがあった週末。
平常心を保つために、朝ジョグを決めたが
どこをどう走ったのか記憶がなく、
カメラには
指が思い切り写りこんだ、さぎの写真が残されていた。


いただきものは
やはりその日が過ぎてから、いただくべきだろうと
第一イベントが終わった翌朝から
ぜいたくに、いただいている。
ひさしぶりのメロンなのに、
なんだかいつも見ている気がする、と思ったら!



次なるイベントは、初めての場所でのコンサート。
おのぼりさん状態で
わあわあ、口を開けてさわいでいたために
残されていた写真は、一枚のみであった。
見たことのない数のお花にも驚いたけれど
ファンからも、たくさんお花を贈られるということにも、驚いた。


おめあての彼
米つぶではなく、コーヒー豆くらいの大きさには、見えた。
うたごえハウス「ねんね」での、ミュージシャンとの距離に慣れていたので
あまりにステージが遠く感じたが
途中から遠近感がおかしくなって
コーヒー豆大なのに、目と口が見えるような気がした。

コンサート前、昼間からさんざん飲んで食べたのに
終わったらものすごい空腹を感じて
前かがみでよろよろ歩く。
ほうほうのていで飲んだ
ハートランドのおいしかったことよ。

さらに帰宅後、黒ラベルを追加。
気付けば当然、午前様。