ニャーニャーホテルのような、ともだちの新居

ご近所のともだちが、新居へ引越した。

そのお手伝いの合間に、屋上庭園へのぼった。

女手ひとつで、こんなにすてきなおうちをつくっちゃうなんて
ほんとうに、すごいことだなぁ、としみじみ。
気持ちのよい芝生に大の字になって、パンをかじった。

このあたりは静かだし、景色がよいから
さぞかしぐっすり眠れることだろう。
「ニャーニャーホテル」のように。

あの日、朝は勝どき橋まで走り、
それからマッサージでうとうと。
次に「深川福々」の配布で清澄白河から向島まで自転車をぶっとばし、
合間にいつものお店でコーヒーを飲んで
あわただしく引越しのお手伝いに合流。

口にしたのは、すいかを少しと、とうもろこし半分のみ。
ともだちの新居の屋上庭園でこっそり食べたパンで
なんとか夜まで乗りきったが、もう限界！と走って自宅
・・・を素通りして、いつものお店へ。
ビールが沁みたことよ。

ちょっと待て。

そのせいで、ボクの夕食まで遅れたんだぞ。

愛ある世界

幼なじみのなじみのお店が開店10周年とのことで
特別メニューのご相伴にあずかってきた。

愛情のこもったお料理と店主手作りのうつわが
ため息が出るほど素敵で
その手間ひまだけでなくて
心意気がじんわり伝わってくる。

先月、幼なじみとともに掘った、あまいあまい玉ねぎ。
それをふんだんに使ったオニオングラタンスープは
砂糖も入っていないのにやさしく甘くて
どれもこれも、目がさめるほどおいしかった。

野菜が足りなくなると、シェフが目の前の畑へとんでいく。
野菜がおいしいこの季節
ちゃんとにおいのする野菜を食べると、力がみなぎる。

「ぺろりレストラン」も、夏になってひそかに味が変わっています。
スパゲッティハンバーグのミートソースには
若いにんじんの葉が入って、いい香り。
やきそばサラダのサラダは、ただいまさらに大盛りサービスをしています。
裏メニューのポテトだって、ほくほくだぜ～

そのあと行ったバーでもまた、
愛のこもったおつまみを、ちびちびたくさん、いただいた。

世の中には、思慮深い、愛情のふかい人たちがこんなにいるんだな、と
その日会ったひとたちに畏怖の念を抱き、しみじみ酔った。
ともに飲んでいた渋いマスターが、だんだん酔っぱらって
いつの間にか、おもしろおじさんになっていた。

ボキが、きちんと留守番してたおかげですからね。

「おはよう！商店」に新メニュー登場

広告には出ていなかったが
「おはよう！商店」に、新メニューが追加されたもよう。

あのお店、勝手にメニュー増やすから
見張っていないとね～

これまでパンが中心だったけれど
実はおにぎりもあるのです。
のりを切らしたときは、みそで漬けた、しその葉で代用し
それがまた人気だった。

そしてこのたび登場し、一部のファンを狂喜乱舞させているのが・・・

とうもろこし。

どこかこわれたんじゃないか、と
我ながら不安になるくらい
すいかロードレースの日からずっと
手に入らなかったとうもろこしのことばかり考えていた。

ようやく口にしたのは昨夜。
ぼっちゃんに「早くしてよ～」と言われながら
あつあつのそれを分けあって食べた。
口がひんまがるぐれぇ、あめぇな！
と言いながら。

もちろん翌日の朝食も、とうもろこし。
その夜もきっと、とうもろこし。

ほんとうに、おいしいんだから。

青春ノークレーム・ノーリターンですよ

若いころに欲しかった洋服や靴

手に入るようになったら

もう、にあわなくなっていた

というのは、よくあるはなし。

しかし

ここ数年、気に入って着ていた洋服

今年になったら

突然、にあわなくなっていた

というのは、最近のはなし。

が～ん！

でも

おとなになって

行きたい場所に

時間のやりくり次第で

行けるようになったのは

よろこばしいこと。

でかけた先で気が変わったとき

なつかしい顔に逢いたくなったとき

あの川の向こうに行ってみたくなったとき

トンネルをくぐりたい衝動に駆られたとき

「はとエアライン」「こうもりエアライン」で

逃げるんだ！

（なにかあったのか？）

アルコール飲んでなくても記憶なし

週末の朝は、日陰をえらんで長めに走った。

距離を測るために持って出た携帯に

なぞの写真が残されていた。

外国人観光客のみなさんが

対岸の神田川にかかる柳橋の写真を撮るのに

絶好の場所なのに

なぜ「さまた」？

なぜ「そとむそう」？

いつも見ている、この欄干

どうして写真におさめたのだろう。

記憶にない。

お酒飲まなくても、これだもの。

別の日、
元旦に恋に落ちたひとと再会した。

あれから恋はどうなったのか、聞きたくてたまらず
そうしたら、同じくしびれをきらした友だちがずばり聞いてくれて
半年ほど会わないうちに、思いがけない早さで展開していたことがわかった。

今度みんなで遊びに来てくださいよ、と
ふたりの住むおうちにも招待してもらっちゃった。

しあわせな大人の恋の話をつまみに、「BAR GABGAB」で、酒は進んだ。
めずらしく記憶はなくさなかった。

酔って帰ったくせに、きちんと洗いものしていたもんね。

あまいものが苦手な方にも！「両国のさんぽ道」

あのひと
また酔っぱらって帰ってきてさ

ボキのごはんを用意してる間に
寝ちゃってさ

夜中に目覚めて
呆然としてるの

ひっくりかえして、床にちらばった
たぬきそばの天かす

なにをどうしたのか、ぼこぼこになった
メロンソーダのボトル

あまいもの、好きじゃないのに。

あまいものが苦手でも
この「両国のさんぽ道」は好き、という方は多い。
あんこが特に、おいしいからね。

このうそつきバッタめ！
最近よく、あまいもの食べてるじゃニャイか～

コーヒーと俳句

体調を崩した週末
ふとんの中でコーヒーの小説を読了。

毎朝コーヒーを淹れているというのに
いつものお店で飲まずにはいられなくなり

いつものコーヒーを、いつものお店で
いつもと違ってのんびりと飲んだ。

おおざっぱなのに、コーヒーを淹れることに関しては天才的な
私と同い年の端役女優。
彼女の選択に、溜飲が下がった。

そしてこのお店で選択したコーヒーとプリンで、私も溜飲が下がった。

別の日
いつかはやろうと思っていた、俳句の会に参加した。

文字数はおさまったものの
おもしろくない出来だな、と思った句が
手直ししてもらって
見違えるほどに、生まれかわった。

今年の夏こそ
デビューしますよ。

8月の旧安田庭園に、私の句が風にたなびくさま。
そしてそれを見上げる
がまがえる一家・・・

かえるのお店で
おもしろい紙しばいを見せてもらったから
今度は、かえるブームだな。