2020年2月4日火曜日

むだ足にも、あんよ

約束の時間までかなり余裕があるので、以前から行きたかった美術館へ行くことにした。
全力で走っていったのは、早く着いても30分で閉館だから。最寄の駅で降りて経路を調べようとスマホを取り出すと営業時間外と書いてある。まさかの休業日であった。

時間はまだまだある。では別の美術館へ、とその前に今聞いてるラジオの放送局のショップでも見に行くか、と踵を返す。このものすごい坂道はもしや噂のあの坂道か、と辺りを見回すも度数の弱いメガネをかけていたためにすべてがにじんで見える。ようやくたどり着いたショップでフリーペーパーを頂戴し、さて別の美術館へ行くかと電車に乗って経路を調べると既に閉館していた。ならばとまた別の美術館を目指すもそこもまさかの休業日。
これを人はむだ足という。

むだ足にもやさしい「あんよ」の靴はねまちにあります。

2020年2月1日土曜日

豪風引退押尾川襲名披露大相撲

寝込むライスの日々が何日続こうともインフルエンザにだけはなりたくなかったのは「豪風引退押尾川襲名披露大相撲」を観に行きたかったから。
日頃の行いは相当悪いがなんとか行くことができた。
魁皇の引退相撲のときに泣かされた司会のNHKアナウンサー刈屋さんにやっぱり泣かされ(声がちゃんと出れば豪風コールしたかったなぁ)マゲを切ったあとの押尾川親方のあいさつで泣かされ
 (亡くなったご両親の写真を掲げて退場するなんて!)
相撲甚句や初切で笑っていたのが遠い昔のよう。すっかり大きくなったぼっちゃまとの取組と彼が父親のマゲにハサミを入れるのを思い出してまた温かいものが込み上げてくる。

なんていい引退相撲だったんだ!

この日は幼なじみとそのボーイフンド氏と三人で。
幼なじみが持参してくれた雷電ビールとたくさんのおつまみ、鶴竜弁当ににごり酒があっという間に消え、国技館を出たあとに立ち飲みで一杯ひっかけたのちに「ニューねこ正」で仕上げの2杯。自分が寝込むライスしていたことさえ遠い昔のよう。

2020年1月31日金曜日

ありがたや

気分のすぐれない夜、用事を済ませて「ニューねこ正」ののれんをくぐったら、このところよく会うスリムランナー青年。また会いましたね、とごぶさたしているマラソンの話など。
函館のよさについて青年と美人女将から強く語られて、気持ちはいっぺんに函館へ。すっかり気分もよくなり愉しく帰宅。
翌日もまた気分がすぐれず、こんな日はあのお店だなと一目散に向かう。なかなか読めなかったフリーペーパーをめくりながらのんびりと熱燗を飲む。気分はよくなった。
お勘定を終えてコートを着込むと離れた席に見慣れた顔。たまに行くお店の大将だ。あいさつだけしてお先に失礼しようとしたが、誘われて同席。そこは大将の同級生のお店だと聞いていたが、フンド氏の父上の行きつけのお店でもあり、今は私の好きなお店のひとつ。ただしここでの自分は無口な中年客であった。このお店の美人女将とも必要最低限しか話さないが、実はお互いに憎からず想っていたことがわかり恐縮しきり。
気分がすぐれないときはさっさと帰ればいいのに、と思うがこんな楽しい夜が続くこともあるものだから酒場はありがたい。

その翌日、労働中に具合が悪くなり唸りながら医者へ。インフルエンザではなかったが、ちっとも回復せず寝込むライスが続く。そんなときにフンド氏の実家の病院で看護師をしていた方から思いがけず電話。妹からは大好きなスープなどがごっそり届き、たまたま電話をくれた友達から励ましの言葉をもらってしみじみありがたいなぁとまた寝込むライス。

グッスリホテル

遠方へ泊まりがけの旅に出るとき、宿はまぁなんでもいいかなと思っていた。食事はその街を歩いて見つけたお店でとるしあとは眠るだけ、起きてすぐはなにも食べたくないから素泊まりでいいや。

そんな旅の常をひっくり返したのが「グッスリホテル」
あちこち歩いて疲れた体をふとんにすべりこませたとたんに、あっという間に深い眠りに落ちる。その日寄ったお店や話した人たち、きれいな花や珍しい建物を夢で反芻して旅の思い出をよりくっきりと際立たせ、目覚めると不思議と腹の虫が鳴り出す。

寝具は部屋によってタイプもカラーも異なるので、好きな部屋を選べるのもうれしい。
「グッスリホテル」は、旅先でホテルの部屋にいる時間が少ない貪欲なあなたに気持ちのよい眠りを提供します。朝食は
「おはよう!商店」のレストランでどうぞ。
その街で朝食をとりたいと思っているお店があっても、少しばかりの腹ごしらえは必要。
私も以前、朝食はあの港のうどんだなどと決心していたがそこまでの道のりを考えて朝食前の軽い朝食として食べていったことがあるが正解だった。

2020年1月28日火曜日

近くへ行きたい

遠くなくてもよい。
近くのどこかへ行きたい。そして、街中をうーんと歩き回りたい。
そんなあなたにうれしいお知らせです。
歩いても歩いても疲れない、しかもおしゃれな靴だけを取り揃えている靴屋さん「あんよ」がねまちにオープンしました。
フルマラソンの翌朝でも、道を間違えてあわてて引き返したり寄り道したりしても、脚を引きずることなく初めての街を楽しむことができます。

旅の気分を盛り上げるすてきな旅行かばんとセットで揃えると、玄関を出たときからもうその旅は楽しいものになると約束されたも同然。

甘夏書店さんで、ぜひ手にとってみてください。

2020年1月25日土曜日

旅のお座敷ブックマルシェ

1/25(土)から甘夏書店さんで始まる「旅のお座敷ブックマルシェ」に新しいマッチが登場。
(写真は撮り忘れたのでお店で改めて)
甘夏書店さんの頭の中はおもしろい企画でいっぱい。しかもそれを実現しちゃうんだからスゴいんです。旅に出たくなる本や雑貨がいっぱいだというので早く行きたいなぁ。

ねまちのマッチでは、新しくオープンした最高級ホテルと旅には重要な靴のお店のマッチが初お目見え。詳しくはまた。

2020年1月24日金曜日

友だちとおいしいものはいつもやさしい

それにしても不思議に思うのは、マラソンをしていなかったら出会うはずのない人たちとマラソン以外で会っているとき。住んでいる場所もしている仕事ももらっているお給料もダンチなのにいろんな話題で盛り上がるたびにそう思う。

その晩は海外の駐在員だったメンバーと走った。住んでいる家もしている仕事ももらっているお給料もダンチな上に、近ごろでは走ってる距離さえもかけ離れてしまったみなさん。のんびりおしゃべりして走りながら、自分に足りないのはそこか、と目が醒める。
また別の夜は、住んでいる場所もしている仕事ももらっているお給料もダンチな別のメンバーと走る・・・つもりが体調不良のために食事だけご一緒。突然とあるヘンタイ大会に誘われたときに自分に悩み事がありそれどころじゃねんだよ、と断ったところ相談に乗ってくれるという。走ること以外の話をしたのは初めてだったが、とてもシンプルで的確な助言をくれた上に美味しいお店で美味しいものを食べて飲んで午前さま。
また別の日には、ぼろぼろに弱っていた私に痛いところを突く優しい言葉をくれた友だちもいる。

60歳を越えてできた友だちは大切にしなさいと母親に言われたからそうするんだ、と義兄が以前言っていた。
でも40歳を越えてできる友だちってのもなかなかいないので、これからもお付き合い願いたいものだ。まずはあちこちが治ってからな。