ねまちにっき
一日の終わりに行くことのできる「ねまち」のお店のマッチを紹介します。
2019年4月23日火曜日
春のおべんとう
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春のおべんとうは、外で食べるのがよい。 もっというと、水が見える場所なら言うことはない。川とか海、湖、池とかね。 川を眺めて春のおべんとうを食べていたら、思い出した。 むかしむかし、森の中の大きな池のほとりでおべんとうを食べていたときのこと。 その池は木...
2019年4月18日木曜日
そば屋へ行くつもりじゃなかった
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例によって深酒した翌朝、目覚めるととてもよい気分であった。 この時間なら軽く朝ジョグをキメられる。 しかし布団の中であれこれ考えているうちに、考えが変わった。 そうだ、あのおそば屋さんへ行こう。 今朝はいつもの「おはよう!商店」をやめて 朝ソ...
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2019年4月11日木曜日
花見でなく、つぼみ見
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毎年呼んでもらっている花見へ、今年も行くことができた。 花見というものは、時期にアタリをつけるのが難しい。 この花見も例外ではなく、かつては三分咲きだったり、花吹雪だったり、にわか雨だったり、したこともあった。 目的地が近づくにつれて、桜の花が少なくなっていく。 ...
2019年4月10日水曜日
春雷
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その日を心穏やかに迎えることができてよかった。 何年たっても悲しいこの日だけれど、朝からいい予感しかなかった。 時間を決めずにふらりと行った場所にて。 もの想いに耽っていたら、後ろから声をかけられた。振り向くと、以前お世話になったひとであった。 今や傘職人のそのひと...
2019年4月4日木曜日
三助よ、背中を流しておくれ
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先日行った温泉にて、男湯にのみ、ねこの三助が来たらしい。 その三助は突然露天風呂に現れて 「ンニャ~(お背中流しましょうか)」と声をかけてきたとのこと。 丁重にお断りすると、しばらく湯気にあたってからどこかへ歩いて行ったらしい。 後に玄関で会った三助に、...
2019年4月2日火曜日
おしゃれをしよう、自分のために
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憂鬱の象徴でしかなかった桜が珍しく美しく見えたある夜のこと。 友が、急に語りだした。 「実は、話していて全然楽しくなかった」 「実は、少しずつ、すーっとイヤになった」 「実は、正直1ミリも尊敬できなかった」 「実は、ばかだなぁってずっと思ってた」 「実は、どうしても...
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2019年4月1日月曜日
活字中毒ではなく依存症
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田辺聖子依存症になり、貪るように読んでいた時期があった。 多作な著者なのでしばらく困ることはなかったが、ついにディグの壁にぶちあたった。 女流作家が苦手だったので新規開拓が難しく、信頼する本屋さんに愚痴をこぼすと、こんなのどうでしょう、と次にお邪魔したときに用意してくれて...
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