ねまちにっき
一日の終わりに行くことのできる「ねまち」のお店のマッチを紹介します。
2018年11月28日水曜日
五夜連続と二夜連続、そして30周年
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お気に入りの場所には、連日でも行きたいもの。 それが、おいしいものを出してくれる感じのよい飲み屋さんなら、なおさらである。 かつて、5日連続通ったのが「ニューねこ正」。 それでも飽きずに、定休日をはさんだ翌日にまたのれんをくぐったものだ。 同じひとでも、同じお料理でも...
2018年11月20日火曜日
ブレないぜ
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秋晴れのとある日、「フカガワヒトトナリ」というイベントの第1回めで、尊敬する友主宰の鹿肉WSにご招待いただいた。 さすが尊敬する友。今までのトラウマがいろいろな意味で払拭された。 内もも、外もも、芯玉の三種類を、ばつぐんのロケーションでにぎやかにいただく。 初対面の...
2018年11月13日火曜日
すべては笑われる景色
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しばらく会えなくなるひとに会った。 互いに疲れていたので、薄いお酒に淡白なおつまみ。 「看板あげるから、つぎはあなたがやりなよ」 大切にしてきたお店を閉じる決断をしたそのひとが、笑いながら言う。 私にこの名前は荷が重いですよ、と大きく首を振った。 ...
2018年11月7日水曜日
汽車旅の本あるいは酒
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西へ向かうときには、西の作家の本を読むのだ。 そう思って、古いのに古くさくない、西の作家の本を携えて出かけた。 朝の新幹線のホームは、高揚した空気に満ちている。 つられて高揚して、マラソン大会に出かけるというのに、ビールを手にとってしまった。 プルタブを上げる...
2018年11月2日金曜日
日本シリーズにGは出ていませんよ、とは言えなかった夜
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毎度おなじみの酒場へ登場。 ひとつだけ空いていた席にすべりこむと、「そこだと、テレビ見えないでしょう」と、マスター。 そういえば日本シリーズをやっている。 すぐ隣には酩酊した老紳士。 野球といえば、東京ドームのほど近くの友だちのお店で、その日敗けたGファンのお客さ...
2018年10月31日水曜日
匂いを嗅ぐ
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近所のお寺でもらった、かりんのおしりの匂いを嗅ぐ。 かりんのおしりは、きりっとした晩秋の匂い。 椅子には、あの古道具屋さんの匂いがまだしみついている。 甘さのない、枯草のような匂い。 朝は一杯のコーヒーを淹れる。 コーヒーは朝の匂い。 寝る前には...
2018年10月29日月曜日
セネガルの夜は更けて
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打合せをしている間ずっと、階下のレンタルスペースからのおいしそうなにおいと複雑なリズムにのせた激しい歌声が気になっていた。 すべてが終わって階下を確認すると、そこにはすらりと背の高い、無駄な肉のついていない、おもいおもいのおしゃれをした黒人男性のみが食事や歌、おしゃべりを愉しん...
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