2019年11月14日木曜日

さらに マクガフィン

寝ても寝ても眠くてたまらない。
お久しぶりねの「おいてけ堀」でそう話すと、秋だからとちがう?と友だちに言われた。
どんなに早く床についても朝はぎりぎりまで起きられず、お昼前にこっくりこっくりしてお昼後にもこっくりこっくり。
どんなに早く床についても早朝ジョグをキメることができず、さらに早朝そばをキメることもできずにいる。


いつも絵や美術館の話しをする酒友だちが貸してくれた本が重い内容なのになんともいえずおもしろかったので、その本の話を肴にまたもや飲みすぎた。国家の陰謀ではないか、という結論に落ち着いた。
勧められた本を読むのは新鮮だし、勧めてくれた酒友だちのことがわかる気がしておもしろい。
最近読んでいる長編は佳境に入っているのになかなか進まずもどかしい思いでいたら、やっと新しいフェーズに入った。続きが気になって、寝坊したくせに今朝ちょっとだけよ、とベランダで本を開いた。ついにやってしまったか・・・これからどうするんだ平三(主人公)よ、と落ち着かない気持ちで弁当をつめる。


宇宙初オンエアの新曲を聴き終えたあと、あまりのカッコよさに思わず立ち上がった夜。
こんなカッコいい曲を作ってしまったの!と興奮していてもたってもいられなくなったが配信は再来週。これを爆音で聴きながら走りたいな、と思ったが、まずは早起きをしなければ叶わないこと。

2019年11月12日火曜日

時は流れるが戻るすべはなくはない

それは、じわじわとやってきた。
お風呂にためていたお湯があふれるように少しずつ、
毛糸がセーターになってゆくように少しずつ、
季節がいつの間にか変わるように少しずつ、飽きの気配がやってきた。


いつかはこの日が来るだろうと思っていた。
走ることが楽しくなくなったから仕方ない。
熱しにくく醒めやすいわりには長く続いたじゃないのと、無理をするのをやめた。それでもイベントごとはまだあるが、これはもう粛々とこなすしかない。

またいつか、散歩のように走りたくなったら再開しよう。

2019年11月11日月曜日

スカイツリーと東京タワー

夜の甘夏書店へ件のブックカバーを納品した帰り道。
目の前にはスカイツリーと満月。
こんな晩はしみじみ飲みたい、ということでフンド氏のお父さま行きつけのお店の暖簾をくぐる。
禁じていた熱燗も、こんな夜には解禁でしょう。
こちらではこの時期、牡蠣のオイル焼きのあるかなしかが季節の変わり目となる。
入手したZINEを読みながら、胃の腑に染み渡る菊正宗。しかし酔ってはいられなかった。
翌日は、月末のマラソン大会に向けて姪が合宿にやってくるからだ。しかも今回は下の子も初参戦。

当日は、姉妹お揃いのスエット上下で張り切ってフンド氏邸を訪問。行こうって言ってくれるんだからありがたい。ええ子たちだ。
それからのんびり歩いて公園へ向かうも、ビタイチ走っていないことに気付く。
夜は姉妹ご所望のどじょうのから揚げを求めて「ニューねこ正」へ。
自分の好きな酒場へ姪姉妹を連れて飲みに来る日が来ようとは。飲んでるのは自分ひとりだが。
お腹を満たしたらやはり姉妹ご所望の銭湯へ。
日本酒風呂ではなくローズヒップ風呂で温まり、風呂上りは牛乳と瓶コーラでキメる。

よふかししたくてもできない幼い姉妹の寝相の悪さに笑いを堪えながらいつもの本の続きを読んで眠りに落ちた。

フンド氏がいなくなって以来、ひさしぶりにまともな朝食をつくった翌朝。
びろびろベーコンに目玉焼き、そして「ニューねこ正」でいただいたメークイーンがおいしかったのでそれも添えて。じゃがいもをフンド氏にもあげようよ、と姉妹が提案。ええ子たちだ。

この日ははとバスに乗ると決めていた。
オープンエアの2階建てのはとバスで都心をぐるっと回る。妹の方は風邪薬が効いて爆睡していたが、姉は静かに楽しんでいてくれたようでよかった。
東京タワーの色は赤ではなくインターナショナルオレンジであると初めて知った。

この日の昼食は万世に行くと決めていた。
白いシャツをぱりっと着た店員さんがワゴンでステーキやハンバーグを運ぶ、なつかしいファミレスのような雰囲気が好きだ。
肉食姉妹は大人仕様のメニューをぺろりと平らげた。
そういえばこの時間までビタイチ走っていないことに気付く。形ばかりでも走らねば、と隅田川のあちらがわに渡って吾妻橋までのんびり歩く合間に少し走る。

夜は妹夫婦と甥と合流して宴会。
しかし子どもを育てるってのは大変なことだなぁ、よくぞここまで育てたなぁ、と心から感服。
保護者がいるおかげで気が緩んで、気持ちよく酔った。

2019年11月8日金曜日

本と遊ぶ!ブックカバー・しおり展は明日から

本日搬入の「本と遊ぶ!ブックカバー・しおり展2019」に出すブックカバーは、昨夜遅くに完成した。
ねまちの銘店「土俵そば」のブックカバーで、しおりは海苔のついたおそば。
 表紙を開くと、そばをすする生姜。
裏表紙を開くと、やはりそばをすする梅。

このブックカバーに合わせたいのは、池波正太郎著「むかしの味」。(もしくは『散歩のときになにか食べたくなって』)
ちょっといいお蕎麦屋さんで注文したおそばを待ちながら、あるいは旅先で食べる駅ソバを愉しみにしながら、このブックカバーで本を読んでみてはいかがでしょう。
飛び散るおそばが邪魔くさく、梅がやけにかさばるブックカバーではあるけれど、おしゃれは我慢であると「サロン・ド・こけし」のマダムも
「MOD BARBER こけし」の店主も申しております。
久しぶりに、売れませんように!と思えるものができました。



本と遊ぶ!ブックカバー・しおり展2019
日時 11月9日(土)~30日(土) 12~18時 最終日17時まで
※火・水定休

場所 甘夏書店 〒131-0033 東京都墨田区向島3-6-5 一軒家カフェikkA2F


ブックカバー作り最後の追い込みは、イヤホンで音楽を聴きながらおこなった。
静かな場所で聴くと新しい発見がある曲がいくつもあり、集中しながらも時には目を潤ませ、歌ったりヘッドバンキングしたりして完成のときを迎えた。

完成と音楽で気分が昂揚してフラゲしたワインを開けた。
フンド氏に見せたら褒めてもらえただろうなぁ、そうだ、誰かに写真を送り付けたろかと思ったが、既に日付が変わっていたので我慢。我慢してなぜか掃除を始めた夜更けに聴くCreepy Nutsの「よふかしのうた」は、ナニモノにも代えがたい。

2019年11月7日木曜日

NO MUSIC,NO LIFE

労働と仕事と課題の先が見えてきたある晩。
今夜くらいは飲ませてよと赤ちょうちんならぬ、はためく暖簾に誘われてみた。
遅い時間だったのでもしかして会えるかな、と思っていた酒友がカウンターの人気席に座っていた。
カキフライあるよ、と美人女将が言うか言わないかのうちにカキフライを注文。ぶりもよいし新さんまの刺しもよい、と白板を見てうなっていると酒友もうなっている。乾杯して、秋のメニューって迷うから困るよね、と互いに来たおつまみを見たら、ほとんど同じものだった。

「ニューねこ正」を出ると、うっすらかいていた汗がたちまち冷たくなった。
晩秋のこの感じ、嫌いじゃないぜ。


愛用のiPodクラシックを洗濯してしまってからしばらく、歩きながら音楽を聴くことができなかった。クラシックは重くても大きくてもデザインが好きだから他のものに浮気することはなかったが、好きな曲を爆音で聴くことのできない日々は味気なく、耐えきれずに禁断のiPod nanoを購入。カラーは禁断のレッド。
しかし音楽を持ち運べる喜びにくらべたらこんなことはどうでもよい。
寝不足でも気持ちのよい朝に聴くORIGINAL LOVE「ゼロセット」は最高。

2019年11月5日火曜日

去りがたいまち・京丹波町と長いランチ

毎年一度、関西に住む叔父と出るマラソン大会。
今年は
黒豆で有名な京丹波町「京都丹波ロードレース」に、叔父叔母とともに参加。

今回はめずらしく気持ちもわくわくしていたが、やはり疲れるものは疲れる。へとへとでゴール。
前日に叔父叔母とビール・ワイン・日本酒を飲んだせいではない。

いわゆる「京都」にはまったく興味はないのだけれど、田辺聖子の小説に出てくるこのあたりは時間が止まったようで、なつかしい気持ちになるなんとも好きなまち。去りがたかったなぁ。丹波の黒豆はもちろん、他にも名物だという巨大なしめじや丹波ワインなどをおみやげに買ってもらった。
ふだんマラソン帰りは疲れて飲みに出かけてしまうのだけれど、試食させてもらった巨大しめじがあまりにおいしかったので香りを愉しみながら、発売前のワインとともに夜更けにいただいた。
丹波の黒豆も、こんなに新鮮なものは初めてで、ワインがすすんだ。


優雅な晩酌を終えた翌朝は、祝日のマラソン練習会。
カラダは疲れていなかったが、朝から課題に少し手をつけるうちにサボっちゃおうかなぁという考えがむくむくと頭をもたげてきた。このまま課題を続けて果たして進むのか、二度寝するのが関の山ではないのか、しかし練習会に出たら昼酒してしまうし、いやそれを断って帰宅すればランと課題ともにできて今夜は美味しいお酒が飲めるはず、などと逡巡してひとまず顔を洗った。

お天気が最高によいこの日の練習会は、先日金沢で知り合ったエリートランナーたちが参加しての街ラン。オリンピック会場を目指して気持ちよく走るうちに前日の筋肉痛が出てきた。外苑や青山墓地、国立新美術館や六本木ミッドタウンなどを駆け抜けるうちに腹の虫がにぎやかになり、早くなにか食べたいな、と考え始めた頃には課題のことはすっかり忘れていた。

ランチに出かけたはずなのに、外に出たら辺りには夜のとばりが降りていた。
走った時間より長く飲んでしまった。


昼間の街ランで見たクリスマスツリーはきれいだった。湘南ねこ美術館ではクリスマスのマッチが待っています。
甘いものはあまり好きではなかったのに、おみやげでもらった丹波栗のシフォンケーキがおいしくて、また好物が増えてしまった。
銘菓「両国の恋人」も、無性に食べたくなるときがあるんだよなぁ。

2019年11月1日金曜日

ねこたちのクリスマス展は明日から

熱燗が美味しくなったな、と思ったら11月になった。
11月といえば「ねこたちのクリスマス展」が明日11/2(土)から始まる。
ハロウィン気分もビタイチ味わうことなく、クリスマス気分に突入するあなた、私も同じです。
熱燗で晩秋に気付くのも悪くないけれど、葉山の静かなねこ美術館へ初冬の訪れを感じに行くのもよいもの。
いつもの「喫茶ニャーゴ」が、気合いの入ったクリスマスケーキをつくりました。
観に行ってみてください。

「ねこたちのクリスマス展13」
湘南ねこ美術館
神奈川県三浦郡葉山町下山口1502
11/2(土)~12/24(火)の土・日・月曜日(12/24は開館)
10:00~17:00


いいかげんに次の課題に取りかからないと、と焦る一方で観たい映画が3時間近い上映と知って気持ちが怯んだ。上映が終わったら帰り道で赤ちょうちんに誘われてしまう。赤ちょうちんに誘われたらねむくなって作業などできない。
飲まなきゃよいのでは、という発想はない。
映画は後日にして、久しぶりにウィスキーでも飲もうかな、とそんなお店にイン。
今月も来月もイベントごとが多くて、財布に穴でも開いてるのかってほどフトコロがさみしい。
飲まなきゃよいのでは、という発想はない。


幼なじみから来月のライブどうする?のメッセージ。
フトコロがさみしいからなぁ、と0.5秒ほど迷ったが行く!と即返信・即チケット購入。
前々日に別のミュージシャンのライブがあるのはわかっていたが、こういうのって勢いが肝心だから、と手帳に書き込もうとして手を止めた。
その翌日もまた別のミュージシャンのライブであった。