先日入手したばかりのCDを聴いていたら、あ、これ好きだ!という曲を発見。
リリックをチェックしたら、テーマを走ることに喩えたものであった。
この曲を脳内ヘビロテしながら走ることができたら、気持ちいいのだろうなぁ。
などと他人事のように考えながら、この数日間で何度ヘビロテしたことか。
1週間後は、マラソン大会。
ああ・・・
別の日。
おひさしぶりねの「おいてけ堀」で、大きなテーブルで相席になった。
ご年配の男女6人ほどだっただろうか。
各自1皿ずつお豆腐を頼んでおり、舌鼓を打っていた。
こちらもお豆腐をください、と注文すると、同じテーブルのみなさんがこちらに微笑んで頷いた。この感じ、小説で読んだことがある。
香港で入ったレストランで、黒社会のにおいのする老齢の男性がオーダーしていたウェルクという貝。主人公がマネして注文したら、その男性がこちらを見て微笑んで頷いた、といったシーン。
そもそもその貝はメニューに載っていない、おそろしく高価なものでお豆腐とはまったく異なるのだけれど、同じおいしいものを注文した者どうし、ようございますね、といった気持ちはよくわかる。
「ときに、ハセガワはどうなんだ」
「ああ、ハセガワね」
「ハセガワは、たしか・・・」
温奴の生姜にむせて、かつおぶしが喉をふさいだ。
ここにも「ハセガワさん」の知り合いが。
しかも、これまで出会った(というより盗み聞いた)方々と違って、ヨビステだ。
話題までは盗み聞きしなかったけれど、急に酔いがまわってきた。
深夜のラジオ番組を朝に聞くのが好きだ。
夜の空気をまとった声と音楽が、朝のせわしない時間になぜかしっくりする。
いつものように深夜のラジオ番組を朝聞いていたら、件のヘビロテ曲(※『両国のひと』ではない)が流れてきた。
こんな日は、きっといい一日になる。
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