2023年1月30日月曜日

食べたものと大相撲初場所

仕事の関係のみなさんともんじゃの夜。
私が生んでいてもおかしくない年齢のお嬢さんたちと誘ってくだすった友だちは、場所は違えど全員下町生まれの下町育ち。それぞれの流儀に従って食べたプロのもんじゃとお好み焼きはとても美味しかった。

その翌日はフンド氏のいとこご夫妻とおよそ8年ぶりに再会、素敵なレストランで素敵なディナーをごちそうになった。
みすぼらしい中年にも親切にしてくだすった支配人さん。ご夫婦が現れてからはさらに気遣いも素晴らしく、銀座通りを見下ろす天井の高いレストランでうっとり。
なにせ高額納税者の、住む世界の違うご夫妻。けれどフンド氏と若い頃から仲がよくてとてもお世話になった。私とは接点がなにもないと思っていたが、おふたりとも相撲ファンとのことで初場所の展望(残り2日だったけれど)について熱く語った。いちごパフェにいちごがこれでもか!と入っていて美味しかった。

大相撲を14日目に観に行くなんて、と以前は思っていたけれどここしばらく千秋楽まで誰が優勝するかわからない。幼なじみたち通称伊那谷相撲部の面々と、チケットを手配してくだすった方たちと興奮と熱狂の14日目を過ごした。呼び出しの邦夫と利樹之丞の名前をみんなで叫ぶことができたのは楽しかったし相撲博士なる方もいらして今場所はためになることがいくつもあった。
夜は「ニューねこ正」でお疲れさま。私の大好きな菜の花の黄身辛子和えを喜んでもらってよかった。それから通称二軒目のいつものリカーショップで試飲して酔っ払ってさようなら。

翌日の千秋楽は貴景勝の優勝インタビューに感動。横綱らしい言葉に、一日も早い昇進を願った。それにしても長い15日間であった。
かあさん、何もしてないじゃない!

2023年1月10日火曜日

なにもなかったかのように新年

泥酔して寝て起きた朝はいつものようにお掃除してコーヒーを飲んで、新年だから走るかとウェアに着替えていつもは興味のないニューイヤー駅伝をうっかり最後まで見てしまってすっかり冷えたのでもう走るのはやめだ、と晦日から行き始めた銭湯へランニングウェアにコートを引っかけて向かった。元旦の日替わり湯は松の湯。夜は待ちに待ったおつまみお節にスパークリングワイン。メニューと照らし合わせながら大事に食べたのだがどれも本当においしかった。

その翌日はフンド氏の両親のお墓参りに小平へ行き、走って帰ろうと途中までとぼとぼ歩いたもののくたびれて東中野から電車に乗って帰宅。
そのまた翌日はお久しぶりねの友だちとお昼に会ってランチしながら喋って場所を変えて喋って歩きながら喋ってお茶を飲みながら喋ってあっという間に夜。大変なときにお世話になった友だちと話しているうちに強かった日差しがやさしくなり日が暮れた。酒など一滴も飲んでいないのに酔った気がした。

ここまで書いていつの間にか1週間が経った。することがなくて銭湯に行っていたのがウソのよう。

あとは友だちと会って「マリークワント展」を観たり有楽町で菊芋を買ったりそばを何度も食べたりハーフマラソンでへとへとになったのをアフターの酒でごまかしたり大相撲初場所2日目を観戦して興奮したり、なにごともなかったかのように始まっている普通の日々。
太鼓の音に追われながら帰るこの景色が好きだ。
今場所から声を出して応援してもよいことになり、どよめきさえも大きく聞こえて何度も鳥肌が立った。照ノ富士は休場だけれど弓取式でヨイショーと声を出すことが出来て久しぶりに気持ちよかった。
午前中から白鹿とおつまみ弁当なんか食べて、弾みがついてちゃんこも食べてさらに焼きそばに緑茶ハイにまで手を出して、満腹すぎて北播磨の取組を見逃したらしいわね。