両国駅で待ち合わせて乗り換え一回でスペインへ行けるとは便利な世の中になったものだ。というのはウソで、ご近所の飲み友だちの好い人が切り盛りしているスペイン料理のお店がすっかり気に入ったのでお願いしてまた連れていってもらったのだ。
この日も珍しくて美味しいお料理とワインを堪能してクリスマスのチキンまでいただいて当然のように2軒めのバーへ。ここも友だちの行きつけだったお店だけれど私は2度め。なのにバーテンもマスターもなぜか私を覚えていたので、さては前回なにかやらかしたかと思ったら、当時観たばかりだった映画「相撲道」を全力でおすすめしていたらしく、私も覚えていなかったディテールまで他のお客さんに話してくれた。
気を取り直して飲んだカバランはとても美味しくて、次にいただいた天使の分け前という名のバーボンですっかり酔った。
何杯飲んでも香ばしくておいしく、何よりこんな風に使ってくれてるのがうれしくて、またもや飲みすぎたのは言うまでもない。