2016年10月21日金曜日

明日は「すみだ川ものコト市」

学生のころ、大好きだったイラストレーターのひとが
私の好きな作家の、文庫本の表紙と挿絵を描いていることを知った。

学生のころ、このイラストレーターからもらったはがきは、たからもの。
そらでいえるほどに、読み込んだ。

「ぼくは、絵の勉強はしていませんが
好きなものを描いています。
がんばってください」

タッチこそ少し変わったものの
熟成されたそのイラストは、
その作家のへんくつっぷりにも、ぴったり。
思えば、そのイラスト、前にもどこかで見かけたかもしれない。
「両国図書館」で、だったか。


明日は「すみだ川ものコト市」。
くどいようですが、境内の24番でお待ちしています。
クリスマスのマッチも、持っていきますよ。


会場である牛嶋神社までは、隅田川沿いを歩いてゆくつもりだが
途中、「喫茶ニャーゴ」で、コーヒーを飲んでから行こうか。

マッチの飾りかたを考えたり
マッチの数を数えたり
荷造りしたりしていたら
昨夜は、ずいぶんと深い時間になっていた。
マッチ箱をふんづけたり、飾り用の布の上でひっくりかえったり
最後までお手伝いしてくれた、ぼっちゃん兄さん。


「ぼくと母さんが、ごはんを食べられるよう
マッチを買ってください・・・」
(悲痛な声で)

2016年10月20日木曜日

ちいさな頃から

父が、私が小学生のころの作文をみつけて、送ってきた。
物置を掃除していて、出てきたらしい。
花火を見に行って、
のどがかわいたからお酒を飲んだ、

って
このころから、視点がずれていたのか。

そして、そんな作文に三重マルを与えた先生っていったい・・・



先日、何年ぶりかで
バーに連れていってもらった。

ニューヨークに住むひとが
ニューヨークで知り合って、5分ほど話して別れた、
というひとの、経営するバー。
「BAR GABGAB」の白ママのように
いろっぽくてすてきなママは、お客さんと話しながらも
魔法のようにつぎつぎにお酒をつくっては、運んでいた。
りんごのバーボン、おいしかったなぁ。
バーのまえに、
「ニューねこ正」でも、あびるほど飲んだくせに
帰ってからまた、父さんとビールで乾杯してさ。
実家の文太くんも
あきれていることであろう。


でも仕方ない。
小学生のころの作文をみて確信した。

ちいさな頃から、下地はできていたのだ。


2016年10月19日水曜日

おしゃれ心が行方不明

ここのところ人に会う機会が多くて
着てゆくものにも、メイクにも困っている。

この季節、ニットでおしゃれをさき取りするなら
やはり「メンキー&ノンキー」
なんたって
ここのオーナーはニットの巨匠で、
ご自分まで編んでしまうほどの
おしゃれさん。


ヘアメイクなら、まかせて安心の
「サロン・ド・こけし」で、きまり。
流行ではなく
自分に合ったヘアスタイルとメイクを施してくれるから
ほんとうに、たよれる。

このふたつのお店があれば、
「どうしたの?かわいい恰好しちゃって」
などとお褒めのことばをいただき、
たのしい時間を過ごすことができます。
な~んて
実際は、おしゃれ心が行方不明なくせに!

長きにわたる、おしゃれ心の家出。
いつになったら帰ってきてくれるやら。




ついに今週土曜日は
すみだ川ものコト市ですよ。
マッチ売りの中年は、24番でお待ちしております。

2016年10月14日金曜日

寝込むライスせず

体調がすぐれず、これは寝込むライスを決めこむか
と、ふとんにもぐりこんだ。

しかし、やらねばならないことが、山積。
体調はすぐれないが、寝込んでなど、いられない。

よって、
アイロンをかけたり
ミシンを踏んだり
切ったり貼ったり
指に付着した木工用ボンドを、きれいにはがしたり

久しぶりに、朝からずっとラジオを聴きながら
もくもくと手を動かした。

朝食べるはずだったおにぎりも、
お昼に食べるはずだったお弁当も
冷え切っていた。

こんなときは、いつものあれ。
休日限定のはずの、「ぺろりレストラン」のスパゲッティ。
体調不良なのに、よくそんなの食べられるねぇ

ぼっちゃんの冷たい視線が突き刺さったが
このときは、ハンバーグぬき、めだま焼きぬき。
あっさりしたミートソースに、ゆでたまごとにんじん、れんこんサラダ付き。

すっかりはずみがついて
足りないものを、となりまちへ買いにゆきたくなった。
電車で行けばすぐだけれど、着替えるのがおっくうだ。

こんなときは、これ。
ほんとうは、クリスマス限定のはずの
「はっしゃオーライ!」のタクシー。
裏道、小道、脇道、けもの道を
目的地まで、ぶっとばしてくれるから便利。

買いものをすませて
帰宅してまた、

アイロンをかけたり
ミシンを踏んだり
切ったり貼ったり
指に付着した木工用ボンドを、きれいにはがしたり



なかなかよい休日だったな、と
暮れはじめた空を見ながら一杯はじめたが
そこでふと気づいた。

これは、ただのずる休みではないか。



2016年10月11日火曜日

両国みやげ「両国の恋人」「両国のさんぽ道」

個人的には、あまいお菓子やスイーツなるものは
まったく食べないのだけれど、
まれにおいしいものに出逢うと、おすそわけしたくなる。

それが「両国の恋人」と
「両国のさんぽ道」
ひと箱用意しておいて、おやつに持ち歩いたり、
いただきもののお礼などに、手紙とともに、数個わたすのにも最適。



急に冷え込む前の、むし暑かった日。
忙しいおさななじみと、
あたりまえのように「ニューねこ正」へ行った。

じぶんの大好きなお店を
じぶんのたいせつな友だちが気に入ってくれるのは
うれしいもの。
「ニューねこ正」には、長年のファンが多い。
まじめにおいしいものをつくっているのはもちろんのこと、
美人女将の話は奥深いし、
板さんの心遣いはさりげないし、
最近になって気づいたことだが、
おとなりにすわるお客さんがいつも、おもしろい。
けっこうご近所さんだったりするから
ふだんから、へべれけで千鳥足はだめですよ。
今夜はまっすぐ帰って
このうつわに合う、おつまみで飲もうっと。

2016年10月6日木曜日

「スナック女将」に行きたいよ

なんだかせわしない日が続いていて
仕事帰りに銀座を、出勤前のきれいなお姉さまたちをながめて帰る、
なんて優雅なことも、しばらくしていない。
朝も、なかなか起きることができなくて
早朝ジョグはしばらくしていない。



先日、家を出るときに、ドアに手紙と写真がはさんであった。

『○月○日○時 キキが亡くなりました
とてもさみしいです』

おとなりさんからであった。

毎朝5時に、大音量のだみ声で起こしてくれる
あの子、最近静かだねえ
と、その朝もぼっちゃんと話したところだった。


あの子が、いなくなったからだったのか、
最近、朝5時に起きることができなくなったのは。
おとなりさん、ちゃんと朝ごはん
食べてるかな



「スナック女将」で、のんびりしたいものだ。
派手なのに言葉少ななママに
歌舞伎座で食べた、たい焼きの話をして
安藤鶴夫気取りをしたり

はにかみやのおんなのこに
彼氏とどう?などと聞いて、にやにやしたり

おとなりのねこが亡くなって
おとなりさんちが、とても静かなんだ、
とぽつりとつぶやいたり


ぼっちゃんがうちに来る前に
誘拐しようとして未遂に終わった、オロロンちゃん(仮名)を
なんとなく、思いだした。

共犯者(ボーイフンド氏)に、
かわいい野良の子ねこがいるよ、
と、話して決行したのだが

オロロンちゃんは、れっきとした飼いねこだったうえに
ちっとも子ねこではなかった。

2016年10月4日火曜日

ねてもさめても

いいところまで、きてるんだよなぁ
だけど、そこから先が、ねぇ

ねてもさめても
このことで頭がいっぱい
お弁当のことで、頭がいっぱい。

先日連れていってもらった歌舞伎鑑賞(襲名披露)でのお弁当、
きれいでおいしかった。
おやつのたい焼きなんて、紅白のおもち入り。


「ぺろりべんとう」では、クリスマスに働く方のために
たのしいお弁当を考えています。


むかし読んだ絵本で、
夜行列車の新人運転手さんが
お母さんのお弁当でほっとひと息つく場面があって
そのおかずは、はなやかさはないけれど
あまくてやさしい味、と食べたこともないのに記憶している。

「ぺろりべんとう」は、はなやかさもあって
びっくりおどろくおかずも、あります。
おそば食べたい病、厚揚げ食べたい病のつぎは
お弁当病?
こまったものですよ。