学生のころ、大好きだったイラストレーターのひとが
私の好きな作家の、文庫本の表紙と挿絵を描いていることを知った。
学生のころ、このイラストレーターからもらったはがきは、たからもの。
そらでいえるほどに、読み込んだ。
「ぼくは、絵の勉強はしていませんが
好きなものを描いています。
がんばってください」
タッチこそ少し変わったものの
熟成されたそのイラストは、
その作家のへんくつっぷりにも、ぴったり。
思えば、そのイラスト、前にもどこかで見かけたかもしれない。「両国図書館」で、だったか。
明日は「すみだ川ものコト市」。
くどいようですが、境内の24番でお待ちしています。
クリスマスのマッチも、持っていきますよ。
会場である牛嶋神社までは、隅田川沿いを歩いてゆくつもりだが
途中、「喫茶ニャーゴ」で、コーヒーを飲んでから行こうか。
マッチの飾りかたを考えたり
マッチの数を数えたり
荷造りしたりしていたら
昨夜は、ずいぶんと深い時間になっていた。
マッチ箱をふんづけたり、飾り用の布の上でひっくりかえったり最後までお手伝いしてくれた、ぼっちゃん兄さん。
「ぼくと母さんが、ごはんを食べられるよう
マッチを買ってください・・・」
(悲痛な声で)