2016年6月24日金曜日

おべんとうのひとりごと

今日の私は、ひとあじちがっていてよ。
だって、ようやく陽の目を見たのだもの。
ああ、やっとデビューできたわ。
私は、べんとうブローチ。
1ヶ月ほど前から、ずっとこの日を待ってたの。

一方アタシは、べんとうバッグ。
去年、デビューをかざったと同時に、
若くてかわいいおんなのこのもとへ、お嫁にいったの。
しあわせにくらしてるから、もう忘れてほしいのに
いつまでもねちねち、アタシを思っている人がいるの。
だからアタイがデビューしたってのに!
どうせアタイじゃ役不足なんでしょ!
まあまあ
そう怒らないで。
あのひとが
シャケの切り身をくっつけさえしたら
キミの出番も増えるさ。
おべんとうとは、なぜこんなにも心おどるものなのだろう。
梅雨の晴れ間に、「ぺろりべんとう」のおいしいおべんとうを持って
おでかけしませんか?
日曜日は、晴れて暑いみたいよ~

2016年6月23日木曜日

八月の月とストロベリームーン

アンニュイなお天気である。
こんなときは
好きなコーヒーを、好きな席で楽しみたい。
あと少しで読み終わる本を持って
いざ「喫茶ニャーゴ」へ。
好きなお店でコーヒーを飲むなら、ブレンドがいい。
先日は、永井荷風ゆかりの地(といっても同じ区内)で
荷風ブレンドをいただいた。

「墨東奇譚」も読んでいないくせに、
「ひとりぐらしの贅沢」というタイトルにひかれて
荷風の歩んできた道のりの本(写真多し)を読み終わったばかり。
これもなにかの縁よのう。
雨がぱらついてきたら、「はっしゃオーライ!」に乗ってしまえ。
ふつうの自動車では通れない道を、ふつうより遅いスピードで走るから、
普段見すごしていたお店や花、道などを発見できる。
先日発見した、八月の月という意味の名前のお店。
すてきな名前!

そしてこの間、雨上がりの夜空に出ていた月は
ストロベリームーンという名前らしい。
月にくわしい彼女がいうには、月にはいっぱい名前があるんだって。

2016年6月22日水曜日

マッチ売りの中年、今度は焼きそば病

土俵そば」で焼きそばをたのむと、
ぬか漬けをサービスしてくれる。
これがまた、まさにどまん中な、おいしさ。

長年この商売をしてるのに、店主はまだまだ勉強熱心。
お話しを聞いていると、頭がさがります。

日曜日に仕事をした帰り
いつもの場所に、いつものおんなのこ。
横断歩道をわたった先の建ものの、
なぞの出窓で、この子は
交差点を行きかう車をパトロールしている。
えらいねぇ。
一方我が家では、
ハンカチの木の、花が咲いた。
いつの話?
もうとっくに満開ですけどねぇ。

週末に、うれしいこと、たのしいことがたくさんあったのと
マラソン教室で飛ばしすぎたのと
接待飲み会で誰より飲んでしまったのとで
今日がもう水曜日であることに愕然。

次号の「深川福々」のスタッフリレーコラムは私の番。
発行は来月の中旬なのだけど、はりきって書きました。

2016年6月17日金曜日

「ちゃんこ えびすこ」は夏でもやってます

ぼっちゃんが、またたびをキメていた。
久しぶりのキメ顔である。
私も、ハードなやつをキメたかった。
北海道は松前のするめを頂戴したからだ。

さらに目の前には、いわしのなめろう、きすの天ぷら。
日本酒がいいに決まってる。
ここは「ちゃんこ えびすこ
ちゃんこを食べなくとも、おつまみだけでもOKなこのお店
えびしんじょうとか、だだちゃまめ、大きい焼き鳥も自慢です。
たまに、こっそりおいなりさんなどをサービスしてくれるのだけれど
それがまた、おいなりさん敬遠派もうならせる素朴な味。

大相撲東京場所の初日前夜は、ここでふれ太鼓にも会える。
初日の取組をうたいあげる呼び出しさんのあの声、あの衣裳。
両国に住んでいてよかった、と思う夜。

などと、毎晩飲んで食べてばかりはいられない。
今月は
すいかロードレースがひかえているのだ。
すいかと、とうもろこしのために、走らなければ。(明日からね)

2016年6月16日木曜日

どぉなっちゃってんだよ

湿度が高いせいで、髪がうねうねしてしょうがないので
サロン・ド・こけし」に行きたい!
いや、この際
でもいい!
と、思いつめていたら、
重大なことに気付いた。
お店の名前、つづりがまちがっているではないか。
正しくは
「MOD BARBER こけし」

もう、もう、もう!
(「もう」は牛です)

思えば、20年以上前にも、同様なことをやらかした。

当時、友だちが始めた雑貨屋さんに、と
12か月ぶん×3=つまり3年ぶんの
DM(ポストカード)をつくってプレゼントしようと、その写真をおくったら
「すごくうれしいんだけど・・・つづりがまちがってる」

「アイドルゴシップ」という短い名前なのに
「アイドル」も「ゴシップ」も、まちがえていた。
さすが、へっぽこ大学英文学科を出ただけありますなぁ。

このところ、またペイズリー柄を描いている。
ペイズリーにとりつかれて、
今日はペイズリーシャツに、キウイフルーツを添えて。
(全然合ってない)

2016年6月15日水曜日

「両国図書館」で いろいろにとりつかれる

パンダたち
「あのひと、帰りがおそいですね」

かっぱ
「どうせまた飲んでるんだよ」
赤たこ
「あのひと、お菓子なんて食べないのに、
『お菓子とわたし』って本を読んで、お菓子をつくりたくなったらしいよ」

橙たこ
「だれが食べるんだってはなし」
朝青龍さま
「そのまえは、たまごの本を読んでたまご料理にとりつかれたらしいよ」

だるまちゃん
「ロシアサラダは、失敗したみたい」
ぼっちゃん
「ピクルスブームもまだ続いてるみたいだけど
・・・しっ!帰ってきたみたいだよ」
先日、バーで飲んだウイスキーの水割りがおいしかったので
両国図書館」で、ハイボールを4杯飲んできた。

ここのハイボールも、つくりかたが独特。
上からたらしたウイスキーが、明け方の空のように
グラスを染めていく。

しかし4杯は飲みすぎだった。

お菓子とたまごの本の続きをそれぞれ読み進め
隣りあわせたご婦人と、カラスとカワウとゆりかもめの話。
すいかをごちそうになって、よろめきながら帰宅したら、
家のみんなが、よそよそしい気がした。
かえる
「押し売りのかた、勧誘のかた!
ここに、絶好のカモがいますよ」

2016年6月13日月曜日

なつかしい焼肉と なつかしいまち

子どものころ、焼肉といえば
タレのついていない肉を焼いて
好きなタレにつけて、食べるものだった。

おさななじみが連れていってくれた焼肉屋さんは
その、タレのついていない肉の焼けるにおいでいっぱい。
なつかしいにおいを嗅いだとたん
むかしから好きだったそのまちが
あらたな気持ちでまた、好きになった。
その次に連れていってくれたバーでは
ザ・両国」のグラスに、マスター独自の黄金比率の
シングルモルトや、スコッチの水割り。
(「ザ・両国」は切らしていたのだ)

おつまみは、すべてマスターお手製で
どれもおいしいウイスキーにぴったりだった。
お話しもたのしくて、おさななじみとふたり、当然飲みすぎた。
留守をまもってくれたにいさんは
聞いたことのない、あかちゃんのような声で
「おかえりなさい」
と、迎えてくれた。