あれほど強く決心していたのに、メニューの写真を見ていたらオムライスが目に入って離れない。注文を聞かれると口が勝手にオムライスくださいと言っていた。
まぁこれも食べたかったしね、と自分を納得させるも、やってきたそれはもう記憶にないほど美味しくなかった。熱々なのに冷めているような、薄焼き玉子でごはんを包んだ昔ながらの大好きなものなのになぜ、と悲しくなったことだけは覚えている。
お店に入って席に着いたとたんに思っていたものと違うものを注文する癖、直さないとと決心しながら「ニューねこ正」のまかないの通称・貧乏オムライスのことを思い出した。具はほとんどネギのみで香ばしくておいしかったなぁ。
あんなやつが食べたかった。それよりなによりミートソースはどうなるのだ、とうなだれていたら幼なじみが絶妙のタイミングで私の大好きなミートソースをおみやげにくれた。そして悲しいオムライスはいつの間にか胃から消えていた。
2 件のコメント:
フフフ、オムライスはきっと我々が食べたからだな!
きっと奴がオムライス食べたいと言ってたときからだ!
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