2022年9月2日金曜日

鬼が餅(あも)つく

もう何回読んだか覚えていないほど読んでいる田辺聖子の短編「鬼が餅(あも)つく」。

結局男が自分のことばかり話してるじゃんと鼻で笑ったがその男の気持ちはよくわかる。それはノスタルジーでもなく記憶を掘り起こすための会話でもなく、とりとめのない、でも大事な話。誰かとそんな話をしながらのんびり飲めたらと思っていたら、酔いがまわった頃に現れた顔見知りのおじさんとそんな話ができた。
それはトンカツ。それとオムライス。
どこそこのあれが美味しいなどとグルメな話ではなく、自分の好きな食べ方と作り方について思い付くままに話し合った。

別の日、年に一度ほど会う友だちと何年ぶりかの皇居ラン。3人のうち私ともう1人がMINATOシティハーフに抽選で当たったためもう1人を付き合わせての練習会。
夜の皇居はしっとりしていて気持ちがよいのだけれど、どうも疲れるイメージしかなくて気が進まず、3人とも嫌々ながら走り出したがぺちゃくちゃ喋っていたらあっという間に一周。
あまり酒は飲まない友だちとご飯を食べながらまたぺちゃくちゃ。酒は飲まずとも話は弾んで、気持ちも身体もすっきり。
とりとめのない話ができる友だちがいてよかった。
ばかあさんは、いつもとりとめがないでしょう?

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