2022年12月1日木曜日

季節はずれの「微笑み返し」と「うさぎと冬の贈り物展」

労働に疲れはてた冬の帰り道、お惣菜屋さんを覗くと、あじフライとエビフライと豆腐のフライがひとつずつ残っていた。ありがたや、とそれらを包んでもらっていると、どこからかキャンディーズの「微笑み返し」。冷たい夜の空気になぜかぴったり合っていてしばし耳を澄ましていたら、お惣菜屋さんが10円おまけしてくれた。ささいなことでひとつ疲れが消えた。

別の日、やはりどうにも疲れて帰宅し晩酌していると、帰り道の公園で買った小松菜と香菜が気にかかった。本当はやらねばならないことがあるけれど、小松菜と香菜をどうにかしたくて久しぶりに料理を始めた。やらねばならないことがあるのに小松菜に合わせる油揚げはちゃっかり買って帰っていた。ついでに水菜もどうにかしようとあれこれつくったら楽しくなった。ささいなことで疲れはごまかすことができるが、やらねばならないことが進むわけではない。

12月になってしまった。
来週末から甘夏書店さんで始まる「うさぎと冬の贈り物展」に参加するつもりでグリーティングカードをつくるとお伝えしたけれど、頭の中で一転二転三転して実際はなにも進んでいない。はたして何ができるのか。かあさん、もう寝たら?
わたしはできるって言い聞かせて寝たらいいわよ。湯たんぽは忘れないでよね。

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