2016年1月20日水曜日

しめさばと生牡蠣、ふぐのから揚げのブルース

ゆうべはめずらしく早く帰ってきたのに
酒くさかったよね~
あまりの寒さにそそくさと電車に乗って
帰り道で「ニューねこ正」をふとのぞいたら
おにいさんと目が合っちゃったうえに
奥の席が空いていたからつい、ね。

ボーイフンド氏だったら、怒っておかわりするであろう
我ながら、完璧なメニューのチョイス。

「君に教えることは、もうないな」
と言われた私ですから。

4月の「すみだ川ものコト市」の募集開始のお知らせが来た。
また出店するつもりだけど、なにかちがうこともやりたいな、と思っていたら
ずっと前に、パトロンが持ってきてくれた話を思い出した。

「あれ」をつくらねば。
(まずは過去メールの発掘からな・・・)

それから、「あんなの」もつくろう。
今度の休みは「ねこぞの」で、熱い湯につかって考えよう。
えっ
今度の休みは、新聞配達にマラソン大会ですよ

2016年1月19日火曜日

けしからん

元旦に恋におちたひとが
「明日は雪が積もるらしいですよ」
と言っていたことなど、すっかり忘れていた昨日。

ほうほうのていで会社にたどりつくと
エアコンが故障していた。
修理もしくは取換えには、数日を要するらしい。

ありったけのストール、(ましな)レッグウォーマー、マフラー等
体じゅうにぐるぐる巻きつけても、ふるえがとまらない。
にぎっているカイロさえ、冷えていく。

「日本酒飲もうか」
会社の人のひとことに、耳を疑った。
答えに窮している間に、その人はさっさとコンビニへ行き
さっさとお客さん用の湯呑みに酒をついで、電子レンジにイン。

あ、朝から熱燗ですか。
差しだされた湯呑みを両手で持って、しばし考える。

「建築現場なんて、昔はこうやって暖をとってたんだよ」
あ、あの、ここ現場じゃないし、あなたも私も現場に入ったことないし、
第一、お酒飲んだら仕事ができないんですけど~

とかなんとか言いながら、早くも冷めてきた酒を、ちびりちびり。
おお!温かい!
なんだか少し、寒さがやわらいだぞ。
寒い日が続きます。
この冬も「メンキー&ノンキー」のニットで、すてきに乗り切ろう。
仕事中の熱燗は、だめですよ。
帰ってからもまた、ワイン飲んでたよねぇ。

2016年1月18日月曜日

恋はいつも未知なもの、らしいよ

「ライブハウスねんね」専属ベーシストのリーダーライブは
彼の好きなミュージシャンばかりを集めた、
とってもすてきなライブだった。

いつもは深いシダの森のような音が、この日は
おいしいお酒を湛えた樽のような、情熱を秘めた音。

おかわりしたビールを舐めながらの
ベーシストとのおしゃべりも、いつもよりお互いに興奮気味。
「いつも来てくれてありがとう」と、CDをもらったので
また絶対にやってくださいね!とかたく握手をかわした。
その翌日は、ずっと会いたかった骨董商とようやく再会。
ひそかにねらっているたばこ入れは、まだ彼のものだった。
「メトロノームの音をたよりに来てください」
と、にくいことを言ってくれた古道具やさんはそのおとなり。
一軒おいて、身内のお店。

カナダのアンティーク屋さんでは、
まったくもって好みのコーヒーメーカーをゲット。
さっそく今朝は、いつもよりおいしい「毘沙門天」を淹れた。
どんなにねぼうしても、おいしいコーヒーは、ひとくちは飲まないとね。

そうそう
昨日はいいことがあったんだ。
ふた月に一度しか顔を合わせることのないひとが、元旦に恋に落ちたんだって。

いつもはクールで冷たい印象の彼が、
初めて恋を知ったかのようにはしゃぐ姿に
居合わせた全員が、しあわせな気分になった。
それで、あんな夜更けに帰ってきたのに、
鼻唄なんか歌いながら
お弁当をつくってたのか~

2016年1月15日金曜日

勝どき橋まであと2㎞

ぼっちゃんが左腕に乗って熟睡していたために寝返りがうてず、
非常に疲れて目覚めた。

おとなりのねこが鳴いている。
ということは、5:00だな。
ひさびさに走るか。

平日は時間がないので、勝どき橋までは行かない。
佃で、佃煮のにおいをかいで折り返す。

勝どき橋のむこうに見える橋は、なんていう橋かな。
その橋のむこうは、東京湾だ。

東京湾といえば、魚。
春になったら、魚を食べに、いちごのケーキを食べに、行こうかな。
魚なら「魚猫」の大将の奥さんがおとなりでやっているお店。
金目の煮つけたの、おいしかったな。

奥さんは、もの静かで声がちいさく、
大将は、見ためはこわいけれど、奥さんを気遣うやさしいおじさん。
春だけお目見えする「喫茶ニャーゴ」のいちごのケーキは、
ふだんあまいものを食べない私でも、必ず食べたい稀有なメニュー。
勝どき橋から東京湾をながめていると、海に行きたい気持ちが抑えられなくなる。
山に囲まれて育ったからか。
隅田川にだって、くらげとかエイなんかがいて
海フィーリングは、多少味わうことができるんでしょう?

2016年1月14日木曜日

落語にビールはいけません

落語に酒はつきものよ、と空腹にビールを飲んだのがいけなかった。

開口一番の、わん丈「寄合酒」が、かわいくておもしろくて
喬太郎の「転宅」がこれまた、かわいくてうまくてすごくおもしろくて
(しかも家の近所が舞台だし)
調子にのって、幕間にいっきにビールを半分飲んだのがいけなかった。
一番好きな三三が登場して、まくらを話したところまでは覚えている。

あれ?
なんだか三三がふたりいるように見えるぞ。
あれ?
噺が全然耳に入ってこないぞ。
あ・・・

拍手の音で目覚めた。
よりによって、三三の噺の途中で寝てしまったなんて!
「うとうと演芸ホール」は、こういうときのためにあるのではない!
今後、落語会ではビール禁止。

喬太郎の「転宅」で出てきた、伝説の女泥棒の名前がよかった。
その名も

高橋おでん
ボキなんて最初は、がらにもなく「オペラ」って名前だったんだぜ。
その前は、きゅうきゅう鳴くから「救急車」。

2016年1月13日水曜日

大女優の書いた恋愛小説

まったくもって趣味ではない、恋愛小説を読んでいる。

日ごろのおっさん生活とのバランスをとるため
自分に課した、いやがらせ。

正直いって

なんてめんどくせえんだ!

としか思えない。
あと数ページのがまんだ。

でも、任侠映画を観たあとの男性のように、
この本を読んだあとは、少し気取って歩くのもいいかもしれない。

往年の大女優といえば
エンゼルトランペットのような、つばの広い帽子をかぶっているイメージ。
こんな帽子をかぶったら、少しは女優然とできるかしらん。
「メンキー&ノンキー」にあります。
こないだ、ドイツ軍のコートを買ったばかりのくせに
どの口が言ってんだ!

2016年1月12日火曜日

コチ刺とミル貝、カキフライのブルース

ボーイフンド氏の月命日に、「ニューねこ正」ひとり飲みデビューを果たした。
デビュー初日は、美人でやさしい若女将の目の前の席。

ふたりのときはいつも
「うまいな」
「おいしい」
と、小声でささやきあっていたものだ。
初もの(特にかつお)のときなんて
おいしくて怒りだす始末。

それにしても
香りの記憶も残るけど
味の記憶って、もっとすごい。

ひまつぶしに持っていった本は1ページも読まず
おにいさんと三人、いろんな話をした。

調子にのって、もう一軒。
もとの生活に戻してからというものの
時間があればキッチンに立つようになった。
からっぽだった冷蔵庫も、にぎやかになった。
ミートソースは、彼とつくった味と遜色なくおいしくできた。
「ぺろりレストラン」には、まだまだ追いつかないか。

ぼっちゃんのパトロール場所であったレンジフード。
ひさしぶりに温かくなったものだから
ぼっちゃんの行動範囲も、もとに戻った。
あたらしい場所も、あるんだぜ。