あこがれのホテルの中の、小さなバー。
名だたる作家たちに愛されたホテルのバーで
作家の愛した酒、なるものを飲んだ。
案外あまいお酒が好きだったのだなぁ、
いや、執筆の合間にはこれくらいがいいのか、
想いを巡らしながら、すっぱめにつくってもらった酒をすする。
そういえば
その日読み終わった小説に
特急列車の中で、なんともうまそうにコニャックを飲むシーンがあって
そんなにうまいのか、と気になっていたので
それもお願いした。
小説のなかでそれを飲んでいたのは、遣り手の金満おじさんだったが
果たしてそれは、私にも同じく、うっとりするような味であった。
私も、りっぱなおじさんになったということか。
ある朝、家のドアノブに、袋に入ったこれが。
隣家の「ごや」であった。
おしりが黄色くなってきているので、早くなんとかしないと、
と、やはり、おしりが赤くなってきたししとうと
なす、玉ねぎ等とともに料理。
本当ならば地味な色合いに仕上がるはずが
色とりどりに、さもおいしそうに出来上がった。
これはまさに「ケガの功名」
・・・とは、言わない。
1 件のコメント:
うまかった!
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