カウンターで、友だちと大笑いしながら呑んでいたら、
向こうがわに、未亡人会メンバーのひとりが座った。
友だちが手洗いに立ったときに
「こんばんは」とあいさつしたら
「あら、未亡人会の」と、にっこり。
あざやかな緑色のブラウスに、翡翠の指環がとてもきれいで
さみしげな横顔もうつくしく、つい見とれていたら
また一杯、ごちそうになってしまった。
ちかぢか、大切な用事があるというのに
いつもの美容院に行ける日がなくて
特別に紹介してもらった、夜の「サロン・ド・こけし」へ。
ホテルのカフェで話しをしているうちに、少しずつまわりの景色が変わって
そのうちに、まったく別の店にいることに気付く、
という小説が好きであるが
夜も更けてからの美容院も、なんとも不思議な雰囲気。
お酒の呑める美容院って、どう?などと
アハアハ(田辺聖子のマネ)話しつつも
ほんとうに、いいかもしれない、と
帰宅してから考え込んだ。
ばか言ってないで、煮込みがきたよ。
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