みちくさウルトラマラソン完走の翌日。
どうしても誰かに昨日のことを話したくて、
ばったり会った、お向かいのアスリート奥さんに報告。
思っていたとおり、奥さんもウルトラ経験者であった。
なぜか筋肉痛もなかったので、
すこし離れた古書店へ
本を売りに行く。
「この本は、全部あなたの本ですか?」
と訊かれたので、そうです、と答えると
「ぼく好みの本ばかりです。それにそのTシャツも」
と、店主は私の着ているTシャツを指差した。
それは、いまだ興奮さめやらない、人生初フェスのTシャツ。
「あのフェスに行かれたんですね。すごい雨だったでしょう」
同じ趣味の人がいた!
驚きとうれしさで口がきけなくなっていると
「ラジオも聞いていますよ。あの曲、最高ですよね」
たたみかけるように、うれしい言葉が。
それからは、長い空白の時間を埋めるかのように
マシンガントーク。
ああ、あのTシャツを着ていてよかった。
あんまりうれしくて、その夜はひさびさに呑みに出かけた。
ねこホステスたちに何度も話しかけられて、とてもモテた夜。
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