2021年12月10日金曜日

助六のブックカバー

その友だちが秋田にいた頃は毎月のように会っていたのに、ご主人の転勤で都内に越してきてからは近くにいながらコロナ禍で顔を見ることもできず、たまに長電話してはあのおいなりさんが食べたいとしつこく言っていたら約2年ぶりに再会したとき何年越しかでつくって持ってきてくれた。

このおいなりさんにはゴマときゅうりとクリームチーズが入っており、以前秋田からの帰りの道中にと持たせてもらって以来、大好物になった。おいなりさんがそれほど好きでない私や彼女の息子までもが熱望する、おふくろの味。
久しぶりに食べたこのおいなりさんはしみじみおいしくて、大事に食べようと思っていたのにあっという間に完食してしまった。
食べ終えてから悲しくなり、猛然と作り始めたのが助六弁当のブックカバー。切れずにつながっているたくあんがしおりで、きゅうりのお新香もある。
幼なじみに見せたら、読書の邪魔をするブックカバーだね、とありがたいのかそうでないのかわからないキャッチコピーをもらった。
勢いでつくったこのブックカバー、きっと売れないと思うので自分で使おうと思う。

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