田舎へ、友だちと酒を飲むためだけに帰り
案の定飲みすぎて、猛省しながら帰宅するとドアノブに、手紙がくくりつけてあった。
おとなりさんからであった。
おとなりさんは、外国人なので
がんばって書いてくれた手紙であっても熟読して、推測しないと、理解できないときがある。
今回は、急を要するものであり
それは、深刻な理由からであった。
が、
それにより
「私の魚を食べることができますか?」
「私の魚を食べることができますか?」
と繰り返し書かれていることに
しばし頭を抱えた。
文章の前後から推測するに
急用で、遠い故郷へ帰らなくてはならないので
ペットの魚たちに給餌してもらえないだろうか
ということであろう、と理解して
おとなりさんの家へ、柿を持参しておじゃました。
おとなりさんは映画好きらしく、
夜な夜な、激しい戦闘音が響きわたっているので
興味津々で上がらせてもらうと、
きちんと片付いた、日本好きの外国人さん、といった家であった。
秋に亡くなった、通称ベーヨンの写真も飾ってあった。
いつかボキにも、会いたいみたい。
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