2019年12月23日月曜日

たまにおさわりOKな両国図書館

日曜日、ごくたまに飲みに行く「両国図書館」はフンド氏が見つけたお店。
フンド氏と行くときにはどのお店でもおしゃべりと食べることに夢中で店主と話したことはなかったが、ソロ活動するようになってお店の人はお客さんのことをよく見ているのだなぁということがわかり、またお客さんも他のお客さんを見ていることがわかって気恥ずかしくなることもしばしば。

そこは店主夫婦が無類のねこ好きであり、お店の裏のガレージに通いのねこを3匹住まわせている。おさわりOKの子が出勤(出勤?)しているときには、あの子来てますよ、と教えてくれる。あるときは重要な役目を仰せつかった。ぼっちゃんはあまり好まなかったチャオちゅーるをあげてほしいと。またあるときは、なにか不満があるのか大声で鳴く子の相手をしてほしいと乞われ日ごろのねこ不足を補うがごとくモミモミ。
マラソンと読書が好きなお客さんを紹介してくださったり、矢沢永吉の熱狂的なファンのお客さんが武道館帰りにDVDを観たいというのでご一緒させてもらったり。
このお店でめずらしく深酒したある日のこと。
店主が他のお客さんと話すのを聞くともなしに聞いていると、聞き覚えのある店名が耳に飛び込んできた。それは、フンド氏の父上行きつけで今では私が行きつけとなった少し離れた場所の酒場。思わず店名を聞き返すと、行ったことありますか、と店主。聞くと店主どうしが幼なじみで互いの店を行き来しているという。世間はせまいが墨田区もせまい。


フトコロがさみしいのでおとなしく家で晩酌していたある雨の晩。
突然いたいけな子ねこたちが箱の中を動き回る動画が店主から送られてきた。メッセージはなし。これはもしや、捨てねこではないか。
このとき既に白ワインを半分以上空けていた。RHYMESTERのDVDのオーディオ生(ビール)コメンタリーをBGMに、創作意欲がむくむくふくらんで一心不乱に料理をしながらそこそこ酔っていたが、これは一大事と上着をひっかけて参上。
あれ、来てくれたんですか、とのんびりした声の店主が出迎えてくれた。
捨てねこたちはどこに?と尋ねると、ああ、あれはうちの子たちの赤ちゃんの頃。かわいいでしょう、と店主。
もうねこは飼わないと心に決めていた。しかし今なら飼うことのできる家に住んでいるので決心して駆けつけたのだが、ああ、それならよかった、と気が抜けて一杯。おっと今日はフトコロがさみしいのであった、ときっちり2杯で立ち上がろうとするも、とっておきのハイボールをごちそうになり、やっぱり酩酊。

2 件のコメント:

Rie さんのコメント...

その展開はまさかのまさかと思った!

Megumi Hasegawa さんのコメント...

このときばかりはハラを決めたんだけど・・・