那覇に到着した日に友だちのお姉さんに連れていってもらった沖縄そばのお店がおいしくて忘れられず、翌朝はひとりバスに乗って本店を目指した。那覇でも朝ソバ。
独特のつくりの家々や玄関先のシーサー、石敢當や珍しい花などを眺めながら相当歩いて港に到着。ここで道を間違えたことに気付いて踵を返し歩を早めた。前日のフルマラソンで筋肉痛だったはずだが、これから食べるおそばのことを考えたらまったく気にならず。
独特のつくりの家々や玄関先のシーサー、石敢當や珍しい花などを眺めながら相当歩いて港に到着。ここで道を間違えたことに気付いて踵を返し歩を早めた。前日のフルマラソンで筋肉痛だったはずだが、これから食べるおそばのことを考えたらまったく気にならず。
(土俵そばもいいけど沖縄にいたら、ねぇ)
目当てのお店は開店前だったにも関わらず、どうぞと言われておそばにありつくことができた。
苦手なはずの角煮も三枚肉も不思議においしくて、つゆまで飲み干して大満足。だったのに、バス停へ向かう途中で見つけたファミリーマートならぬファミリーマーケットでカップに入った生の沖縄そばを発見して小さいほうを手に取ってしまった。つゆは大きなタンクに入っており、蛇口をひねって適量かける。満腹だったのにホテルに戻って立ち食いした。
(土俵そばもいいけど沖縄にいたら、ねぇ)
友だち姉妹に迎えに来てもらって前日のマラソンコースを車でたどる。ここでYMCAやった?とかここは辛かったね、などとしみじみ景色を見る。マラソン大会でどこを走ったかなんてほとんど覚えていないものだけれど、今回ばかりは覚えている。とっくり木綿という木の花が満開。花が終わるとふわふわの綿があちこちを飛ぶらしい。見てみたいなぁ。
しばらく山道をのぼって着いたのは、言葉を失うほど絶景のお風呂。
窓全面に空と海が広がり久高島を望む高台のお風呂で口を開けたまま、ちょうどいい湯加減の茶色い湯に浸かる。実はマラソンのためのスポーツブラを忘れて普通のブラで完走したためにものすごい傷だらけだったので温泉に多く含まれる塩分が沁みた。
ここは友だち姉妹の母親が住むまち・南城市。那覇マラソンの翌日は必ずここで湯に浸かってストレッチをするらしい。いつまでも眺めていたい風景だった。
それから山を下り、ねこ島とも呼ばれる奥武島へ。
駐車場で車を下りると、ねこたちが思い思いの場所でくつろいでいた。万年ねこ不足のため、せめて目からねこを吸収しようと眺めていると、大声で鳴きながらこちらへ来るサバねこ。脚にすり寄り、靴の上でどすりと寝て前足でフミフミを始めた。
ぼっちゃんに少し似ていて妙な気を起こしそうになるも我慢。前の晩もシャムねこにナンパされて膝をフミフミされて変な気を起こしそうになった。ろくろ首になるほど後ろ髪を引かれたが、実は今もまだ引かれている。
奥武島から浜辺のカフェに向かう下り坂にさしかかるところで、ここ、ここ見てほしかったの、と友だちに言われて前を見ると、それは見たこともない天国のような景色。ニライカナイへの道という名前の道は、小さなトンネルを抜けると空なのか海なのかわからない景色が広がっていた。言葉を失って見入る。
こんな景色初めて見たよぅ、とまぬけ面で言うと、ここを走るマラソン大会もあるよと彼女の妹が言った。
到着した浜辺のカフェはこれまた信じられないほど贅沢な風景を見ながらのんびりできる場所。友だち姉妹のお気に入りの場所とのこと。こんなすてきなところを知ってるなんて、と改めて姉妹に畏怖の念を抱く。
そういえば那覇に到着した日に彼女のお姉さんに連れていってもらった瀬長島もそうだったが、とてつもなく美しい場所の中でみんなお気に入りの場所を持っているのが本当にすてきだなぁ。
珊瑚でできた海岸を散歩しておみやげを拾って、だんだん言葉少なになる。今度ここに来るときにはもっと勉強してこよう。
友だち姉妹に迎えに来てもらって前日のマラソンコースを車でたどる。ここでYMCAやった?とかここは辛かったね、などとしみじみ景色を見る。マラソン大会でどこを走ったかなんてほとんど覚えていないものだけれど、今回ばかりは覚えている。とっくり木綿という木の花が満開。花が終わるとふわふわの綿があちこちを飛ぶらしい。見てみたいなぁ。
しばらく山道をのぼって着いたのは、言葉を失うほど絶景のお風呂。
窓全面に空と海が広がり久高島を望む高台のお風呂で口を開けたまま、ちょうどいい湯加減の茶色い湯に浸かる。実はマラソンのためのスポーツブラを忘れて普通のブラで完走したためにものすごい傷だらけだったので温泉に多く含まれる塩分が沁みた。
ここは友だち姉妹の母親が住むまち・南城市。那覇マラソンの翌日は必ずここで湯に浸かってストレッチをするらしい。いつまでも眺めていたい風景だった。
それから山を下り、ねこ島とも呼ばれる奥武島へ。
駐車場で車を下りると、ねこたちが思い思いの場所でくつろいでいた。万年ねこ不足のため、せめて目からねこを吸収しようと眺めていると、大声で鳴きながらこちらへ来るサバねこ。脚にすり寄り、靴の上でどすりと寝て前足でフミフミを始めた。
ぼっちゃんに少し似ていて妙な気を起こしそうになるも我慢。前の晩もシャムねこにナンパされて膝をフミフミされて変な気を起こしそうになった。ろくろ首になるほど後ろ髪を引かれたが、実は今もまだ引かれている。
奥武島から浜辺のカフェに向かう下り坂にさしかかるところで、ここ、ここ見てほしかったの、と友だちに言われて前を見ると、それは見たこともない天国のような景色。ニライカナイへの道という名前の道は、小さなトンネルを抜けると空なのか海なのかわからない景色が広がっていた。言葉を失って見入る。
こんな景色初めて見たよぅ、とまぬけ面で言うと、ここを走るマラソン大会もあるよと彼女の妹が言った。
到着した浜辺のカフェはこれまた信じられないほど贅沢な風景を見ながらのんびりできる場所。友だち姉妹のお気に入りの場所とのこと。こんなすてきなところを知ってるなんて、と改めて姉妹に畏怖の念を抱く。
そういえば那覇に到着した日に彼女のお姉さんに連れていってもらった瀬長島もそうだったが、とてつもなく美しい場所の中でみんなお気に入りの場所を持っているのが本当にすてきだなぁ。
珊瑚でできた海岸を散歩しておみやげを拾って、だんだん言葉少なになる。今度ここに来るときにはもっと勉強してこよう。