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2019年11月7日木曜日

NO MUSIC,NO LIFE

労働と仕事と課題の先が見えてきたある晩。
今夜くらいは飲ませてよと赤ちょうちんならぬ、はためく暖簾に誘われてみた。
遅い時間だったのでもしかして会えるかな、と思っていた酒友がカウンターの人気席に座っていた。
カキフライあるよ、と美人女将が言うか言わないかのうちにカキフライを注文。ぶりもよいし新さんまの刺しもよい、と白板を見てうなっていると酒友もうなっている。乾杯して、秋のメニューって迷うから困るよね、と互いに来たおつまみを見たら、ほとんど同じものだった。

「ニューねこ正」を出ると、うっすらかいていた汗がたちまち冷たくなった。
晩秋のこの感じ、嫌いじゃないぜ。


愛用のiPodクラシックを洗濯してしまってからしばらく、歩きながら音楽を聴くことができなかった。クラシックは重くても大きくてもデザインが好きだから他のものに浮気することはなかったが、好きな曲を爆音で聴くことのできない日々は味気なく、耐えきれずに禁断のiPod nanoを購入。カラーは禁断のレッド。
しかし音楽を持ち運べる喜びにくらべたらこんなことはどうでもよい。
寝不足でも気持ちのよい朝に聴くORIGINAL LOVE「ゼロセット」は最高。

2019年2月19日火曜日

bless You!ハセガワ

先日入手したばかりのCDを聴いていたら、あ、これ好きだ!という曲を発見。
リリックをチェックしたら、テーマを走ることに喩えたものであった。

この曲を脳内ヘビロテしながら走ることができたら、気持ちいいのだろうなぁ。
などと他人事のように考えながら、この数日間で何度ヘビロテしたことか。
1週間後は、マラソン大会。
ああ・・・


別の日。
おひさしぶりねの「おいてけ堀」で、大きなテーブルで相席になった。
ご年配の男女6人ほどだっただろうか。
各自1皿ずつお豆腐を頼んでおり、舌鼓を打っていた。
こちらもお豆腐をください、と注文すると、同じテーブルのみなさんがこちらに微笑んで頷いた。この感じ、小説で読んだことがある。

香港で入ったレストランで、黒社会のにおいのする老齢の男性がオーダーしていたウェルクという貝。主人公がマネして注文したら、その男性がこちらを見て微笑んで頷いた、といったシーン。
そもそもその貝はメニューに載っていない、おそろしく高価なものでお豆腐とはまったく異なるのだけれど、同じおいしいものを注文した者どうし、ようございますね、といった気持ちはよくわかる。

「ときに、ハセガワはどうなんだ」
「ああ、ハセガワね」
「ハセガワは、たしか・・・」

温奴の生姜にむせて、かつおぶしが喉をふさいだ。
ここにも「ハセガワさん」の知り合いが。
しかも、これまで出会った(というより盗み聞いた)方々と違って、ヨビステだ。
話題までは盗み聞きしなかったけれど、急に酔いがまわってきた。



深夜のラジオ番組を朝に聞くのが好きだ。
夜の空気をまとった声と音楽が、朝のせわしない時間になぜかしっくりする。
いつものように深夜のラジオ番組を朝聞いていたら、件のヘビロテ曲(※『両国のひと』ではない)が流れてきた。

こんな日は、きっといい一日になる。