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2023年8月29日火曜日

千秋楽いろいろ

中日から出席して、千秋楽までつとめあげた相撲健康体操。この日は甲山親方のわかりやすい指導とよい声でいつも以上にはりきった。土俵入りの型、気鎮めの型は気持ちがよくて四股は少しだけまともに踏むことが出来るようになった、ような気がする。

別の日、「深川福々」発行人に誘われて子ども食堂へ。お手伝いということでエプロンこそ着けたが、社会貢献の一環で来ていた相撲協会の親方たちにキャッキャしていただけであった。前日引退会見に涙したばかりの千代の国や数日前にやはり引退したばかりの明瀬山、先場所で写真を撮ってもらった魁聖、そして玉飛鳥の熊谷親方たちはみな感じのいい青年たちだった。

どうにも冴えない毎日をやっつけで過ごし、休日は満足いくまで眠っていたら腕にふわりとねまちがやってきたのでしばらくそのままうとうと。
さっきまでいた本来のねまちで土手沿いの路地を行ったり来たり歩き回ったせいか、布団を干してねこのねまちを爪切りに目と鼻の先の病院へ行ったらどしゃ降りになって布団もねまちも私もずぶ濡れになったせいか、出かける気が失せたのでマッサージに出かけたのちに銭湯、そして「ニューねこ正」へ。ちょっと観に行きたい展示があったがその翌日も銭湯へ。
この日は「本と手ぬぐい8」最終日で搬出。風呂上がりでフンド氏の家に寄ったり買いものしたりしていると友だちから次々とメッセージが来た。ありがたいことに「本と手ぬぐい8」に出かけてくれたとのこと。甘夏書店へ向かうと私の搬出するものが無くなっていた。暑い中お出かけくだすったみなさん、本当にありがとうございました。
かあさん、後ろのくちゃくちゃを早く片付けたら?

2023年7月15日土曜日

暑い!ヤバい!間違いない!

幼なじみから大きなすいかが届いて、今年も夏が来たことを知った。
先日久しぶりに行ったほおずき市。うんざりするほど暑い日差しと人いきれ、青臭いにおいがなんともなつかしかった。
30年近く前に出前でよく食べていたサラダうどん。今ではお店もきれいに新しくなったが味は変わらず、いつも夏になるのが待ち遠しくて今年もおいしかった。

「本と手ぬぐい」の手ぬぐいを納品した夜はお久しぶりねの「ニューねこ正」で枡酒。コチの唐揚げとなすの煮浸しとともに寝不足の身体にしみわたってあっという間にべろんべろん。

大相撲七月場所六日目は現役力士のご両親が営む酒場で友だちとテレビ観戦。国技館にいるかと錯覚するほど盛り上がり、盛り上がったまま今度はテレビ番組のカモのお引っ越しまで応援。それでも収まらずに誰かがカラオケに入れた「ふたりの愛ランド」を歌ってさようなら。

ついに夏が来た。

2023年4月19日水曜日

昭和なマルシェ

いい店でしたねぇ、と「ニューねこ正」を同時に出た男性2人がお店を振り返って言った。
そうでしょう、と声をかけたいのを堪えて歩く帰り道。ほんのちょっとしたことでも今日はよい一日だったなと思えた夜。
やらねばならないことがあるので毎晩まじめに帰宅していたら料理が楽しくなってきて、これはこれでいかんと久しぶりに寄ったのであった。
思えば「おいてけ堀」にもしばらく行っていない。今夜こそ、と思いながらその晩も「ニューねこ正」で今年初めてのかつお刺を食べていたら、ふとした瞬間にかつお好きのフンド氏の美味しい顔を思い出して笑ってしまった。


ここまで書いたのを忘れて、ふと気付けばもう4月も半ば。やらねばならないことに楽しく没頭していた。

今週末、つまり明日4/15(土)から甘夏書店で行われる「昭和なマルシェ」に参加します。
昭和って、昭和って、と半月以上頭を抱えていたが、甘夏書店さんにマッチそのものが昭和ですよねと言われたことがよみがえったので、いつものように自分のほしいお店のマッチにしました。
春になってうれしいのは、大好きな雑草があちこちに出てきたこと。つつじもいいけど雑草もね。

短いトンネルを覗いて向こう側を想像するのが好きだ。このトンネルをぬけると雑草たちがにぎやかにお茶を飲んだり本を読んだり。パンジーは雑草ではないけれど、いつもにこにこ笑っていて気さくなのでいつの間にか仲間入り。
ベランダのれんげもいつもにこにこ笑ってるわよね。

2022年10月7日金曜日

秋のおかん便

折々に幼なじみが送ってくれる、通称・おかん便が届いた。中身が、よくわかってるうれしいものばかりだからおかん便。
今回は信州でしかまだつくっていないというクイーンルージュというぶどうや珍しい桃(プラム)、大粒の巨峰にブラックビート、懐かしい秋映えをはじめとしたりんごに梨などなどの信州の豪華フルーツたちの中に、幼なじみのお母さんお手製の佃煮が2種類。幼なじみとそのお母さんは顔もそっくりだがお料理上手なところも似たのだなぁと改めて感心。夜のお絵描き後の晩酌のおともに大事にいただくことにしよう。
クイーンルージュという初めてのぶどうはとても甘くて甘くて、むかし雪降りの中食べた、枝に3粒ほどついていたぶどうを思い出した。

「ニューねこ正」で今年初めてのさんま。
初物のときはメニューの短冊に「小さいです」と書き添えてあって確かに小さかったが2度めのこの日のさんまは少し大きかった。年々小さくなってるしうちのさんまにしたらこれでもかなり小さいんだけどね、と美人女将。さっき常連さんに、これはさよりかしらって言われたよと笑った。
いつの間にか、今年も秋になった。
しみじみしてないで、早くごはんにして!

2022年9月14日水曜日

まだ温かかったホットドッグ

酒場で知り合った友だちから呼び出されて「おいてけ堀」へ向かった夜。
実は朝から「おいてけ堀」に行きたい気分だった。
長崎の旅から帰ったので話をしたいとのこと。その子がその日着ていたシャツの柄にもしやと訊ねると、おすすめした長崎の古着屋さんで入手したとのこと。波佐見焼のピアスとも合っており彼女によく似合っていた。
明日も仕事だから早く帰ると言い合っていたのに結構飲んだ翌日は朝から初めての病院へ。長い長い時間待ってくたびれ果てて診療が終わり、一丁そばでもすするかと病院を出ようとすると入口に素敵なレストラン。
半日ほど座っていただけだが頑張って待ったしと迷わずイン。クラシック音楽が流れる優雅なレストランで優雅にオムライスを食べた。

それからてくてく東大の辺りを歩いて根津神社で今月の花御札を手に入れ不忍池の蓮を見て、この日が誕生日のフンド氏にホットドッグを買わなければと思ったが、南船橋のIKEAは遠いなぁと新宿のIKEAへ行ったら、なんとそこにはホットドッグがなかった。さんざん考えて新宿駅の中のお店を思い出して向かうも、ビールが美味しそうでつい立ち飲み。まだほかほかと温かいホットドッグを早くフンド氏にと一気に飲み干して家路を急ぐと「ニューねこ正」のお兄さんが暖簾を出しているところだった。毎度、と言われたので後で来ますとあいさつして帰宅。まだほんのり温かいホットドッグをフンド氏に差し出して「ニューねこ正」へ引き返した。
美人女将の目の前のお気に入りの席でひと心地。
美人女将が、フンド氏さん最後にここへ来たときあの席でさんまを美味しそうに食べてたねと言ったが、ああそんな時期だったかもと記憶をたどるも思い出せず。
いつも飲んでばかりだからよ。あたしもさんま食べたい!

2022年7月25日月曜日

本と手ぬぐい7に追加しました

「ニューねこ正」へ行くのを1週間がまんしてつくった「ニューねこ正」の手ぬぐいを納品しに甘夏書店へ向かう途中、道の反対側にとあるお店が見えて思わずイン。
おめあてはオムライス。外のサンプルは古ぼけてケチャップの色がソースのように茶色くなっておりケチャップライスを包む薄焼き玉子の様子がなんとも好みでたまにここを通るたびに気になっていた。
テレビの前にどうぞ、と言われるもテレビがどこにあるかわからずもたもた。テレビは目の前であった。お店を仕切っているママさんはてきぱきしており、店内より広そうな調理場ではお年を召したおじいさんや若いお嬢さんなどが手際よく動いていた。
壁のメニューを見てそういえばここ何年も冷やし中華を食べていなかったな、と思い出す。
しばし待ったのちにやってきたオムライスはまったく好みのもので、うれしくてゆっくり食べた。

よい寄り道をしたおかげで、にこにこしながら甘夏書店に到着して「ニューねこ正」の手ぬぐいを2枚納品。
こちらも「ニューねこ正」のマッチ付き。

ちょうど前回の納品のときにお会いしたイラストレーターの方などと再会してほめられてうれしくなった。意味は違うけれど六十の手習いのような気分。舞い上がったまま階下のカフェでとてもすてきなうちわを発見。タコとイカが表と裏に描かれていてタコと目が合ってしまったので連れて帰ることにした。

それからコーヒー屋さんでお久しぶりねのご主人と豆を挽いてもらっている間にランの話などしてやる気を少し出し、最近気になっている台湾レストランの店先をながめてから年にいちどお知らせをくれる友だちの合同展示を見るために電車に乗った。

以前の職場では同じ教材開発室の同僚だったけれど今ではすっかりイラストレーターとして生計を立てている。えらいなぁ。それにしてもそれほど仲がよかったわけでもなかったのにこうして20年ほども付き合いが続くとは不思議なもの。
今回の展示のテーマは「花」とのことだったが、入口にあったボディに蓮の花が描かれたお地蔵様のこけしが彼女のつくったものと知ってびっくり。いつもと発想が違う気がしたからだ。思わず最近増えた我が家のこけし家族の写真を見せた。
いつもいろんな画材で描いている絵、今回も彼女にしか描けないタッチで、どうしてそれを試そうと思ったのかと毎年同じ質問をする私に、自由になんでも試したらいいんだよと毎年同じ答え。毎年なるほどと思いながら試していなかったが今年はできたかもしれない。

手ぬぐいはあとひとつつくるつもりだが、この日はちょうどよい時間に通りかかった「おいてけ堀」で飲んでしまった。美人女将たちと相撲を観ていると結びの一番でまさかの出来事。なぜ照ノ富士が正代に、と帰宅後は幼なじみと文句のメッセージの言い合いが止まらず。

2022年5月30日月曜日

休日の特別なランチと「森の時間」

もしかしたら走る気になるかもしれないとランの格好で家を出るも、あっという間にお蕎麦屋さんにインした休日。
九条葱を山盛りにした冷やしたぬきそばのおいしかったことよ。それから「喫茶ニャーゴ」で豆をひいてもらいながら先日行った霞ヶ浦の話をすると、茨城県は多くの野菜が生産量日本一であることを教えてもらった。
誰も宣伝しないから知られていないけれど、ブランドかぼちゃなんかもあるんですとのこと。そういえば秋田の友だちも同じことを言っていた。実は納豆の発祥地は茨城ではなく秋田だが県民性なのか誰も主張しないので茨城に譲っていると。しかしこの話は議論を呼びそうなのでこの日は黙っておいた。

甘夏書店さんで開催されていた「手描きのブックカバー展」が終わり、搬出に向かった。久しぶりの甘夏書店さん、ブックカバーは引き続きネット販売してくださるとのことでありがたい。そして来月の楽しそうなイベントや川の向こうのパン屋さんの手拭いがかわいいらしいこと、さらに畏れ多くも今回のブックカバー展でご一緒したあるイラストレーターの方の、もう終了したかもしれない展示の話をしたら、その展示が明日までということを教えてもらった。しかもその展示をしているブックカフェの店主さんの話や美味しいチーズのこと、駅前にある湧水が実に美味しいことなどを聞くうちに、これも何かの縁と、ちょうど何も予定のなかった翌日に行くことを決めた。
弾みがついて川の向こうのパン屋さんへ走って手拭いを買い、コーヒー屋さんに教えてもらったハワイアンなイベントで竜眼ジュースを飲んで帰宅。
夜は「ニューねこ正」で年に数回、東京場所の際に顔を合わせる大阪のママちゃんと遭遇。とてもかわいらしい白鵬の大ファンのマダムとはこの日初めてゆっくり話してその行動力に驚いた。先日美人女将に熱海はいいですよと言われた翌日に一泊でひとり旅をしてきたそうで、ねえ写真見てと言われて覗き込んだスマホにはこの日断髪式だった豊ノ島のマスコットが揺れていた。
それから隣の席のおじさんとも盛り上がり、二軒隣のバーで3人で乾杯。途中、なんだろうこの3人、とおかしくなった。

翌日は予定通り千葉県は久留里のブックカフェへ。
のんびりしていたら行きの電車に乗り遅れ、乗り換えた高速バスでは珍しく車酔いして昼過ぎに到着。商店街の中で下車してしばし呆然と立ち尽くす。楽しそうなお店がたくさんある!
少し歩いてお目当ての「TIDE LAND BOOKS」の扉を開けると、いろんな食べものの濃い匂いで満たされていた。入口近くのカウンターでひとり静かに本を読んでいる男性のほか、ほどよくにぎやかな店内と本の数々。絵画展「森の時間」はちょうど案内されたテーブルの壁から展示されていた。この方の絵は初めて見たときからいいなぁと思っていたが、先日友だち夫婦に連れていってもらった松山庭園美術館でのこの方の作品との偶然の出会いから、もっと好きにになった。それにしても美味しかった地元の玉子とチーズだけを使ったカルボナーラ。あっという間に食べ終えてしまった。食べ終えてからもまた改めて作品を見て歩きポストカードを選んでいると、今日はご本人が在廊しているのでサインもしてもらえますよ、と店主がにっこり。はたしてひとり静かに本を読んでいたのがご本人であった。
急な展開にしどろもどろになって結局伝えたいことの1/10も話すことができず、それでも親切に話しかけてくだすったカイズケンさんは絵の雰囲気とぴったりの方だった。
後ろ髪を引かれながら駅へ向かうと先ほど気になったお店の数々。しかし満腹と満足でもうおなかがいっぱい。また次回にしよう。
駅前の湧水を汲んで飲むと、本当だ、本当に美味しい。ボトルに詰めた水は帰りの久留里線の中でちびちび飲んだが、前日カフェikkAさんで手に入れたケニアの紅茶を淹れたら美味しいだろうと思いついてあわててふたをしめた。
「森のパフェ」って絵だったかしら、あれいいわよね。あとわたしにそっくりな子の絵もよかった。

2022年4月28日木曜日

決意表明

体調のよくなかった日の前夜に深酒をして翌朝のLSDはドタキャン、体調がよくなかったその晩のBBQで酩酊してそのまた翌日はいよいよ体が動かなくなり、楽しみにしていた街ランまでキャンセルして寝込むライスをキメた。


もう酒は飲まない、とは言わないが休肝日を設けようと決心した2日後に「ニューねこ正」で平目刺やぶりのカマに夢中になりつつ美人女将とおしゃべりしていたら、板さんから和風に柔らかく煮たプチトマトに山芋ソースをぽってりかけたものをいただいた。美味しくてうっとり。さらにまかないの通称・貧乏チャーハンまでおすそわけ。どこが貧乏なんだといつも思う、ねぎと玉子だけのシンプルで最高に美味しいチャーハンをちびちび大事にいただいていると今度はこっそり高菜が差し出された。板さんお手製のこの高菜も最高で親指を立てたまま貪っていると明日のまかないは高菜チャーハンだよと言われて、これは明日も来なければと固く決心した。
なにが決心よ!

2022年4月6日水曜日

パンチライン

やる気スイッチが見つかってからパンチラインに3つも出逢ってしまった。
すべて「また聞き」だけれど、その言葉を見て聞いて、毎夜の酒で忘れてはいけないとメモに残した。3つとも今まで尊敬していた人でもなんでもなく、なんなら知らなかった人たちの言葉。

在宅のときにたまたま聞いたラジオで、興味もないまったく知らない方へのインタビューが意外におもしろくて思わず耳を傾けた「伊集院光とらじおと」。興味がなくても話の聞き方で引き込まれるんだなぁと他の日にまた聞いたらどのコーナーもおもしろくて、生島ヒロシから始まる午前中全ての時間を持っていかれた。この番組の最終回も湿っぽくなく、あくまで楽しく終わったおかげで寂しくなった。寂しくなったので番組のパートナーの方々のSNSをいろいろ見ていたところ出逢ったのが、伊集院光からの「いい人生にするために、じゃあここからどうする?」の言葉。

先日の雨の花見のとき偶然立ち寄って後日また猛然と向かった小さなお店。お菓子屋さんではあるけれどそれだけではない気がして、3月も終わりだったのに手に入れたこのお店のカレンダーがどうにも気に入って、普段甘いものは食べないのに美味しかったシュークリームも忘れられず再訪したその日のお菓子(日替わり)は片手で持って食べることのできる小さなチーズケーキで、それを確認してから控えめに隅に置かれた冊子をぱらぱらめくった。とにかく見たことのない世界。新しいものに出逢えたことがうれしくて数冊購入。そのうちの一冊に書かれていた柚木沙弥郎さんの「ものを選ぶということは、自分に自信を持つことなんだ」の言葉。

数週間遅れで聞いたPodcast「OVER THE SUN」で堀井美香さんが言った「彼(夫)とはふたりだけどひとつみたいなものだから、彼が死んでも涙が出ないと思う」(大意)の言葉にジェーン・スーさんが、最近読んだ本に同じようなことが書いてあった!と言ったその言葉の正確なものは忘れたけれど、銀座8丁目あたりを歩いていて目が覚めた。そういえばフンド氏がいなくなって同じことを感じたことがあったなぁ。

「ニューねこ正」に新しいメニューが増えた。
平政と真鯛の刺身には大根でつくった花びらがあしらわれ、若筍とあおりいかの木の芽和えや白魚が登場。先日は板さんがこっそり「追い」白魚をしてくれた。
大の苦手の春が今年は少し楽しくなってきた。
はっ!見付かってしまった!

2022年1月20日木曜日

医者通い

医者通いの日々。
先日は人生初の大腸の内視鏡検査であまりにも辛い、うまいこと表現できない気持ち悪さと途中の痛みに唸り声をあげていたら看護師さんに、鼻から息を吸って口から吐いてね、もうすぐ終わるからね、と優しい声で言われて涙が出た。検査前日の食事制限にばかり気を取られて検査のことなど忘れていたが本当に辛かった。検査が終わったら何を食べようかと楽しみにしていたのに何も食べられそうになくトボトボ帰宅。
病院からの通り道の国技館では十両土俵入りの時間。

若元春に豊昇龍、照強に霧馬山に北勝富士に若隆景、そして照ノ富士。みんなみんながんばって、と心の中でつぶやいて帰宅し、ねまちとテレビ桟敷で観戦。
腸の動きを止める注射が切れてきたとみえてお腹がぐうぐう鳴り始めた。お腹は空いていないが晩酌のために何か食べておこうとたぬきうどんを作った。前日はネギも揚げ玉も無しの素うどんだったので七味もどっさりかけてやった。
その勢いのまま「ニューねこ正」へ乗り込み

案外きれいだった我が大腸を思い出しながら、そこに熱燗が染み込む様を想像してわかさぎの天ぷらをかじった。

もちろん美人女将にはさんざん泣き言を聞いてもらったし別の日には「おいてけ堀」のママやチーママにも話した。

その検査ってあれだろ、音ががんがんうるさいやつ、とマスターが言うので、それはMRIですと答えながら、ああ、あの検査もイヤだったなぁと思い出した。
医者通いは、まだあと2回残ってるわよ!

2022年1月11日火曜日

新年のさようなら

ねまちと過ごしたこと以外なんの感慨もなかった年末年始とそれからの三連休。
オミクロンのせいで予定していたイベントも不参加、その翌日友だちに誘われたLSDだけが楽しみで、それなのに突然の腹痛で不参加を覚悟してがっくりうなだれたが、少しだけでもと仲間に言われたので参加してみたら、なんのことはない、最後まで走ることができた。
LSDの後のお楽しみ、飲み会は止めておきますと言ったら、少しだけでもと仲間に言われたので参加してみたら、なんのことはない、普通に飲んでしまった。

しかもその後の「おいてけ堀」のマスターとの飲み会でさえも普通にがばがば飲んでしまった。
ソロ活動も再開。いつものお店にあいさつ回りして新年の石鹸と手拭いもいただいた。
なんだかんだで元気じゃないかとオノレの丈夫っぷりに感心したが、大相撲2日目をテレビ桟敷で鑑賞した後に行った「ニューねこ正」で美人女将に、冷たいものはやめときなと言われて背筋がのびた。
しばらく行っていなかったお蕎麦やさんへ小銭を数えながら向かうといつものように口が勝手に、紅しょうが天そばくださいと言った。いつものように私以外のお客さんはみなゲソ天そばを注文し、おかあさんはのんびり返事しながらもサッとおそばを出してくれた。

しばらく行っていなかったおにぎり屋さんへ小銭を数えながら向かうと閉店のお知らせが貼ってあった。
おじさん対おばさんふたりがいつも喧嘩しており、そのせいかおにぎりがしょっぱいこともたまにあったが、おばさんひとりがいなくなってから喧嘩もしょっぱいおにぎりもなくなった。
黄身がどす黒いほどに固く茹でてちょっとヒビを入れたゆで玉子も、ゆるいラップで巻いたサンドイッチも、これでしょ、と注文する前から包んでくれたおにぎりも、もうないのだなぁ。

2021年11月30日火曜日

本と遊ぶ ブックカバーとしおり展2021

ねまちの避妊手術を無事に終えて、エリザベスカラー生活もあと数日。
モンペと言われようとも術後は4日間ずっと付きっきりでいようと、手術中はご近所さんに自転車を借りてねまちのフードや自分の食料や酒を買い込んで日がな一日じっとり観察していたけれど、2日後に久しぶりの友だちと再会するべく後ろ髪を引かれながらランチに出かけて帰ると、私が在宅していたときには残していたごはんをきれいに平らげており私がいないほうがよかったのではと反省。

久しぶりに会った友だちとはお互いなぜかじろじろ見合ってしまった。
変わっていなくてよかったと言うと、あんたは白くなったねと言われた。引きこもり生活のおかげか。ずっと食べたかった友だちお手製のおいなりさんはその晩大切に食べた。またつくるよ、の言葉がうれしかったが私をモンペ呼ばわりしたことは忘れないぞ。

別の日、会いたかった幼なじみとやはり2年ぶりくらいに「ニューねこ正」で再会。

変わっていなくてよかったと言おうとすると、身長が180㎝超えくらいになっていたらどうしようと思ったけど変わっていなくてよかったと言われた。幼なじみの恋人とともに生牡蠣で痛飲してどっさりおみやげをもらって、またね。

いつもばったり会う常連さんと「おいてけ堀」でひと月ぶりに再会して千秋楽前日の照ノ富士・阿炎戦を観戦。

続けて日本シリーズまで観戦。ひとりで観るより楽しくてまた痛飲。

会いたかった友だち全員の顔を見ることができてうれしかった数日間。
しかし喜んでばかりはいられないのだ。かなり久しぶりにお誘いを受けたイベントが始まる。

「本と遊ぶ ブックカバーとしおり展2021」
2021年12月5日(日)~12月25日(土)
12時~18時(最終日は~17時)
定休日 火曜日・水曜日
一軒家カフェikkA 2階 甘夏書店さんにて
https://amanatsu-shoten.hatenablog.com/

ちびちび作っては失敗、作っては失敗を繰り返しながらも、何点か出品できそう。
他の方の作品も楽しみだなぁ。

2021年10月23日土曜日

モテています

満席の「ニューねこ正」でむりやり席をつくってもらい

今年2度めのさんまと素晴らしく美味しい白子を熱燗で飲り、さらにまかないの通称・貧乏チャーハン(ねぎが多いから、らしいがちっとも貧乏ではない)までいただいて機嫌よく帰った夜。酒場が再開してから会っていない飲み友だちからメッセージがきた。
仕事が忙しくてねこ正に行けず、悲しいのでねまさんの最新の写真を送ってくださいとのこと。お安いご用とカメラを構えるも写真を撮るのがへたくそなために、ねまちが荒ぶっている写真しか撮れず。
こんな写真でも喜んでくれた。

独身の頃から長く一緒に暮らしたねこたちを亡くして、またねこと暮らしたくなった妹が泊まりに来たいという。それではどこに行こうかと聞くと、ねまちに会いたいだけだから別にいいとのこと。

週に5日は真夜中の大運動会で寝させてくれない暴れ太鼓なねまちは実にモテている。
久しぶりに会ったこの牛もマスクや帽子をつけており、裏通りなのに人気者。


2021年7月7日水曜日

にゃあおん

夜、ほどよく酔ってベランダへ出ると、近いような遠いような場所からねこの声が聞こえる。野良ねこはほとんどいないはずだけれど、こんな時間に大声で鳴いていると心配だなと常々思っていたら。ある休日、上の階の方が下りてきたと同時に持っていたキャリーバッグから聞き覚えのあるねこのダミ声。これはあのねこの声だとわかって安心した。年をとると変な時間に大声で鳴くというが、君がにゃあおんだったのか。

日中ボケッと過ごしてから唐突に仕度して、じゅんさい池に向かって走った。相撲中継の始まる時間に帰ることができるか不安だったが、走り出したら気持ちよくてすぐにじゅんさい池に到着。かつてはじゅんさいが採れたらしいが昭和の始め頃に池がだめになってしまい地元の方々の要望でつくり直したとのこと。梅雨時ということもあるがしっとりした静かな緑地公園で、保護のため昆虫にしかわからない光を発する場所もあるらしい。蚊は多そうだが、いっぺんに気に入った。
相撲中継が始まる時間になりラジオを聞きながら帰宅ラン。河川敷で美しい三毛ねこを発見してじっと見ると耳がカットされており安心した。
「ニューねこ正」では、ご家族に不幸があって再開初日にはいなかったお兄さんがいつもの大声で働いていた。いつ言葉をかけようか迷って結局お勘定のときに小声で話すと、おれ、ちくわがいて本当によかったですよ、とお兄さんが言った。ちくわとはお兄さんの家のねこ。うんうん、わかりますよと頷いてさようなら。まわりの人は不思議な顔をしていた。

2021年4月23日金曜日

どの酒場もどうか無事で

たまにはひとりでしんみり飲もうと、毎度おなじみの「ニューねこ正」。
そこでお久しぶりねの相撲友だちに再会して5月場所の展望を語り合い、美人女将から少年隊関連の貴重なBlu-rayを貸してもらい舞い上がって帰宅。美人女将から、お弁当箱忘れてるよ、とのメッセージが入ったので翌日もてくてく向かう。
「ニューねこ正」には2日連続どころか週6日行っても飽きない。飽きるどころか、あれも食べたかったこれも食べたかったと後悔する。それどころか同じものをまた食べたくて週に6日通ったこともあった。以前はひとり客というと断然男性客だったが、最近では女性のひとり酒もちらほら。おいしいものがたくさんあるのだから当然だ。
お弁当箱、洗っておこうかってうちのが言ってたんだけどさ、と美人女将が笑った。そんなそんな、と言いながら、もし持ち帰ったお弁当箱にここのごちそうが詰まっていたらうれしくてたまらないだろうなと想像してこっそり笑った。
あ、来ちゃったと美人女将がつぶやいたので入口を見ると、こちらもお久しぶりねの未亡人会会長であった。高齢で一人暮らしのため、近所に住むお子さんたちが出歩かないよう心配しているのだが隙を見ては「ニューねこ正」へ来ているらしい。会長は好事家であり、ある相撲部屋の後援会もやっている。よってまたこの夜も相撲話。
次の日は「おいてけ堀」へ登場。今日はひとりでしずしずと飲もうと思っていたら、隣に座った紳士とその隣のゴルチェおじさんがやけに盛り上がっており、いつの間にかその中へ入っていた。生まれも育ちも両国、御年84歳だというその紳士はあの老舗「ちゃんこ えびすこ」の隣で生まれたという。
はっきりとした江戸弁は聞いていてとても気持ちがよい。海釣りの話から陸釣りの話(いわゆるおネーちゃんの話)まで、こんな薄汚い中年をお嬢さんと呼んでくれて一杯ごちそうしてくだすった。今度私が釣った鯛の写真をお見せしましょうと約束してさようなら。
そういえばここのところ、ひとりで飲もうと思ってひとりで飲んでいなかった。人見知りだったはずなのになぁ、と最近お気に入りのスカートとPUNPEEの「ODD TAXI」を聴いてしんみり。それから幼なじみがドはまりしているNulbarichの「Be Alight feat.Mummy-D」を続けて聴く。なんていい曲なんだ、と無限ループで聴いて間に少年隊をはさんでまた聴いて、とちゃんぽんのようなことをしていたら酔いがまわった。

2021年2月10日水曜日

体調不良のにわかファン

珍しくすいていた週末の酒場で飲み友だちにばったり会って飲んだ後に、最近お気に入りの食堂で仕上げのもう一杯。翌日もその飲み友だちと待ち合わせて小さな蚤の市とランチへ。
この日蚤の市で最高にかわいいこけし柄の小箱を入手したところまではよかった。
最近体の調子がよくないなぁと思っていたところに軽く昼酒をかましたせいでなんとなく元気になった気がして明るいうちから「おいてけ堀」へ直行。
たまに会うおじさんに熱燗をごちそうになって調子に乗って飲み上げ、はしご酒好きな飲み友だちに誘われるまま前日と同じ食堂でまた仕上げた翌日から本格的に不調が始まった。

朝から胃が重苦しく食欲も酒欲も出ない。最近続いていたジョグに行く気力もなく引きこもり、フンド氏の月命日の夜もついぞ「ニューねこ正」には行けなかった。
唸って過ごしていたところにLSDのお誘い。
少々遠い場所だけれどみんなで走れば楽しいし、なにより今月はオンラインマラソンなるものに申し込んでいるので少しでも走れたらと気軽に参加表明するも、よく見たら参加者はエリートランナーしかいなかった。しまった、早まったか。
エリートランナーしかいない中でへっぽこランナーが迷惑をかけるわけにはいかないので、重い腰を上げてジョグに出発。
アトロクをタイムフリーで聞きながら走り出すと、先日の少年隊特集を聞き逃したことを知った。苦しくてもアトロクさえあればなんとかなるのでコースを長めに変更。
当時からアイドルにはビタイチ興味はなかったが、さすがに大抵の楽曲は聞いたことがあって懐かしい。昨年末の少年隊特集や筒美京平特集から見る目(聴く耳)が変わり、なんてカッコいいんだろうと今さらながら感動。
その翌日はやはり聞き逃したアトロクのゲレンデDJ特集を聞きながら徒歩出勤。
信州に生まれ育ちながらスキーは大の苦手で授業以外でスキー場には行ったことのない私には知るよしもないゲレンデDJの世界。そのお仕事内容も選曲も何もかもがすばらしくて、脳内には一面の銀世界が広がった。
しかしなにより心を(耳を)射貫かれたのは、最後にかかった少年隊の「湾岸スキーヤー」。
前夜の少年隊特集をリスペクトしてとの南部広美さんの選曲に朝からシビれてつかの間、不調を忘れた。今夜もおとなしく帰って少年隊ナイトだ。

2020年12月30日水曜日

年の瀬に驚愕連発

いつもフリーペーパーを読むために行く「おいてけ堀」へぶらり。
この日は休みで年賀状を出すためだけに出かけたのでメイクもしておらずきったねぇ格好をしていたがまぁ誰も見ていないしと三杯めを飲んでいたら、ひとつ挟んだ隣の席のおじさんがおもしろくてつい笑ったのをきっかけに話が弾んで、そうしたらさらにひとつ向こうの席の方にあなたいつもすました顔で本を読みながら飲んでるよねと言われ、マスターには他所のお店で楽しそうに飲んでるのを見かけたよと言われ、恥ずかしくて規定量の三倍は飲んでしまった。意外に人は見ているのだなぁと反省。
その翌日は今年最後の「ニューねこ正」でしっぽり。
数年前に本店「ねこ正」へ寄ったときに、ひとりで来て最古の常連さんばかりのあの席に座るなんてすげぇ女だなと実は噂になっていたと聞いて驚愕。意外に人は・・・以下略。
それから気を取り直して駅前で一服していたら、そのバッグ、TBSラジオのアトロクのやつですよね、俺も聞いてますと言われてまたもや驚愕。使いなれたバッグだから気にもとめていなかったが結構汚れていた。人って案外・・・以下略。

いろいろ驚愕しているうちに年の瀬。
今年は今までにない大変な年だったけれど、それでも結構よい一年だったなぁとポストを開けたら大きな郵便。友だちからの湯たんぽであった。
うれしくて2軒目(自宅)で飲み上げたのは言うまでもない。