かなしいことがあるとき、おもしろくないことがあったとき、この演芸ホールに来ては、ビールを飲み、気楽に落語を聞いてのんびりすごすことが常だったが、ついに、うとうとしていられないことになった。
先日、100年ぶりに鈴本で落語を聞いて、もともとファンだった柳家三三のほかに、柳亭左龍という噺家さんがおもしろかったので、いきおいで「三三左龍の会」に行ってきた。
これがもう・・・
思っていた以上におもしろくて!
ビール飲むのも忘れて大笑いですよ。
開口一番(前座さん)は、知ったかぶりをして大恥をかく「転失気」。
夏の暑苦しい情景が浮かぶ、優しい泥棒と、ずうずうしい大工(でぇく)がなんともおかしい三三「夏泥」、江戸っ子どうしの意地の張りあいの、くだらないけんかが面白かった左龍「三方一両損」。
中入りをはさんで、左龍のすずめのしぐさがかわいくておかしくて笑いの絶えなかった「鷺取り」、そしてトリは、悲しい女の怪談、三三「豊志賀」。
どれもほんとうにおもしろかったのだが・・・
もともと落語にくわしくないうえに、ここのところ、記憶力が著しく低下しているため、「夏泥」のサゲが思い出せなくて、昨夜は帰りの電車の中でも、帰ってからも、一杯やりながらも、もんもん。
ある夜の、おしゃれ夜食。
どこがおしゃれかってぇと、白菜の皿にとうもろこしがのっかってるってぇとこよ。
ボキのいちごまくらのほうが、よほどおしゃれですよ。
1 件のコメント:
ふっふっふ…美味しかった~♪
ぼっちゃんにいさんも、とうもろこしを堪能してました~
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