2017年10月19日木曜日

横綱通りももう秋なのさ

寒い夜、いそいそと「ニューねこ正」へ。
小鯛おいしいよ、と美人女将に言われて
それをたのむ。
小鯛というより中鯛だね、と塩を振りながら女将が言った。

鯛が焼きあがるまで、つれづれ話しをしていたら
ふっと有線の曲が耳に入った。

この曲を聴くと、しみじみ、秋だなぁって思うんです、
などと言いながら
中学のころ、同級生男子が「この曲エロいよな」と言っていたのを
思いだした。

クラスでただひとり、早々に声変わりしていて身長も高く、賢い彼が
すこし苦手だったので、それを聞いてますます、畏怖の念を抱いた。
が、しかし
どこがエロいのか、皆目わからなかった。


先日、人生のパイセンたちと一杯やったお店でのこと。
おもしろいからトイレに行っておいで、
と盛んに言われたので素直に従ったが
民芸調の店内に合わせた、民芸調の飾り付けのトイレで
どこがおもしろいのか、皆目わからなかった。

が、手を洗う段になって気づいた。
これか!

あのころの中学生男子が感じた「エロさ」も
案外、これくらい単純なものだったのだろうな、と
わざわざカメラを取りに行って、トイレに戻った。

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