毎晩どこかで飲んでいるために
たまに「ハズレ」の夜もある。
やかましい客が、
あちこち席をうつったあげく隣にすわったり
はるか向こうの席で、うまそうに一服している客に
聞こえよがしに、嫌味を言う嫌煙家。
そんな夜は、さっさと退散するにかぎる。
反対側の席にいたふたりは、
きっと二軒めに行ったはず。
「ほら見て、まだこんな時間」
と、女性がささやいていたから。
帰り道
月を見上げて歩いていて
クルマにひかれそうになった。
危険だったけれど
我ながら
風流だ、
などと感心する。
川っぷちのベンチで、ひとやすみ。
このベンチでは毎朝、
仲のよいサラリーマンふたりが
一服して談笑している。
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