尊敬する友に誘ってもらって行った、日比谷図書館での「アートになった猫たち展」。
特にひとつ、ぐっとくる作品があった。
その作品の作者・斎藤清氏の他の作品も見てみたくて調べてみると、以前行きたくて行きたくて思いつめていた会津のあの場所に、この方の美術館があることがわかった。
あの場所に行く理由ができた。
以前の1/3の酒量で酔って帰宅した晩のこと。
とうとうその時はやってきた。
毎朝毎晩、隣のくちなしとともに、ストーカーのように見張っていたジャスミンのつぼみが、ついにほころんでいた。
花が開いてきた。
この花、正式名称「エンジェルウィングジャスミン」は、普通のジャスミンより香りがやわらかくてみずみずしい。もちろん、くちなしほど香りの主張が強くない。
眠くてたまらなかったけれど、ストーカーとしては寝るわけにいかない。
春にスッコロボーズにしたら新芽が出なくなり、やりすぎたか、と反省して陽当たりのよい場所に移動したり欠かさず水を与えたりしたら、1ヶ月ほど前からぐんぐん新芽が伸びてきたのだ。もうかれこれ10年近い付き合いになるだろうか。
朝になったら、毎年見慣れた姿になっていた。
以前住んでいたマンション(至近距離)の管理人さんに、毎朝、植物のお世話の極意を聞いていてよかった。
徒歩出勤の途中で見る花壇では、同じ花は見かけたことがない。
こんなにすっきりとしたひかえめなジャスミンの香りも、嗅いだことがない。
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