とはいえ心から安心はできないのだが、一軒一軒訪ねるたびに以前の感覚がよみがえる。最初に行ったのは「おいてけ堀」。
次の日は別の「おいてけ堀」。(実はいくつもあるのだ)ここでも美人女将や大将たちの元気そうな顔を見ながら、ありがたく美味しく飲んだ。
また別の日は自家製チーズが特に美味しいお店。翌日から緊急事態宣言でしばらく来ることができないと目を皿のようにしてメニューを探したときそのチーズを発見した。食べたらおいしくて、たしか6皿も食べた。それでも嫌いになるどころかもっと好きになった。今回は3皿食べた。
どのお店の風景も味もそのままでうれしかったが、以前と違うのは家にねまちがいること。あまり泥酔する気にはなれず優等生的にごちそうさま。酒もいいがねまちが気になる。それにしてもみなさんお元気でよかった。
落ち着いたらソロ活動も始めようと帰宅すると、ねまちの顔を見てやっぱり我があばら家が一番かもしれないとも思った。
いいのよ、帰ってこなくても。ごちそうさえ用意してくれればね。
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