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2017年7月18日火曜日

黙りこんだふたり

たしか、日帰り旅行に出かけたはずなのだが
脳みその量が、日に日に目減りしているために
記憶がどんどん薄れてきている。
それは、お弁当を食べていないから。
おそばさえも、食べていないから。


食事らしい食事をとらないと、
旅の記憶も、うすれてしまうのか。
旅から帰ってすぐに、「土俵そば」へ向かった。

どんなに暑くても、酒は熱燗、と決めていたが
さすがにこの晩は、汗がふきだして止まらず。


朝ジョグを、ひさしぶりに決めた。

快適に走りながらも、頭の中は、
ジョグを終えてからの食事のことで、いっぱい。

友だちが送ってくれた、あまいとうもろこしやすいか、
どのタイミングで食べようか。
黄身が黒ずむほど、かたく茹でた、ゆでたまごの出番は?
さやいんげんの新しい食べかたは?

思いをめぐらしながら、
お気に入りの神社でおみくじをひいたり
みごとなバッタに感心したり
風にゆれる手ぬぐいと風鈴に見とれたり。

ふと
これは、ジョグではなくて散歩ではないのか、
と思ったが、暑さのために、すぐに忘れた。


夜、混みあった酒場でグラスをかたむけながら
スナップえんどうを、次々に口に入れていると
豆がひとつぶ、いきおいよく、隣へ飛んでいった。
隣は、なにやら話しこむ若い男性ふたり。
ごめんなさい、と手をのばして豆を回収したけれど
みんなで大笑いしたのちに、
ふたりの会話は、途切れてしまった。

帰宅後、大事にしていたグラスに、ヒビが入っていた。
エアコンをつけたのに暑くてたまらず、設定を見たら
29℃の暖房になっていた。
なぜこんなことになったのか、まったく覚えていない。

2017年6月29日木曜日

梅雨きのこと恋

沈丁花の鉢に生えた、
かたばみと、きのこ。
きのこは、ある朝突然に、生えていた。
「恋」も突然に、やってきた。

ある晩、夢に出てきたあのひと。
にくからず想ってはいたが、
夢に出てきたせいで、本当に気になる存在になった。

「彼に似ている人、ではなくて、彼を紹介して」
と、あちこちの人に頼んでまわったら
失笑を通り越して、爆笑された。
はまぐり「・・・・・・・」


夢で逢ってから、もう数日が経った。
彼のラジオも聴いたし、CDも買ったし、新譜の予約もしたし、
ライブの予約もするつもり。
みずどり「またチケットとれなくて、大騒ぎするんだろうね」
うずらママ「そして、あっという間に醒めるのよ」
醒めたときは、醒めたとき。
旅の本に、旅のおべんとうのブックカバーをかけて
旅に出るさ。

2017年6月21日水曜日

旅のおとものブックカバー・おべんとう編

いつものお店で
いつものごとく美人女将に見とれていると
酔いのまわった目の端に、まじめそうな、うずらの母。

そのうずらママの空き缶(業務用うずら玉子水煮缶)を
うっとり見つめていると
これまたうつくしい山の描かれた、業務用みその缶とともに
「あげるよ」
と、ひょいと渡された。

なにに使おうかしらん。
旅のおとものブックカバーの
おべんとう編も、ようやっと完成した。
タクシー会社「はっしゃオーライ!」のトマトに乗って
景色をながめるのに飽いたら
用意しておいたおべんとうをつまみながら
おべんとう柄のブックカバーをかけた、旅の本をめくるのは、いかが?
B4サイズもあるので、ハードカバーの本にも、使うことができます。
はとエアラインの機体も、どこかに見えますよ。
A4サイズとB4サイズ各1枚ずつと
しおりは
うずらママの左下にある、きっぷの形のものと
「ぺろり弁当」のお箸のものと、2種類入り。
きっぷには行先が書いてないけれど
はさみは入っているので、ご安心を。

ほんとうは
そっと行先を書き込む、ステキ女子になりたいものよ。
「はっしゃオーライ!」は、
安全第一の、のんびり運転がモットーです。