ラベル ちゃんこえびすこ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル ちゃんこえびすこ の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2021年4月23日金曜日

どの酒場もどうか無事で

たまにはひとりでしんみり飲もうと、毎度おなじみの「ニューねこ正」。
そこでお久しぶりねの相撲友だちに再会して5月場所の展望を語り合い、美人女将から少年隊関連の貴重なBlu-rayを貸してもらい舞い上がって帰宅。美人女将から、お弁当箱忘れてるよ、とのメッセージが入ったので翌日もてくてく向かう。
「ニューねこ正」には2日連続どころか週6日行っても飽きない。飽きるどころか、あれも食べたかったこれも食べたかったと後悔する。それどころか同じものをまた食べたくて週に6日通ったこともあった。以前はひとり客というと断然男性客だったが、最近では女性のひとり酒もちらほら。おいしいものがたくさんあるのだから当然だ。
お弁当箱、洗っておこうかってうちのが言ってたんだけどさ、と美人女将が笑った。そんなそんな、と言いながら、もし持ち帰ったお弁当箱にここのごちそうが詰まっていたらうれしくてたまらないだろうなと想像してこっそり笑った。
あ、来ちゃったと美人女将がつぶやいたので入口を見ると、こちらもお久しぶりねの未亡人会会長であった。高齢で一人暮らしのため、近所に住むお子さんたちが出歩かないよう心配しているのだが隙を見ては「ニューねこ正」へ来ているらしい。会長は好事家であり、ある相撲部屋の後援会もやっている。よってまたこの夜も相撲話。
次の日は「おいてけ堀」へ登場。今日はひとりでしずしずと飲もうと思っていたら、隣に座った紳士とその隣のゴルチェおじさんがやけに盛り上がっており、いつの間にかその中へ入っていた。生まれも育ちも両国、御年84歳だというその紳士はあの老舗「ちゃんこ えびすこ」の隣で生まれたという。
はっきりとした江戸弁は聞いていてとても気持ちがよい。海釣りの話から陸釣りの話(いわゆるおネーちゃんの話)まで、こんな薄汚い中年をお嬢さんと呼んでくれて一杯ごちそうしてくだすった。今度私が釣った鯛の写真をお見せしましょうと約束してさようなら。
そういえばここのところ、ひとりで飲もうと思ってひとりで飲んでいなかった。人見知りだったはずなのになぁ、と最近お気に入りのスカートとPUNPEEの「ODD TAXI」を聴いてしんみり。それから幼なじみがドはまりしているNulbarichの「Be Alight feat.Mummy-D」を続けて聴く。なんていい曲なんだ、と無限ループで聴いて間に少年隊をはさんでまた聴いて、とちゃんぽんのようなことをしていたら酔いがまわった。

2020年7月30日木曜日

世にも不思議なこと3つ

来月のオーバーナイト60Kmみちくさウルトラマラソンのための練習会、のためのちょびっと練習で皇居に登場。
待ち合わせ時間より早く着いてしまったのでお先に一周走りだしたら、以前は気にも留めていなかった歩道橋が気になっておもむろに階段をのぼる。とりあえず武道館まで行って帰ってこようと、蝉の声しか聞こえないしんとした木々の間を歩く。きれいになった武道館の写真でも、とカメラを構えると、人ごみで写真を撮ろうとしたとき通行人が立ちどまって待ってくれるあの感じがした。なんだか怖くなって元の道を戻ることにしたが途中で体が勝手に千鳥ヶ淵さんぽみちへ。まだ明るい時間帯なのに木々に囲まれた小道のせいか暗くて静まり返っている。早くここを出ないと真っ暗になってしまうと焦って走りようやく道が開けた。安心してお手洗いへ向かい一歩足を踏み入れると、白い壁にとんでもなく大きな蜘蛛。とっさに頭に浮かんだのは「タランチュラ」の名前。悲鳴をあげて逃げた。後に合流した友だちにそのことを話すも信じてもらえず。
その晩みんなで食べた餃子やなにもかもがとんでもなく美味しかったので、まあいいか。


国技館で相撲を観るのは場所中か大相撲トーナメント・福祉相撲や断髪式くらいだが、木戸銭がお高いのでそうそう何度も行けるものではない。今場所は特別だけれど。
数えるほどのその機会に必ず見かけるあるおじさんは、けんちゃんが扮していそうななんともおもしろい風貌をしていて(いいよな男かデシ男)無料有料問わずどんな相撲イベントでも毎回会う、気になる存在だ。ただし見かけるのは入り待ち・出待ちでのみ。つまり今場所、おじさんはいない。
そういえば雅山が現役のとき「みやっびやっま~」と大声で叫ぶ人がいた。雅山本人にはもちろん、だれかれかまわずに「みやっびやっま~」と言うので豊ノ島など「オレ雅山って言われちゃったよ」と苦笑していた。