2018年12月14日金曜日

プロ雀士はメランコリック

はとたちがパンくずでサッカーをしているのを横目に、いつもの道を急ぐ朝。
昨夜、酒場で隣り合わせた、食欲のないプロ雀士のことを思い出す。
ママとジビエの話をしていたら
「ボクにはねぇ、食欲ってものがないんだよ」
と、プロ雀士は唐突に話し出した。

彼の前には、レモンサワーと食べかけのあじの開き。
何杯飲んだのか知らないけれど、おつまみはそれだけなのだろうか。
おなかが空くことはないんですか、と尋ねると、あるけど食べるのが億劫でね、と言う。
人間の三大欲求のひとつの「食欲」がないとは、いったいどういうことなのか。
興味を持って次々に質問をした。

三大欲求のうち、ふたつについては聞いたが、その次はやめておこうと思ったら。
反対側の隣で既にでき上がっていたゴルチェとその仲間たちが、食欲と睡眠欲を除いたもうひとつについて、あっけらかんと訊いてきた。

そういえばゴルチェも、女性を泣かせていたな。(しつこい)
覚えてるんだぜ。(しつこい)
枯れているように見せかけてゴルチェも・・・(やめとけ)
禁断の4杯めを飲み干して、お先に、とあいさつしようとしたら
「おにぎりとメンチね」
とプロ雀士。
食欲がないって、どのクチが言ったんだ~!
と心の奥で叫んだのは、言うまでもない。

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