2019年4月11日木曜日

花見でなく、つぼみ見

毎年呼んでもらっている花見へ、今年も行くことができた。

花見というものは、時期にアタリをつけるのが難しい。
この花見も例外ではなく、かつては三分咲きだったり、花吹雪だったり、にわか雨だったり、したこともあった。

目的地が近づくにつれて、桜の花が少なくなっていく。
たしかつい先日この近辺を通ったときも、桜はこれっぽっちも咲いていなかった。
誘ってくれた友だちも心配していたっけ。
でも、桜なんて口実に過ぎない。目的は、一年ぶりにみんなに会うことと
地元の酒蔵の、新酒発表会。

その前に、ホストクラブ山の店へ。
ナンバーワンホスト・石松は、変わらずマウンティングの嵐であった。
ひとしきり遊んだあとに、今年初めての(店主さえもまだ賞味していない)山菜をいただく。きれいな緋色をまとったウドは、今まで食べたどのウドよりおいしかったなぁ。
いつも無口な店主の息子から今年から始めるというトレイル大会について話を聞くうちに、なんだか走りたくなってきた・・・気がした。

お花見はやはり「つぼみ見」であったが、久しぶりに会うみんなと豪華すぎるお料理とおいしい新酒で、気持ちよく酔った。隣に座った山男が音楽をかけてくれた。

隣の団体はご当地アイドルのオフ会だったらしく、山男はシャレで握手会の列に並びにいった。それを眺めていたら、なにやらむずむずしてきた。
アイドルといえば「R.Y.O.G.O.K.U」を唄って踊る彼らもアイドル。

カラオケではアイドルの曲しか唄わないと言っていた仕事関係のひとと別の日に10年ぶりに再会したが、おとなしく無口で五月人形のようだった彼は、ご立派になられていた。

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