マラソン前日くらいは、酒を飲まずにいた。
いつからか、いつなんどきも、晩酌を欠かさないようになった。この前日も、明るいうちに「おいてけ堀」へイン。
粛々と最後の一杯を飲んでいたが、
気付いたら
禁断の四杯めを片手に、隣のお客さんと話が盛りあがっていた。
これはイカン。
早く帰って明日に備えなければ。
すさまじい暑さだった週末
昨年のリベンジをするべく、北へ向かった。
昨年とちがうのは、現地に知り合いが待っていること。
縁もゆかりもない福島の地に、友だちが待っていた。
(父と同い年の)
暑さと、その名のとおりの地獄坂のために
ひっきりなしに水をかぶり
すいかをかじり
もうろうとしながら、
昨年リタイアした辺りまでたどりつくと、
おじさんふたりが炎天下で写真をバシバシ撮りながら
「がんばれよ~」
と声をかけてくれた。
ほうほうのていでゴールしたあとは
おじさんふたりが、私の知らない村の、
山の中腹の静かな温泉へ連れていってくれた。
つるつるのお湯で生きかえり、おそばをごちそうになり
おじさんふたりのマシンガントークに圧倒されながら
わざわざ便利のよい駅まで見送ってもらった。
おみやげに、地酒までいただいた。
さっそく、このことをマラソン仲間たちに話すと
「モテ期到来じゃない?」
「70代限定の」
と言われた。
私は、文通相手がまたひとり増えたな、と思った。
2 件のコメント:
なんて素晴らしいマラソン大会!
知らない土地に友達がいるって最高ですね!
まったくだ!
あの大会は辛すぎてもうリベンジもしたくないけど、おじさんたちが待ってるからまた出ようかな~
コメントを投稿