旅の翌日、友の庭で採れた野菜を使って友に教わった料理をつくった。
飲み歩いてばかりの身としては、数多い料理上手の友だちの生活を目にするたびに猛省。もっと早く目覚めていれば、と何度思ったことか。この気持ちが消えないうちにと、帰宅するやいなや出汁をとったりアレしたりコレしたり。
「レストラン両国駅」か資生堂パーラーか、ってくらい完璧なオムライスにも、いずれ腰を据えて挑戦しよう。
おみやげにもらった純米吟醸を啜りながら没頭していると、玄関のベルが鳴った。届いたのは、まったく同じ箱ふたつ。
自分で注文したTシャツと、誕生日プレゼントのTシャツ。中身もまったく同じ。届いた日も同じ。まさかのバッティング!でも2倍うれしい。
アラフィフなのに、Creepy nutsのTシャツなんてどうなのよ、と何度も買うのをためらったこのTシャツ、さっそく誕生日の朝に着て出かけた。
とはいえ、前の晩には誕生日のことなどすっかり忘れて「おいてけ堀」へ旅のおみやげを提げて参上、いつもより濃いホッピーにあっという間に酔っぱらって、前後左右不覚のまま帰宅。誕生日がこんなにどうでもよくなる日がくるとは思わなかった。
8月8日はボキの誕生日でもあり、結婚記念日でもあることまで忘れているんじゃなかろうね、と酔ってどこからか採ってきたえのころぐさの向こうでぼっちゃんがうらめしい顔をしていた。
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