2020年12月25日金曜日

地口のマッチ

ラジオでの話題から無性に聴きたい曲が浮かんだのでラジオを中断して聴いた。
この季節に「Winter's Tale」を聴くのはいつ以来かな。特に甘酸っぱくもない大昔のクリスマスパーティを思い出して、マスクの中で大口を開けて歌いながら大股で歩いた。
別の日、やはりラジオを聞いていて無性にあの曲が聴きたいと思っていたらその曲「板の上の魔物」がかかった。その時の気持ちよさといったらない。もちろんマスクの中で大口を開けて歌った。
また別の日、またもやラジオを聞いていたらその日は少年隊特集。特に思い入れもないので聞き流していたら、オープニングでかかった「仮面舞踏会」に耳と心臓を持っていかれた。こんなにカッコいい曲だった?筒美京平さんの曲だったんだ!懐かしいのではなく新鮮。
おまけにゲストのニッキが面白すぎた。

ところでようやく出来上がった地口のマッチ、うれしくて写真に撮らずに甘夏書店さんへ送ってしまった。

ずっと好きだった地口行灯。
初めて出逢ったのは北千住だったか。それを話したら友だちが足立区立郷土博物館で行われていた展示を教えてくれて、さっそく出かけたのは紅葉したきれいな落ち葉がしきつめられていた頃。そこで展示を見ていなかったらこのマッチは生まれなかった。
地口とはだじゃれのような言葉あそびのこと。
その地口に合わせた絵を描いた行灯が地口行灯で、絵馬や凧などの職人さんたちが古くから伝わる地口絵をさらさら描いて行灯に仕立て、初午祭に稲荷神社で飾られる。
偶然初午の日に稲荷神社を通りかかって見た地口行灯は圧巻だったなぁ。
夜たまたま通りかかった別の小さな稲荷神社で季節外れの地口行灯を見たときは、夢のようでひそやかでなんともよいものだった。
本来の地口はことわざだけではなく歌舞伎役者の名前や当時流行っていた芝居の台詞など現在では首をかしげてしまうものも多いので、今回は意味がわかるものと自分で考えただじゃれで作った。
もちろん縁起ものなので、よろしかったら甘夏書店さんへどうぞ。
ねまちのマッチのお店の方にご登場願ったものもありますよ。

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