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2023年8月10日木曜日

相撲健康体操

いまだかつてないほど感慨のない誕生日の朝、それでも休みは取っていたので相撲健康体操に参加。
会場である国技館のエントランスは朝は日陰で快適だけれど、体操はというと基本の蹲踞からしてきつく、阿炎の真似をして四股を踏もうとするも思ったほど脚が上がらず、開始早々に汗がぽたぽた落ちた。後ろの坊やも汗だくで「ヨイショ~!」と頑張っていた。
七月場所で途中休場した弓取の聡ノ富士さんや以前食事会で隣に座った佐々木山さん、落合改め伯桜鵬ほども髪が伸びていない新弟子さんたち、そして現役時代にファンだった元栃煌山の清見潟親方がまわし姿で指導してくださり本当に楽しかった。カードにスタンプを押してもらい、相撲健康体操の冊子や鉛筆やうちわ、お茶にキャンディとたくさん参加賞をいただいた。
それから久しぶりのお気に入りの海へ。海は先日も行ったのだけれどそれは漁港でこの日は海岸。
とんでもない暑さで手ぬぐいがあっという間にびっしょり。(この手ぬぐいは甘夏書店さんで発売中)
海水浴やボートの若者たちがうらやましかったが日本丸が寄港しているのを見ていつもの喫茶店であんみつも食べていつものパン屋さんでフンド氏にホットドッグのおみやげも。自分へのおみやげに買った鯵のなめろうご飯があまりに美味しくてその晩は食べすぎたので、翌朝もまた相撲健康体操に向かったのであった。
そのまた翌朝も行って、あと少しで勝ち越しっすね、とお相撲さんに言われたのよね。

2022年10月25日火曜日

好きなんだよ

早朝から待ち合せて走った日曜日。
来月に迫ったMINATOシティハーフのコース確認と試走。天気の良い日曜日の虎ノ門はいつもと違う顔でのんびりしていた。折り返しが多くあまり好きでない日比谷通りも途中で曲がるし、なによりハーフだからと途中まで気持ちよく走ったが途中友だちの足が攣ったためにショートカット。それからやはり来月のRHYMESTERのライブのチケット申し込みのためにスマホとにらめっこ。私は箸にも棒にもかからなかったが幼なじみがチケットをゲットしてくれた。ありがたい。
夕方は幼なじみとそのボーイフンド氏と待ち合わせて、初めてのクレイジーケンバンドのワンマンライブへ。景気づけに寄った酒場で、もしかしてRHYMESTERが出てきちゃったりして、などと愚にもつかない話をしたのも忘れてCKBの世界にどっぷり。思えばSEからしてかっこよかった。
この日急遽ドラムとして入った方はCKBの曲を知らなかったらしいが、突然セットリストにない曲を始める剣さんの口伝えでの数秒の説明にすぐ反応して演奏しているのには驚いた。それも何曲も。他のメンバーもそうで、これがプロなんだなぁと感動した。
夢のように時間は過ぎて、剣さんが、おや、あと一曲だと言った時には心から驚いた。まだ3曲終わったくらいの気持ちだよねと幼なじみと言い合っているうちにアンコール。CKBが歌っている西原商会の社歌が始まりふたりでキャーキャー盛り上がる。最近RHYMESTERがさらに上乗せしたこの曲、ラップの箇所になるとつい口ずさんでしまうよねと彼女に言おうとした瞬間、ステージ下手からグリーンの衣裳の三人が飛び出してきた。まさかのRHYMESTERであった。悲鳴に似た声が出て支えあう私たち。今でも思い出すだけで震える瞬間。改めて「世界、西原商会の世界」が始まり、続いてあの曲へ。イントロだけで腰がくだけてまた支えあう私たち。思えばこのコラボはコロナ禍直前にふたりで行ったRADIO EXPO以来で、下衆な歌詞なのにカッコよくて感動して、朝走ったときよりはるかに汗だくに。
それからまたCKBの世界に引き戻され、あっという間に終わってしまった。と思ったら、最後の最後に剣さんが手招きしてまた三人がやってきた。
シークレットゲストでRHYMESTERが出てきたこともうれしかったけれど、とにかくCKBのライブはおもしろくて今でも頭を「ドバイ」のフレーズが回っている。
なんてすてきな大人たちだろう。
「あ、やるときゃやらなきゃだめなのよ」は、かあさんのためにある曲ね。

2020年11月18日水曜日

両国のひと/R.Y.O.G.O.K.U.

友だちとの皇居ランの待ち合わせ時間より早く到着したので、ひと足お先に一周することにした。
ゆるやかな上り坂にさしかかってふと気付いた。この日はCreepy Nutsの武道館公演ではないか。歩道橋を渡ってまっすぐ行けば武道館だ。そういえば以前、用もないのに皇居ランの途中で武道館へ行って怖い目に遭って尻尾を巻いて帰ってきたことを思い出したが、この日はCreepy Nuts初の武道館公演だし、せっかくだからピーナッツ族でも見てこようとまた寄り道することにした。

リニューアルした武道館。ライブ前のわくわくする熱気とざわめきが伝わってきて満足して引き返す。どんなライブになるのかな、と緊張感も高まるがそもそもチケットを取ってさえいなかった。

彼らがゲスト出演した木村拓哉のラジオで、それは武道館公演の数日前だったが、ぶれずにRHYMESTERの話をしたのちにかけた「グレートアマチュアリズム」と武道館前日(当日?)に自身のラジオでかけた同曲に胸がいっぱいになった。チケットを取ってさえいないのに。

武道館公演後の彼らのラジオを聞いたら、DJ松永が思いのほか号泣したと言っていた。
なぜか「情熱大陸」の映像が浮かんできて、さらに以前ラジオでかけただけで松永が嗚咽したRHYMESTER「K.U.F.U.」のイントロまで頭で鳴り始めて目頭が熱くなった。

以前のように、チケットを取ってライブハウスで好きなミュージシャンのステージを観たいと思っても今はかなわぬこと。通勤途中や帰宅途中に爆音で好きな音楽を聴いて気分を上げるしかない。
A面でしっとり
B面でダンサブルに楽しもう。


2020年3月16日月曜日

飲みすぎたのは

聴いていて涙がにじむ曲は、泣ける曲調のものではなくてカッコいい曲である場合が多い。
カッコいい大人がつくる曲にはもの悲しさが根底にあってなんともグッとくるので、歩いていると速度は上がるしついつい酒も進む。
日曜日の夜ならばここでしょうという酒場へ行かずに自分スペシャルのおつまみをつくって地元のワインを一本空けた。もう読んでいない本はないだろうと思っていた多作の作家の知らなかった本を発見して読みながら聴いた曲にじわりときた。
たまには家で飲むのも悪くないが飲み過ぎだ。
週末楽しみにしていたTV番組は、楽しみにしすぎて始まる前には既に酔っていた。友だちとキャーキャーLINEしながら見たその番組は体感時間10秒ほどで終わった。

それにしても酔っぱらってばかりの毎日だ。
先日会った友だちが6月のウルトラマラソンに出るというので話を聞いたら、押さえた宿が安いのだが部屋が余っているので遊びに来ないかと誘われた。美味しいお店も押さえていると聞いてお邪魔しようかなと思っていたところ、やはり酔って帰った後にうっかりその大会にエントリーしてしまった。遊びに行くだけじゃなかったのか自分・・・

2019年11月22日金曜日

よふかしして早起きもする

二日酔いの友だちと待ち合わせして、またも早朝ソバ。お店こそ違うが3日連続。
まったく俺って、そばとか、そばとか、好きだよなぁ・・・と、新さんのように背景に波を背負って小雨の中を歩く。
注文を受けてから手際よく揚げるごぼ天と茹でたてのおそば、そしてやさしい味のおつゆはおいしい。二日酔いの友だちはかけそばをありがたい、と完食。

友だちと別れて、寄り道しながらのんびり徒歩出勤。
早朝、好きなおそば屋さんに寄るとやる気がみなぎる。

歩きながら、先日の「アフター6ジャンクション」の、タイのダンスミュージック・サイヨー特集をタイムフリーで聞く。サイヨーは腰を落として膝を入れ、とにかく低く低く踊るのがクールらしいが、細かいことはいいから楽しもう!という音楽が、みなぎる朝にふさわしくてタイのDJがプチャヘンザッと言うたび手を上げそうになる。
今週は早朝によく活動した。
これからますます寒さが強まるが、夜明けが遅くなればマジックアワーの時間に立ち会える可能性大だし、早朝営業のお店を新しく発見したり散歩中のかわいこちゃん(犬)たちとも顔見知りになれるかもしれないので、できるだけ早起きをこころがけよう。
お酒はひかえめにな。

2019年5月27日月曜日

やじうま3 やじ犬1

怒濤の土曜日を越えて、待ちに待った予定のない日曜日。


ジムに行ったら、その晩行こうと思っていた酒場の大将にばったり。
ではまた、とマシンに向かうと、激しくトレーニングしている元お隣さんを発見。
和ものが好きなアメリカ人教師・P。ブロークンなイングリッシュを駆使して、再会を喜ぶ。


この日の両国は、例のアレで一日ヘリの音でうるさかった。
「あちら」へ行くときっとえらいこっちゃだろうと、わざと遠まわりしてコーヒー屋さんへ。
それなのに「こちら」がわも、見たこともない人数の警察官。
「こちら」でこんなだったら、「あちら」はいったいどうなっていたのだろう。
ようやくたどりついた「喫茶ニャーゴ」のまわりも、物々しい空気。
いつも絶対に目を合わせない犬も
この日はなぜか両脇に警察官をはべらせて、いつも以上に目を合わせようとしない。

コーヒー豆を挽いてもらいながら店主とぶつくさ文句を言っていたら、ひさしぶりに会う、店舗を持たない古書店の店主がやってきた。
ぼくの家は高速道路出入り口のすぐそばなので、そろそろかなとやじうまがてらコーヒーを買いにきまして、と古書店主は笑った。
ぶつくさ文句を言っていたコーヒー屋さんの店主も、実は・・・とカメラを持ち出した。

帰り道、警察官に抗議??して動こうとしなかった車はそのままであったが、道路を封鎖していたフェンス等の撤去が始まり、張りつめていた空気がふっとゆるんだ気がした。

ジムでばったり会った店主の酒場へ顔を出すと、おさわりNGのかわいこちゃん(ねこ)が出勤していた。今夜はおさわりできないのか、と少し落胆して飲み始めた。
隣り合わせたひととラジオの話で意気投合し、共通の話題であるランよりも盛りあがる。
いやぁ実は今日、「あちら」へ行ってからここに来たんですよ、と唐突にそのひと。
もしや、と思ったら、このひともやじうまであった。