怒濤の土曜日を越えて、待ちに待った予定のない日曜日。
ジムに行ったら、その晩行こうと思っていた酒場の大将にばったり。
ではまた、とマシンに向かうと、激しくトレーニングしている元お隣さんを発見。
和ものが好きなアメリカ人教師・P。ブロークンなイングリッシュを駆使して、再会を喜ぶ。
この日の両国は、例のアレで一日ヘリの音でうるさかった。
「あちら」へ行くときっとえらいこっちゃだろうと、わざと遠まわりしてコーヒー屋さんへ。
それなのに「こちら」がわも、見たこともない人数の警察官。
「こちら」でこんなだったら、「あちら」はいったいどうなっていたのだろう。
ようやくたどりついた「喫茶ニャーゴ」のまわりも、物々しい空気。
いつも絶対に目を合わせない犬も
この日はなぜか両脇に警察官をはべらせて、いつも以上に目を合わせようとしない。
コーヒー豆を挽いてもらいながら店主とぶつくさ文句を言っていたら、ひさしぶりに会う、店舗を持たない古書店の店主がやってきた。
ぼくの家は高速道路出入り口のすぐそばなので、そろそろかなとやじうまがてらコーヒーを買いにきまして、と古書店主は笑った。
ぶつくさ文句を言っていたコーヒー屋さんの店主も、実は・・・とカメラを持ち出した。
帰り道、警察官に抗議??して動こうとしなかった車はそのままであったが、道路を封鎖していたフェンス等の撤去が始まり、張りつめていた空気がふっとゆるんだ気がした。
ジムでばったり会った店主の酒場へ顔を出すと、おさわりNGのかわいこちゃん(ねこ)が出勤していた。今夜はおさわりできないのか、と少し落胆して飲み始めた。
隣り合わせたひととラジオの話で意気投合し、共通の話題であるランよりも盛りあがる。
いやぁ実は今日、「あちら」へ行ってからここに来たんですよ、と唐突にそのひと。
もしや、と思ったら、このひともやじうまであった。
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