2022年10月25日火曜日

好きなんだよ

早朝から待ち合せて走った日曜日。
来月に迫ったMINATOシティハーフのコース確認と試走。天気の良い日曜日の虎ノ門はいつもと違う顔でのんびりしていた。折り返しが多くあまり好きでない日比谷通りも途中で曲がるし、なによりハーフだからと途中まで気持ちよく走ったが途中友だちの足が攣ったためにショートカット。それからやはり来月のRHYMESTERのライブのチケット申し込みのためにスマホとにらめっこ。私は箸にも棒にもかからなかったが幼なじみがチケットをゲットしてくれた。ありがたい。
夕方は幼なじみとそのボーイフンド氏と待ち合わせて、初めてのクレイジーケンバンドのワンマンライブへ。景気づけに寄った酒場で、もしかしてRHYMESTERが出てきちゃったりして、などと愚にもつかない話をしたのも忘れてCKBの世界にどっぷり。思えばSEからしてかっこよかった。
この日急遽ドラムとして入った方はCKBの曲を知らなかったらしいが、突然セットリストにない曲を始める剣さんの口伝えでの数秒の説明にすぐ反応して演奏しているのには驚いた。それも何曲も。他のメンバーもそうで、これがプロなんだなぁと感動した。
夢のように時間は過ぎて、剣さんが、おや、あと一曲だと言った時には心から驚いた。まだ3曲終わったくらいの気持ちだよねと幼なじみと言い合っているうちにアンコール。CKBが歌っている西原商会の社歌が始まりふたりでキャーキャー盛り上がる。最近RHYMESTERがさらに上乗せしたこの曲、ラップの箇所になるとつい口ずさんでしまうよねと彼女に言おうとした瞬間、ステージ下手からグリーンの衣裳の三人が飛び出してきた。まさかのRHYMESTERであった。悲鳴に似た声が出て支えあう私たち。今でも思い出すだけで震える瞬間。改めて「世界、西原商会の世界」が始まり、続いてあの曲へ。イントロだけで腰がくだけてまた支えあう私たち。思えばこのコラボはコロナ禍直前にふたりで行ったRADIO EXPO以来で、下衆な歌詞なのにカッコよくて感動して、朝走ったときよりはるかに汗だくに。
それからまたCKBの世界に引き戻され、あっという間に終わってしまった。と思ったら、最後の最後に剣さんが手招きしてまた三人がやってきた。
シークレットゲストでRHYMESTERが出てきたこともうれしかったけれど、とにかくCKBのライブはおもしろくて今でも頭を「ドバイ」のフレーズが回っている。
なんてすてきな大人たちだろう。
「あ、やるときゃやらなきゃだめなのよ」は、かあさんのためにある曲ね。

2022年10月21日金曜日

両国図書館の手ぬぐい

本当は先週金曜日までに完成するはずだった「両国図書館」の手ぬぐいが完成。
本を読みながらお酒を飲める場所はどこにでもあるけれど、好きな本の好きな箇所をふと思い出したとき、しかもその本が手元にないとき
「両国図書館」に来たら必ず見つかるんです。
繰り返し同じ本を読むのが好きなあなたにどうぞ。
かあさんは、トイレと布団にぼろぼろの本を常に置いています。

2022年10月18日火曜日

匂いについて再び・ねまちの手ぬぐい

耳鼻科の薬をきちんと飲んでいるせいか秋のせいか、ささいな匂いに敏感になった。
どこかの家でつくっている炒めものの匂いに記憶の蓋が開いて、これは実家を出て寮に住んでいたときの記憶だと思った。日が落ちて家路を急ぐ途中で嗅いだ匂い。炒めものはきっとソーセージにキャベツ。いつも誰かが調理場で料理していた。
カレーかシチューをつくっている途中の匂いもしみじみよいものだ。あとは2度めのきんもくせいの匂い。

年に一度ほど会う友だちと3人で待ち合わせて印旛沼を走った。昨年走ったときはひとりで、そして初夏だった。今年の秋の印旛沼は曇り空で走りやすく、雨上がりのあぜ道の匂い。たくさんのコスモスが咲き乱れていてボートやカヤックに乗る人たちもいてにぎやかだった。とりとめのない話をしながら走り終えてお風呂に入りお昼を食べてまたとりとめのない話。2度めのお風呂に入っているうちに空は晴れていた。この日は会ったとき3人とも弱っていたが、帰る頃には元気になっていた。

私が弱っていたのは単に寝不足だったからで、それは夜なべして手ぬぐいの絵を描いていたから。下絵はなかなか浮かばないけれど描くのは楽しくていつも午前さま。そんな深夜を越えた時間は、わくわくする匂い。今回は、美を追及するこけしグループの手ぬぐい。ヘアスタイルやまつげはもちろんのこと、MODなスタイルならなんでも相談にのってくれる心強いマダムたちにはいつもお世話になっております。
うっすら飛んでいるのは「サロン・ド・こけし」「MOD BARBERこけし」のイメージの花であるブラシの木の花。
納品した翌日にお買い上げくだすったそこのあなた、ありがとうございました。
もう1枚も、明日あたり完成かもね。

2022年10月12日水曜日

ミートソース!ミートソース!

通りかかった「ぺろりレストラン」でメニューを見ていたらお腹が鳴ったので迷わずイン。

発行が遅れたフリーペーパー「深川福々」を配布している最中だったがこの後は幸せなことに予定がなくてこうした寄り道もできたのだ。
しばらく食べていない焼きそばサラダもいいがやはりここはミートソースでしょうと注文。額装された平成26年の大相撲の大入り袋を眺めているうちにやってきたそれは少々焦げている麺がおいしそうで、まったくもって好みの風貌。
ひとくち食べたら懐かしい味。これは間違いなく子どもの頃に食べたデパートの食堂のスパゲッティハンバーグのミートソース。タバスコも粉チーズもかけずにぺろりと平らげた。(ぺろりレストランですからね)
夜なべして描いてる手ぬぐいができあがったら、また食べに行ってもいいんじゃない。

2022年10月7日金曜日

秋のおかん便

折々に幼なじみが送ってくれる、通称・おかん便が届いた。中身が、よくわかってるうれしいものばかりだからおかん便。
今回は信州でしかまだつくっていないというクイーンルージュというぶどうや珍しい桃(プラム)、大粒の巨峰にブラックビート、懐かしい秋映えをはじめとしたりんごに梨などなどの信州の豪華フルーツたちの中に、幼なじみのお母さんお手製の佃煮が2種類。幼なじみとそのお母さんは顔もそっくりだがお料理上手なところも似たのだなぁと改めて感心。夜のお絵描き後の晩酌のおともに大事にいただくことにしよう。
クイーンルージュという初めてのぶどうはとても甘くて甘くて、むかし雪降りの中食べた、枝に3粒ほどついていたぶどうを思い出した。

「ニューねこ正」で今年初めてのさんま。
初物のときはメニューの短冊に「小さいです」と書き添えてあって確かに小さかったが2度めのこの日のさんまは少し大きかった。年々小さくなってるしうちのさんまにしたらこれでもかなり小さいんだけどね、と美人女将。さっき常連さんに、これはさよりかしらって言われたよと笑った。
いつの間にか、今年も秋になった。
しみじみしてないで、早くごはんにして!

2022年9月28日水曜日

君の人生はもっと気高いはず

相撲三昧、酒三昧だった9月、ちょうど相撲観戦と重なってとても行きたかったライブに行けなくてがっかりしていたら、初めて単独でそのライブに行った幼なじみから熱気の伝わるメッセージ。
しばらく聴いていなかった大好きな曲を聴きたくなって久しぶりに聴くと、タイトルのフレーズに涙がぽろり。何度聴いても涙がぽろり。

いつもの朝
いつものおしゃれ親子の子どもがいなくてびっくりするも
翌朝にはおめかししていつもの場所にいてひと安心。ひとりで散歩にいくなんて。

甘夏書店さんで行われていた手ぬぐい展は延長期間も終わり、楽しくつくったねまちの手ぬぐいも完売したとのこと。なんてありがたいこと!
手に取ってくだすった方、お問い合わせしてくだすった方、お買い上げくだすった方、みなさん本当にありがとうございました。
これからも、季節に関係なくちびちびつくっていきます。
あたしはサンマがいいわ!

2022年9月14日水曜日

まだ温かかったホットドッグ

酒場で知り合った友だちから呼び出されて「おいてけ堀」へ向かった夜。
実は朝から「おいてけ堀」に行きたい気分だった。
長崎の旅から帰ったので話をしたいとのこと。その子がその日着ていたシャツの柄にもしやと訊ねると、おすすめした長崎の古着屋さんで入手したとのこと。波佐見焼のピアスとも合っており彼女によく似合っていた。
明日も仕事だから早く帰ると言い合っていたのに結構飲んだ翌日は朝から初めての病院へ。長い長い時間待ってくたびれ果てて診療が終わり、一丁そばでもすするかと病院を出ようとすると入口に素敵なレストラン。
半日ほど座っていただけだが頑張って待ったしと迷わずイン。クラシック音楽が流れる優雅なレストランで優雅にオムライスを食べた。

それからてくてく東大の辺りを歩いて根津神社で今月の花御札を手に入れ不忍池の蓮を見て、この日が誕生日のフンド氏にホットドッグを買わなければと思ったが、南船橋のIKEAは遠いなぁと新宿のIKEAへ行ったら、なんとそこにはホットドッグがなかった。さんざん考えて新宿駅の中のお店を思い出して向かうも、ビールが美味しそうでつい立ち飲み。まだほかほかと温かいホットドッグを早くフンド氏にと一気に飲み干して家路を急ぐと「ニューねこ正」のお兄さんが暖簾を出しているところだった。毎度、と言われたので後で来ますとあいさつして帰宅。まだほんのり温かいホットドッグをフンド氏に差し出して「ニューねこ正」へ引き返した。
美人女将の目の前のお気に入りの席でひと心地。
美人女将が、フンド氏さん最後にここへ来たときあの席でさんまを美味しそうに食べてたねと言ったが、ああそんな時期だったかもと記憶をたどるも思い出せず。
いつも飲んでばかりだからよ。あたしもさんま食べたい!