2018年10月3日水曜日

マッチ配りの中年

なんだかんだでいろいろあった週末が過ぎて
ようやく日常に戻った。

生活のリズムを戻すには、いつもと同じことをするのがいちばん。
いつもと同じこと、それは
いつものお店に行くこと。

めずらしくカウンターが空いていたので、マスターの前に座ろうとすると
「そこでいいのかい?」
と、普段は寡黙なマスター。
「そこ、TVが見えない最低の席だぜ?」
TVはあまり見ないけど、そう言われたら特等席に座るってもんだ。
前に来たとき、ママに持っていたマッチをほめられたので
その日はマッチをたくさん持っていった。
たまに顔を合わせるおじさんが、おもいのほか喜んでくれたのがうれしかった。
隣に座ったおじさんも、すごーく喜んでくれた。

お勘定をすませて縄のれんをくぐったら、小窓の向こうで焼き鳥を焼くマスターが、手を振ってくれた。
めずらしい日!

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