2020年9月7日月曜日

予定のない日は すべすべ温泉へ

「ニューねこ正」の美人女将に借りた「鬼龍院花子の生涯」を見終わった。三度に分けて1週間かけて観たが正解だった。濃度が高くていっぺんに観られないから。
仲代達矢の顔が目に焼き付いて離れない。まぶしいほどの夏目雅子はもちろん、美しい岩下志麻に夏木マリに、花子の顔も。

後日美人女将に報告しに行くと、今度はショーケン関連のDVD-Rを渡された。いつかは通る道と思いながらちっとも通って来なかった若き日のショーケンに、ついにお目にかかることができる。

思いきって枡酒をもう一杯お願いしたのはこの日初めてお目にかかった北海道のほやのせい。ちょうど帰り道で「ウィークエンドシャッフル」の泥水特集を聞いていて、RHYMESTERが初めての地方イベントに向かう東北新幹線のデッキで酒盛りを始めて〽ホ~ヤ ホヤホヤと浮かれてへべれけで到着し、その後・・・という話を聞きなおして笑いを堪えて歩いたところであった。
今まで食べていたのは東北地方のものでそれはそれでおいしかったが、北海道のほやはまったくの別モノでびっくりした。へべれけで帰宅して、楽しみにしていたCreepy NutsのMステ初出演を観たはずなのに記憶が断片的だったのが悔やまれる。

特に予定はなかったがこの日は一日お風呂に浸かろうと決めていた。
落語の「らくだ」に出てくる棺桶のような自宅の浴槽ではなく、広くて静かで長居できるお風呂。
久しぶりの「すべすべ温泉ねこぞの」はぐっと大人の雰囲気になっていた。
最近お気に入りの高炭酸風呂では自分の手脚についていく泡を気持ち悪いと思いながら飽きずに見て、露天風呂ではひょうたん型の天井から雲ひとつない空を眺めた。途中岩盤浴でうとうとしているうちに、暑いのになぜわざわざ熱いところで寝ているのかと疑問が浮かんだが気づけばまた高炭酸風呂で腕の泡をじっと見ていた。
身も心もすっきりしてねこぞのを後にしたが、すべすべマッサージを受けるのを忘れていたことに気付いた。日々がんばっている自分にご褒美ならばリベンジしたいところだが、まったくふざけた毎日をおくっているので特に悔しくはなかった。

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