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2019年10月21日月曜日

明日は秋の収穫祭

いよいよ明日は
年に一度の「秋の収穫祭」だ。

明日は雨。
雨は嫌いじゃないが、せっかくなのでやっぱり降らないでほしい。なんなら小雨で手を打ちませんか。
ねまちのマッチとシールと、旅のおともにぴったりのブックカバーとともに中年がお待ちしております。

このお祭りが終わったら、次はアレとあれとアレの準備が待っている。
いろいろ抱えているわりにどれも滞っているのだが、思いきって葉山の湘南ねこ美術館へ出かけた。締切の迫っている「ねこたちのクリスマス展」とは関係なく、友人の展示を観に行くため。

お久しぶりねの館長さんは変わらずねこに似ており、2階の家主のまりんさんとも初めましてのごあいさつをかわした。展示を眺めて館長さんやまりんさんといろいろお話しするうちに、昔の感覚を少し取り戻せたような気がした。
まりんさんの目の色は、本当にきれいな水色。
海を見ながら海岸を歩いて駅まで戻り、一杯飲んで帰宅。


翌日は正午前から江東区民まつりの角乗のお披露目。
木場角乗保存会の会長や副会長、そして角乗を教えてくださった先生の雄姿を見たくてジョグがてら木場公園へ。
途中からきれいに晴れた10月の空の下での角乗、練習会でお世話になったみなさんの緊張が伝わってきて見終えた後はぐったり疲れた。
会長さんのよく通る口上、紺色の法被姿で次々にみなさんをさばいていく副会長、そして抜群の安定感の先生の姿(特に三方落し)に友だちと黄色い声をあげた。
途中にっこりこちらを見て話しかけてこられた方は江戸文字を生業にされているとのことで、角乗にもくわしくてこれまた江戸弁のかっこいい方。まわりの観客も長年この日に角乗を見ているらしく、批評なぞしていておもしろかった。
角乗を見ている間も漂ってくるしょう油の焼ける香ばしい匂い。
江東区民まつりはとにかく規模が大きく、小銭しか持ってきていない身としては目の毒、鼻の毒。友だちと別れてジョグに出かけた。
遊歩道を進んで見慣れたクローバー橋に出ると、どこをどう間違えたのか目指していた場所とはまったく違う場所に出た。がっくりうなだれて帰宅を決意。のつもりが未練たらしくまた木場公園へ。おいしそうな匂いだけを嗅いですごすご帰宅ジョグ。
ゆっくり昼食をとり、ずっと切らしていたコーヒー豆を求めて「喫茶ニャーゴ」へ。
そこで火曜日の「秋の収穫祭」のことを思い出して(忘れてなんかいないけど)あわてて足りないものなど考えて歩く。

足りないものだらけだけれど、雨の休日は「秋の収穫祭」にぜひお出かけください。

2019年7月31日水曜日

夏服も「メンキー&ノンキー」

脳みそが沸騰するこの季節は、考えごとはしたくない。

毎朝、着る洋服で悩む時間など、たまらなくイヤだ。
そもそも悩むほどの数も持ち合わせていないし、夏場は重ね着の組みあわせを考える必要もないのに。褪せて見える洋服の数々を見ては、ため息をつく。
「メンキー&ノンキー」で、心が弾む洋服を見たい。あとバッグ。
ここに行けば、必ず欲しいものに出会えるから。


先日「メンキー&ノンキー」へ寄ったときのこと。
店主に、一昨日の晩、盛大なくしゃみをしませんでしたか、と訊ねると、したかもしれないと言うので驚いた。一昨日の晩、あなたの噂をしていたんですよ、と言うと、どなたとですか、と訊かれたので初めて会ったおじさんとです、「ニューねこ正」で隣り合わせて話しているうちにこのお店の話になったんです、と答えた。
誰だろう、と店主は首を傾げるも、名前はわからないし顔だって曖昧だ。
あの洋服屋の店名は隠し子の名前らしいよ、とか、あのスーパーマーケットの人たちはとても感じがよいがレジスターのあいつはダメだ、など近所の話に終始しておもしろかった、と言うと店主はピンときたようだった。
「ニューねこ正」いいお店ですよね、ぼくもたまに行きます、と店主が言うので、私は毎週行っています、と胸を張った。

その日見つけたのは、タグまですてきなワンピース。昔、女優が海外旅行に行く際にものすごいおめかしをしていたのを真似て、今度の旅に着ていこうかな。


そうそう
「深川福々」最新号で、角乗り体験取材記を書きました。
(写真は勝手に深川福々のTwitterから拝借しました)
小さいコーナーながら、全身さらしております。
体当たりってこういうこと?脱いでないから違うか。
ばか言ってんじゃニャイよ!(久しぶりのぼっちゃん兄さん)

2019年6月17日月曜日

おまえのような花 くちなし

尊敬する友と、二度めの角乗り練習に向かった。
雨上がりの青空のもと、今日は取材抜きの純粋な練習。
先日はようやく角材に立つところまでいったが、それ以上は進める状態ではなかった。

尊敬する友は、こういうの苦手なんだと言いながらも、初めてとは思えない速さで次々にクリアしてゆく。賢い人はコツをつかむのが早い。

陽射しが強く暑くてたまらなかったので、わざと角乗池に落ちちゃおうか、という考えが頭をよぎった。角乗保存会のみなさんの半分以上は、気持ちよさそうにドボンしていた。

一個送りという、角材を足で一回転させて立つというのを、この日はクリアすることができた。このままいけば、次回は三回転くらい連続でできるかも、と思ったがそうはイカのなんとやら。しばらくはマラソン大会などで参加できない。

昼酒についての考え方が一致している友とアルコール抜きのランチを終えて
次はプールへ。
時間がなくて、30分間取りつかれたかわうそのように泳ぎまくった。

帰り道、たまに会うかわいこちゃんに声をかけられる。
少し開いた家の玄関の戸から、つながれたかわいこちゃんが出てきて日陰で寝ていたのだ。顔見知り程度の仲だが、おさわりはOK。

ねこを充電したせいか、この晩も飲みに行く気になれず。
おもしろそうな本を見つけたので、本を読んで過ごすことにした夜。

本屋さんに教えてもらって急速に好きになった作家・田辺聖子さんが亡くなったのは数日前。好きなひとは生きていてくれるだけでいいのにな、と喪失感にうちひしがれた。


早く寝た翌朝、待ちかねていたくちなしの花が咲いた。
毎朝毎晩、ストーカーのように見張っていたのに、死角に1輪開いていた。

2019年6月11日火曜日

合宿という名のロング散歩と 木場の角乗り

1年ぶりの、姪との合宿。
今週末の大会に向けて、合宿という名のお泊まりに彼女はやってきた。

お泊まりなら「ニャーニャーホテル」のようなステキホテルが断然よいのだが
残念ながら、おんぼろの我が家。


お風呂だって「すべすべ温泉ねこぞの」へ連れていきたいところだが
残念ながら、少し離れた銭湯へ。
姪は、昨年の合宿の際に日本酒風呂に入ったことを覚えていた。
今年はというと、ビール風呂。来年はワイン風呂かもね、と笑い合った。

合宿は、いくつかの公園に寄ったり、あじさいを愛でたり、でいごの花の形に驚いたりして、気付けばロング散歩になっていた。

夜は「ニューねこ正」へ。
このお店で姪とふたり向き合うと、なんとも不思議な気持ちになる。
初めて娘と飲みに行く親父の気持ちだろうか。


翌日は、木場の角乗りの体験取材に姪も同行させる。
この道20年のベテランの方に丁寧にご指導いただいたが、己の体幹の弱さを実感。
姪は、そこにいた同い年の女の子に刺激を受けたか、上達が早かった。
それにしてもネイティブの江戸弁は、年配の方はもちろん子どもが喋っていても気持ちのよいものだなぁ。