2022年5月17日火曜日

傘も差さずに弁当

先月からお昼は外で食べることにしている。
普段はお弁当を公園で
雨の日はお蕎麦屋さんなど。
今日は曇りで午後からぱらぱら雨が降るとラジオで言っていたが、お昼に外に出るともう降っていた。雨を凌げそうな場所を思い出して向かうと、やはりその場所は濡れていなかった。鬱蒼としげる木々の下でお弁当を開いて箸をつけると顔のまわりがうるさい。やぶ蚊だ。移動したいがこの場所以外は濡れているので続行。食べ終えて気付くと少し離れたところにやはりお弁当を広げている女性がいた。心の中で会釈してさようなら。
いつものあの公園でお弁当を食べている人たちはこんな日はどうしているのだろうと考えていたら、そのいつもの公園が見えてきた。雨は一向に止まないが、多くの人たちが傘を差してお弁当を食べていた。
そこまでして公園で・・・食べたいですよね!と心の中でみなさんに会釈した。今度はこの先輩方を見習って雨の公園弁当をやってみよう。
やめてちょうだい!

2022年5月16日月曜日

大相撲五月場所 中日

幼なじみやそのまた友だちなどと何年かぶりに相撲観戦の前日は、酒の欲しくなるお店で軽くビールでランチ後、ぶらぶら歩いて東京で一番ハイボールのおいしいお店でひと休み。
ずっと来たかったお店だったので店内を眺めまわしてレモンの香りを吸い込んだ。このお店はおつまみもとても魅力的なのだが、数時間後に「ニューねこ正」に集合するのでぐっと堪えた。
「ニューねこ正」のファンであり美人女将のファンである幼なじみとその恋人とでこの日に行きますと伝えてはあったが、場所中で競争率の高いカウンター席を特別にとってくれていたのはありがたかった。さらにかつおの腹身を焼いてこっそり出してくれたのもうれしかった。

翌日はそれぞれの時間に場所入りしようということで呼び出しの邦夫目当ての私は少し早めに出かけたが、この日初めましての方々のひとりが9時には来ていたと聞いて驚いた。たまにしか来ることのできないみんなを付き合わせるのは心苦しかったが、邦夫の美声をわかってくれて鼻高々。
席に戻りどうでもいい情報をみんなにいばりくさって解説しているといつの間にか幕内土俵入りに続いて横綱土俵入り。今場所は照ノ富士の土俵入りを見ることができてよかった。

持参した応援タオルの数が多すぎて追い付かず隣の席の人にまでタオルを持ってもらったり、これ同体で取り直しじゃないの、とか今のは負けだったの、とか驚いているうちに中日の取組も弓取式も終了。照ノ富士弁当は見ることさえかなわず、はね太鼓に急き立てられてさようなら。

この日、最初にチケットを頼んだ方(知り合いのお友達)がわざわざ席まで来てくださって初めまして。結局チケットは完売だったので自力で取ったのだが、知り合いからメールアドレスを聞いただけだったこの方、大きなショルダーバッグ(お菓子がいっぱい)とレジ袋、右手に栓抜きを持って現れた。コップを席に忘れてきちゃったのよ、と持ち上げたレジ袋には瓶ビールが入っていた。

取組以上に印象に残ったのは言うまでもない。
豊昇龍の一番はもやもやしたよね~。
でも、帰りにばったり会った正代をにらみつけちゃダメよ。

2022年5月12日木曜日

私も、飲んで食べるために生きている

10連休のある日、この日はいつもは市川で会う友だちと根津神社へ。
先日友だち夫婦に連れていってもらった九十九里の松山神社ではご主人が御朱印ボーイでつられて私も御朱印をもらったが、今回一緒に行った友だちも御朱印ガール。ついていったら木製のお守り札と月ごとの花御札に釘付け、どうにも気になったので両方買った。お守りの札の絵は、ちまき。5月の花御札は菖蒲。これからは毎月、根津神社へ行こう。

それから友だちが東京で一番おいしいという魚屋さんへ。

店の外から覗いたら、魚の並んだケースより一段高い場所の中央にとてもかっこいい板前さんを発見、たしかに東京で一番かもねと頷いた。

それからやけにパン屋さんが多い路地で友だちおすすめのアイス最中を立ち食いしたり、人気のうどん屋さんなどを覗いたり、坂の多いこの辺りでもなかなかの急坂を上って路地に入ったら急に現れた小さなお店で大きくておいしそうなチーズケーキ(小麦粉を使っていなくて原材料がとてもシンプルなもの)を衝動買い。返す刀でその斜め向かいのカフェに入って昼ビールとカレーで労働について話したり、住宅街に置いてあったご自由にお持ちくださいの本をもらったり、それから谷中のお寿司屋さんで彼女はおいなりさん、私は茶巾寿司を衝動買い。夕焼けだんだんを戻ると日暮里駅だが、せっかくだからと鶯谷まで歩いた。途中ねぎし三平堂で、この塀の向こうにはどれだけすばらしいお庭があるのかしらね、とひそひそ噂していたらこの家の方が出てきてホホホとご挨拶。
時間があったので鶯谷から佃へ。彼女も私も偶然同じお店の海苔の佃煮が好きであった。それからバスに乗って東京駅から酒場へ向かおうと思ったが、いつも大行列のカレーパンのお店に人がいなかったので揚げたてを買って舌と唇をやけどしながらベンチで食べた。小腹が空いたじゃない、と小食の彼女が言うのはうれしい。

ほぼ開店と同時に滑り込んだ「おいてけ堀」で濃いホッピーと、いつもの自家製チーズを3回おかわりしてほかのお客さんたちとも杯を重ねて気持ち良く酔った。

ここが一番おいしいよ、といつも自信を持って教えてくれる彼女がくれた古い雑誌のお蕎麦屋さんの記事のスクラップを読みながら、久しぶりにお蕎麦屋さんで一杯やりたいな、と思った。
また飲むつもり?

2022年5月10日火曜日

長い10連休の長い日記

暇だ暇だとあちこちで訴えたおかげで連日違う友だちと会って遊んだ10連休初日は中野純さんの「闇で味わう日本文学」出版記念ヤミツキトーク+闇歩きツアーに参加してどしゃ降りの夜の平井の街を知らない人たちと歩いた。
先日読み終えた「東京サイハテ観光」がおもしろかったのでその勢いで申し込んだのだけれど、初めて知った「暗順応」の言葉とその過程を味わったこと、家にあるもので作る行灯、夜だからこそ見えるなんでもない建物の壁に映る影、もう富士山は見えない富士塚、狭い狭い路地を抜けて出た京葉道路、そしてどしゃ降りの河川敷の大きな水たまりなど、雨と寒さに震えながら歩いたのは楽しかった。途中、風で傘が壊れた方が続出。冷たい雨と風の中、素足にサンダルやスカートにパンプスで泥だらけのご婦人など、なぜこんな荒行をしているのか誰も疑問に思わず必死で中野さんに付いていった。
闇歩きツアーの終盤の公園で、すぐそこのビル(明かりもなく真っ暗)で警察の手入れがあって外国人が一斉に摘発されたのを父が目撃したんです、これもまた闇ですね、と主催者の方がぽつりと話したのがなんともいいサゲになった。

翌日は友だちと大福山というかわいい名前の山を走った。途中寄り道した出世観音への坂道が経験したことのないほど急勾配で今思い出しても胸がきゅっとなる。山つつじと八重桜がきれいだった。
表示がいろいろ間違っていたらしい展望台でうぐいすの声を聞きながらしばしのんびりして、復路は沢伝いに下る。前日の大雨にも関わらず澄んだ小川と森の中を進むと、抜きつ抜かれつだったご夫婦からヒルに気を付けてと言われて縮み上がった。むかしむかしこの辺りを歩いていて、フンド氏の靴下の色が薄いグレーだったはずなのに片方だけ黒いことに気付いて確認するとヒルに噛まれて血まみれになっていて震え上がったことを思い出した。幸い今回は遭遇しなかったが、何度か沢に落ちてイノシシらしき足跡を発見した。走り終えて駅に戻るとなんとも好みの食堂が営業しており、迷わずそこで山菜そばを注文。フキの香りがとてもよかった。
お天気が最高によくて、連れていってもらった温泉では露天風呂でだらしなくずっと伸びており、山の中のかき氷屋さんでは地元・千葉の甘夏のかき氷で歯が冷たくなったのに追加でまたかき氷を頼んだ友だちに触発されてソフトクリームを続けて食べてしまった。食後に滝を見に行くと以前フンド氏がヒルに噛まれた現場辺りのはずが整備されていて面影もなし。ここでは毛虫に遭ってしまった。

その翌日は友だち夫婦と美術館へ。以前、銚子さんまマラソンの後に友だちのご主人の運転で連れていってもらった谷あいにある松山庭園美術館。ひとりで行くつもりだったがわざわざ送り迎えをしてくれた上にクーラーボックスを指差して、よかったら開けてと言われた。たしかさんまマラソンの後も同じことを言われて遠慮なく冷えたビールをいただいたがこの時はまだ朝の8時。さすがに朝からビールは飲めませんよ、と言うと、いやいやそれほどの人だと思ってますからとご主人。いったいどれだけの酒飲みだと思われているのか。
途中少し迷ったおかげで成田空港に入ったのも愉しく、山を上ったり下ったりして懐かしい美術館に到着。以前は紅葉の時期でどこもかしこも真っ赤なもみじでいっぱいだったがこの時期は目が覚めるような緑。春もいいねとゆっくり門をくぐった。
送られてきたハガキの写真が気になっていたのだが実際の作品はずっとおもしろくて広いお屋敷のような美術館をゆっくり見て回り、コーヒーをいただいているとねこたちがやって来た。さらにどこからともなくやってきた男性。見たことのある方だと思ったらここを作った張本人であった。いつもは作品を見るだけで質問などできないのに、この日は夫婦に背中を押されて声をかけたが、感動したことの1/3も伝えられず。
それから行ってみたかった甘味処で地元民のソウルフードだというじまん焼きを食べ、道の駅で玉子巻のお寿司やはちく(細いたけのこ)などを血眼になってかごに入れ、植木のまちというだけありたくさんある木や花をゆっくり眺めて歩いていると道の駅なのに獣が出るとの看板に一同震えつつ今度は九十九里の海に連れていってもらって寒さに震えた。帰りの車内は、五月場所の展望と沖縄出身のこの友だちとご主人のなれそめを聞いていたらあっという間であった。仲のよい、本当に大好きな夫婦。家の前まで送ってもらい、飲めなかったビールまで全部もらってさようなら。

そのまた翌日は友だちと夜の皇居ラン。ゲリラ豪雨のような土砂降りでランステの顔なじみのスタッフさんから心配されたほどだったのに皇居に向かう道すがら、ほら見てと言われて空を見たら青空。なんという晴れ男。故障中だけれど少し走りたいという友だちのペースは今の自分にぴったりであった。それから予約してもらったジンギスカンのお店で肉を食べては感動。不安になるほど見た目がチャラかった店員さんがとても親切でまた感動。酒は控えめにしておいた。

翌日、お休みに入ったはずの「ニューねこ正」の大将から電話があり、わざわざ新玉ねぎを届けてもらう。先日この新玉ねぎの産地の九十九里に行った話をして、たくさんの新玉ねぎといわしのごましょうが和えにしょうがの甘酢漬けまでもらった。
午後から走りに出るも全行程を徒歩。まったく汗もかかず疲れてもいなかったが銭湯へイン。手作りのアロマスプレーの香りが好きなここのサウナに入りたくて。丁寧に「整う」方法を書いてくれていたのでそれに従って3度ほど水風呂と往復、これが「整う」ことなのかと納得、すっきりして帰宅。九十九里のおいしいものをつまみに、やはり九十九里の落花生の焼酎。

そのまた翌日は、この連休で必ず行きたかった館山へ久しぶりに出かけた。
とはいえ目当ては海以外に何もなく、電車でゆっくり行こうと菜の花弁当をつつきながらうとうとしているうちに到着。海が見える瞬間を見逃してしまった。なんとなく海と反対方向へ歩いていくと小さな看板に、矢印となにやら気になる文言が。矢印に従って進むと、パッチワークのような建物。思い切って中に入ると古道具屋さんのようで、友だちの使っていたボトルと同じようなものがあったのでそれを取り上げるととても重かった。ごめんなさい、それ私の私物なんですとお店の方に言われて大笑い。ここは手作りでつくったスペースでこの日はたまたま古道具を売っているとのことで、ここをつくったお兄さんも交えてしばしお喋りしていると、これからどちらへ?と訊かれたので海以外に特に考えていないんですと応えると、おいしいレストランがありますよとのこと。ここを出てすぐ目の前なんですけど、ランチは団扇アジのフライがおすすめだけど大きすぎるかなぁ、オムライスもおいしいですよと教えてもらって頭が完全にオムライスになった。お礼を言って早速そのお店へ。まだお腹は空いていなかったがこういう話には乗るに限るのだ。地元の方々に勧められただけあってとても感じのよい店主とアルバイトさん、そして最高においしいサラダにオムライスであった。それからようやく海岸へ出てぶらぶら。駅前で見たジャズフェスのポスターを思い出して城山公園に向かった。
何度も来た館山だけれど普通の住宅街を歩くのは初めてで楽しく、他所さまの家の庭の花を眺めているうちにあっという間に到着。しばらく演奏を聴いて今度は昔山奥にあった雑貨屋さんへ向かって歩き出した。途中大行列のおみやげ屋さんを冷やかしながらようやく到着。いい香りのせっけんを手に入れた。またぶらぶら歩いて海を見て、トライアスロンの練習をしている子どもたちを見てさようなら。

そのまた翌日は西新井駅のホームのラーメン屋さんにまた行きたくて仕方なく、走る格好で家を出るもなぜか電車に乗ってしまった。お目当てのワンタンメンを堪能していたら隣に来た人が注文したカレーラーメンが気になって凝視。次回はこれにしよう、とひとまず改札を出て西新井大師へ。露店が楽しくて三周もして、さて帰りますかと出発したがやはり走る気がせずウォーキング。今後はウォーキングに転向しようかと考えながら少しも走らずに帰宅。

そのまた翌日はLSDのお誘いを断ってコーチ主催のリレーランの応援とBBQのためだけに初めての和光市へ。もうランなどできる気がしない。
晴れ男のコーチのおかげで雨の予報が外れてとてもいいお天気の中リレーランは終わりBBQ。コーチが前日から用意してくれて肉のプロが来てくれただけあって何の手伝いも出来ず。子どもの頃からそういうところがある。帰り道、友だちがかしわ餅を買ってくれてみんなで食べながら駅へ向かうとコーチが待っていて二次会へ。久しぶりにジャックダニエルのソーダ割りをおいしくいただいた。酒は控えめにしたので失態はなし。

連休最終日は友だち夫婦と原宿で待ち合わせ。
以前はいつも疲れていた友だちのテンションが高く、つられて声を張り上げて喋りながら歩く。青山や表参道にいながらなぜ野菜や食べ物ばかり買ってしまうのか、それはね、私が食べるために生きてるからだよ、と強引なパンチラインをかまされて納得。それでも当初の目的の傘も見つかった。流れで池袋まで移動して更に食べ物は増えていく。連休最終日に会えてよかったねとご主人に言われて本当にそう思いありがたかった。

充実の10連休の充電はまだ切れそうにない。
よく言うわ!

2022年4月28日木曜日

決意表明

体調のよくなかった日の前夜に深酒をして翌朝のLSDはドタキャン、体調がよくなかったその晩のBBQで酩酊してそのまた翌日はいよいよ体が動かなくなり、楽しみにしていた街ランまでキャンセルして寝込むライスをキメた。


もう酒は飲まない、とは言わないが休肝日を設けようと決心した2日後に「ニューねこ正」で平目刺やぶりのカマに夢中になりつつ美人女将とおしゃべりしていたら、板さんから和風に柔らかく煮たプチトマトに山芋ソースをぽってりかけたものをいただいた。美味しくてうっとり。さらにまかないの通称・貧乏チャーハンまでおすそわけ。どこが貧乏なんだといつも思う、ねぎと玉子だけのシンプルで最高に美味しいチャーハンをちびちび大事にいただいていると今度はこっそり高菜が差し出された。板さんお手製のこの高菜も最高で親指を立てたまま貪っていると明日のまかないは高菜チャーハンだよと言われて、これは明日も来なければと固く決心した。
なにが決心よ!

2022年4月18日月曜日

春のおでかけ

通勤電車の行き先に心が動くけれど休日にわざわざ行くことはない。
本と折り畳みイスだけ持って海辺へ出掛けたいがついでに走りたいし、けれど走る格好だと落ち着かないから出掛けることはない。
でもいつかはやりたい。
そんなときのためにつくりました。
ねまちの春のブックカバー。
春らしくちらし寿司もいいし片手でつまめるサンドイッチもいい。そんなあなたに両方おすすめ。
まずは先週から始まった甘夏書店さんでの「ふるほんピクニック+ブックカバー展」へぜひおでかけください。

週末は友だちを応援しに霞ヶ浦へ。
お天気がよく初めての霞ヶ浦もまぶしくて、蓮根畑(というのか)いっぱいの道を走るみなさんを応援するのは楽しかった。久しぶりに走りたくなってきた。
完走した友だちとみんなで天ぷらにビールで乾杯して公園をぶらぶら。よい休日だった。
そりゃ結構でござんしたね!

2022年4月6日水曜日

パンチライン

やる気スイッチが見つかってからパンチラインに3つも出逢ってしまった。
すべて「また聞き」だけれど、その言葉を見て聞いて、毎夜の酒で忘れてはいけないとメモに残した。3つとも今まで尊敬していた人でもなんでもなく、なんなら知らなかった人たちの言葉。

在宅のときにたまたま聞いたラジオで、興味もないまったく知らない方へのインタビューが意外におもしろくて思わず耳を傾けた「伊集院光とらじおと」。興味がなくても話の聞き方で引き込まれるんだなぁと他の日にまた聞いたらどのコーナーもおもしろくて、生島ヒロシから始まる午前中全ての時間を持っていかれた。この番組の最終回も湿っぽくなく、あくまで楽しく終わったおかげで寂しくなった。寂しくなったので番組のパートナーの方々のSNSをいろいろ見ていたところ出逢ったのが、伊集院光からの「いい人生にするために、じゃあここからどうする?」の言葉。

先日の雨の花見のとき偶然立ち寄って後日また猛然と向かった小さなお店。お菓子屋さんではあるけれどそれだけではない気がして、3月も終わりだったのに手に入れたこのお店のカレンダーがどうにも気に入って、普段甘いものは食べないのに美味しかったシュークリームも忘れられず再訪したその日のお菓子(日替わり)は片手で持って食べることのできる小さなチーズケーキで、それを確認してから控えめに隅に置かれた冊子をぱらぱらめくった。とにかく見たことのない世界。新しいものに出逢えたことがうれしくて数冊購入。そのうちの一冊に書かれていた柚木沙弥郎さんの「ものを選ぶということは、自分に自信を持つことなんだ」の言葉。

数週間遅れで聞いたPodcast「OVER THE SUN」で堀井美香さんが言った「彼(夫)とはふたりだけどひとつみたいなものだから、彼が死んでも涙が出ないと思う」(大意)の言葉にジェーン・スーさんが、最近読んだ本に同じようなことが書いてあった!と言ったその言葉の正確なものは忘れたけれど、銀座8丁目あたりを歩いていて目が覚めた。そういえばフンド氏がいなくなって同じことを感じたことがあったなぁ。

「ニューねこ正」に新しいメニューが増えた。
平政と真鯛の刺身には大根でつくった花びらがあしらわれ、若筍とあおりいかの木の芽和えや白魚が登場。先日は板さんがこっそり「追い」白魚をしてくれた。
大の苦手の春が今年は少し楽しくなってきた。
はっ!見付かってしまった!