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2020年7月26日日曜日

江戸前のドレスコード

開催の決定前から気になっていた「ドレス・コード?」展へ。
最近ではファッションなんてビタイチ考えていないが、憧れのCOMME des GARCONSの洋服が見られるだけでも行かずにはいられず。着るなんて畏れ多い、見られるだけでよいのです。それでも少しはおしゃれしたほうがよいかなと、とっておきのキジ柄のスカートで乗り込むも己の姿など忘れてじっくり観た。考えさせられる展示だった。
同じ都市で、同じダウンジャケットを着ていたり同じショップの紙袋を持っているさまざまな年代の人たちのスナップが興味深くて、エアコンに凍えながらいつの間にか2時間が過ぎていた。
このまま帰るのはナニだなと、前日飲み友だちに無理矢理勧めたくせに行っていなかった「おいしい浮世絵展」を予約、初台から六本木まで闊歩。勝負スカートをはいてはいたが途中で立ちソバもキメた。空腹でもあったが、こんな展示を観たらおなかが空くだろうと思って。しかしこの気遣いも裏切られ、浮世絵の中のおいしそうなものにまたもやうなぎ欲が首をもたげる。さっき立ちソバもキメたのに今度は盛りそばが、そして刺身が私を誘う。
うなぎとの再会は叶わなかったが、そば焼酎のそば湯割でキメて盛りそばで落ち着いたのはいうまでもない。

2019年6月26日水曜日

枝豆のおまんじゅうと紳士考

今夜こそはジムに行くのだ。
そう思ってお財布の中身も寂しくしておいた。

なのに、右手は「ニューねこ正」の引き戸にかかっていた。
習慣ってこわい。

「枝豆のおまんじゅう ごまソースがけ」と書かれた短冊が目に留まった。
これはいくしかないな、と短冊を睨んでいると、板前さんが待ってましたとばかりに声をかけてきた。よかったですね、照強、ぎりぎり幕内に残れたでしょう、と言われて、7月が近づいていることに気付いた。
隣の男性のところに、くだんの枝豆のおまんじゅうがやってきた。美味しそうだ。
なんにします?と大将に聞かれ、隣の皿を横目で見ながら、枝豆のおまんじゅうをください、と言った。
やっぱりこれ気になりますよね、と隣の男性はゆっくりおまんじゅうを口に運んだ。おもしろい味がしますよ、とうれしそうだ。

枝豆の話から、週末のキャンプで入手したおいしいとうもろこしの話へ。隣の男性は農業関連の仕事をしているとのことで、野菜のおもしろい話をしてくれた。
板さんは合間に、先日このお店へ来たという北勝富士関とのツーショット写真を見せてくれたり、照強関のちょっといい話を聞かせてくれたり。
枝豆のおまんじゅうは思いのほかボリュームがあったけれど、飽きない味で美味しかった。


ずっとフンド氏と来ていたこのお店にひとりで入るのも、知らないひとと愉しく話している姿も、数年前には想像もつかなかった。年をとると男性はおばさんに、女性はおじさんになるというからなぁ。こうなったら紳士をめざしたい。

思うに紳士とは

相手を思いやり、自分の趣味を愉しみ、決してクソおもしろくないワルクチなどは言わなくて、話がおもしろくて、友だちに愛されていて、行きつけの酒場が数軒あって、それから、それから・・・

悲しいときに何も言わず抱きしめてくれた「ニューねこ正」の美人女将のような人。
美人で男前なんです。

2018年8月1日水曜日

夢で逢えたが

花火の日の両国は、
早い時間からそわそわしていた。
すでに焼かれた焼き鳥や焼きそばが山積みになり
鮎の塩焼は満員電車のように炭の中に林立、
きゅうりやビールはたくさんの氷で冷やされ
早くも浴衣でめかしこんでやってきたひとたちや
警備にあたる警官や警備員、町内会のひとたちで
たいへんにぎやかだった。
もちろん私も、焼きそばを昼食とした。


その夜は、なじみのお店でのんびり飲み、
テレビで花火大会が始まったのを確認して勘定を済ませた。
店主にいってらっしゃい、と声をかけられると
ちょっと見てすぐ帰るんだけどさ、となぜかみな
照れくさそうに言って縄のれんをくぐる。

人ごみをひょいひょい掻き分けて歩くうちに
なつかしい小路へ出た。
ここだけは、いつ来ても花火がよく見えたもので
今でもそうであることに安堵した。

何年か続けて、偶然同じ場所で一緒に花火を見ていた婦人。
来年もここでお会いしましょうね、というのが
いつものあいさつだった。
道が混む前にさっさと帰宅して、
いま見てきた花火の続きをテレビで見る。
ま、どっちでもいいんだけどさ、と
さっきのお店のお客さんたちのようにつぶやきながら
まずまず酔った。


その晩。
たまには夢にくらい出てきてよ、と思っていたひとが
夢に出てきたが
髪が真っ白になっており、相応に歳をとっていたのがおかしかった。

2017年8月10日木曜日

旅の準備は、ぬかりなし

もうすぐ夏休み。
すこしの間、家を留守にするから
冷蔵庫の中の野菜などを
食べてしまわまければ、と
いつもよりしっかりお料理したために
うっかり
食べるものがなくなってしまった、きまじめな、あなた。
そんなときは「レストラン両国」へ。

オムライスとエビフライしか、メニューがないので
あれこれ迷うこともなく、旅の前日の食事を楽しむことができます。

おそめのお昼を食べたあとは
「BAR GABGAB」で、一杯だけワイン。
帰ったら旅の準備があるから、一杯だけ。

 弁当ヨシ。
 着るものヨシ。
読むものヨシ。
(これがもっとも重要)
宿の手配ヨシ。
飛行機のきっぷヨシ。
手みやげは「両国のさんぽ道」。

2017年5月22日月曜日

まずは、タニマチ

先週までは、どこへ行っても
神輿の話でもちきりであった。
 なにを食べていても
 なにを飲んでいても
そばをすすっていても
神輿の話で、もちきりであった。
みなさん
忘れてはいないだろうか。
いま、大相撲夏場所が開催中ですよ。



かくいう私も、女神輿の元締めにさそわれて
三社祭の見物に出かけた。

ひたすらビールをあおってはおでんをつつき
全然違う行先のバスに乗って
よろめきながら帰宅。

来年こそは担いでね、と言われて
「あたぼうよ!」と即答したが
ほんとうは、ダボシャツがほしいだけ。
来年、ついに誂えようかしらん。
そのまえに、早くりっぱなタニマチにならねば。