いつものお店をのぞいたら、超のつくほどの満席。
仕方ないのでいったん帰宅して、返す刀で再登場。
相席でいいよね、とスリムママが通してくれたのは、
すっかりでき上がっている紳士たち三人のテーブル。
失礼します、と椅子を引くと
「オレもいま来たんだよ」
と向かいの紳士。
な~んだ
たまに隣り合わせて話すおじさんばかりじゃないの。
きれいな江戸弁を操る。
こないだ終わったばかりの祭りの話でしばし盛りあがった。
たいへんきれいな酒飲み紳士たちであった。
「おっ紅一点!」
と言うので辺りを見回すと
スリムママ以外は見事にオトコ客のみ。
こんな「紅」ですいません、と小さくなりながらも
となりのおじさんのウインナいためは、ちゃっかりいただいた。