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2019年6月17日月曜日

おまえのような花 くちなし

尊敬する友と、二度めの角乗り練習に向かった。
雨上がりの青空のもと、今日は取材抜きの純粋な練習。
先日はようやく角材に立つところまでいったが、それ以上は進める状態ではなかった。

尊敬する友は、こういうの苦手なんだと言いながらも、初めてとは思えない速さで次々にクリアしてゆく。賢い人はコツをつかむのが早い。

陽射しが強く暑くてたまらなかったので、わざと角乗池に落ちちゃおうか、という考えが頭をよぎった。角乗保存会のみなさんの半分以上は、気持ちよさそうにドボンしていた。

一個送りという、角材を足で一回転させて立つというのを、この日はクリアすることができた。このままいけば、次回は三回転くらい連続でできるかも、と思ったがそうはイカのなんとやら。しばらくはマラソン大会などで参加できない。

昼酒についての考え方が一致している友とアルコール抜きのランチを終えて
次はプールへ。
時間がなくて、30分間取りつかれたかわうそのように泳ぎまくった。

帰り道、たまに会うかわいこちゃんに声をかけられる。
少し開いた家の玄関の戸から、つながれたかわいこちゃんが出てきて日陰で寝ていたのだ。顔見知り程度の仲だが、おさわりはOK。

ねこを充電したせいか、この晩も飲みに行く気になれず。
おもしろそうな本を見つけたので、本を読んで過ごすことにした夜。

本屋さんに教えてもらって急速に好きになった作家・田辺聖子さんが亡くなったのは数日前。好きなひとは生きていてくれるだけでいいのにな、と喪失感にうちひしがれた。


早く寝た翌朝、待ちかねていたくちなしの花が咲いた。
毎朝毎晩、ストーカーのように見張っていたのに、死角に1輪開いていた。

2019年5月31日金曜日

ひどい二日酔いと、気を遣わなかった二日間

何年かに一度やってくる、大大大二日酔い。
思いがけず、その日はやってきた。


目覚めると、あちこちに脱ぎ散らかした洋服。
昨夜履いていたパンツのポケットには、タクシーの領収書。
・・・はっしゃオーライ!に乗んなさいよ。


前の晩は、まったく気を遣わない仲間との飲み食いの会だった。
気を遣っていないのは自分だけで、ほかのみんなは気遣いをしているのだろうな、と落ちている洋服を拾い集めながら、反省。

思えばそのまた前日の食事会はほぼ初対面の方ばかりだったが、特に気を遣った記憶がない。
気を遣う相手と、おいしくないものを食べるのをやめたから、ヨシとすっか。



大大大二日酔いの日は使いものにならないが、不思議と仕事はミスなくこなす。
ふと気づけば、いつもの悪いクセが出ていない。
しかし意識すると出そうだから、気付かないふりをしよう。
・・・まったく気を遣うなぁ。自分なのに。


2019年3月25日月曜日

ねこにやさしく

うっかりしていたら、三月場所が終わっていた。
今場所は、TVで一瞬目にしただけだった。
「深川福々」の会議で三月場所の話題になったときにも、まだ初場所が終わったばかりなのになぁ、などとスットコドッコイなことを考えていた。


その「深川福々」は、先週発行された。
今回は「ふかがワンダーランド」の記事を書いた。
・・・まずは体幹を鍛えないとね、というのが、取材直後の感想であった。
温故知新コーナーでは、あの辺の方なら誰もが知っているあの方のマル秘写真が!
大江戸線 清澄白河駅などでお手にとってみてください。


体幹については、先日コーヒー豆を買いにいったときにも話題になった。
コーヒー屋さんは、私が以前出たことのあるマラソン大会にご夫婦で出られるとか。
病み上がりの奥さまはしきりに不安がっておられたが、とにかくいい大会だから楽しんできて、と伝えた。そして体幹鍛えましょうと誓い合った。

病気を克服してから味覚が鋭くなったのか、奥さまは市販のルウでつくるカレーを受け付けなくなったという。
オムライスとえびフライの名店なら、教えてあげられたのになぁ。



ごぶさたしていた、義理の両親のお墓参りに行った。
自宅近所のお花屋さんでスイートピーの花束をつくってもらったので、道中ずっといい香りが漂っていた。
お隣さん(お墓の)とこの大木が伐採されており、切りかぶの形の複雑さにしばし見入る。すみれが咲いていた。


とある休日、今夜はここに行くと朝から決めていたお店へ。
隣り合ったひとと、しばしねこ談義。
彼女の写真を見せるようにいそいそと、まだ3歳のかわいこちゃんの写真を見せてくれたそのひとと話しながら、先代のアヨちゃんやぼっちゃんのことを思い出した。
ねこにやさしいひとと話すと安心するなぁ、と気づけば酔いが回っていた。

2019年3月7日木曜日

おんな稼業を張るということ

そろそろ「サロン・ド・こけし」へ行かねばならない。
女主人に話したいこともあるからね。
しかし最近のこのていたらくでは、叱られるだろう。
こんなまつげではドレスコードにひっかかるし、髪はくるくるうねっている。



「MOD BAR BERこけし」にも行かねばならない。
店主に相談したいこともあるからね。
しかし最近のこのMODとはかけ離れたスタイルでは、叱られるだろう。
ぶくぶく肥えてきたし、ファッションも適当。

叱られない生活とスタイルを確立したいものだ。




先日ひといきに読了した本の主人公るみ子は、魅力的な女性だった。
最初はたよりない子だったのに、内面がだんだんたくましくなってゆくさま。
るみ子のセンスもとても好きだし、いい女発見!と思わせるこの作家の腕にうなった。


るみ子のように、せめて手の込んだ料理でもつくろうか。
なんて言った舌の根も乾かぬうちに「レストラン両国駅」にふらっと寄ってしまうのが関の山。
正統派のお料理は最強だもの。

2019年1月18日金曜日

マンネリ上等

好きな本は、病的にくりかえし読む。
「両国図書館」でも、同じ本ばかり読むことがある。
短編でも流れのある本は、辛抱強く最初から読む。
あらすじを知っているにもかかわらず、読み終えたあとにほっとするのは、変わらない。



さみしい、と思う夜はまったくないけれど、夜になるとつい足が向いてしまうのが「ニューねこ正」
かれこれ、もう20年近く通っているだろうか。
お勘定をすませたお客さんの「ごちそうさま、うまかったよ」のひとことを背中で聞くのが、自分のことのようにうれしいのは、変わらない。



「レストラン両国駅」のメニューは、たったふたつ。
うす焼きたまごでケチャップライスを巻いたオムライスに、身の大きいえびフライ。
姿の見えないマスターの、うんちくを語らない姿勢が好もしいし、変わらないこのふたつのメニューでずっと勝負している、その心意気やよし。



「ぺろりレストラン」のメニューも、たったふたつ。
クリスマスには、ピザなんかも出ますけどね。
料理人の初デートのせつない思い出から生まれたスパゲッティハンバーグと、料理人も記憶がさだかでないほど昔からある焼きそばサラダは、季節ごとの付けあわせのフルーツ以外、ずっと変わらない。



この世に生まれて、たった5日しかたっていない赤ちゃんに逢いに行った。
赤ちゃんは、ねこの兄さんと人間の姉さんに囲まれて、小さな口であくびをしていた。
人間の姉さんたちには覚悟のようなものが生まれており、小さななりをしていても自覚が芽生えているように見えた。
赤ちゃんの父親も母親も、赤ちゃんも姉さんたちも、そうか、これからのひとたちなんだな、と既に余生をおくっている私は、今さらながら思った。

2018年10月15日月曜日

心は、ごはんのようなもの

思いがけず、女子会(の、ようなもの)2DAYS。

歳の離れた友だちのお宅へお邪魔して、遅くまでチョキチョキちくちく。
あっという間に、懸念だったものができ上がっていく。
歳こそ離れているが、彼女とは同じような境遇にあるので、作業しながらぶつぶつぼやいていると互いに「わかる!」ってことばかり。
しまいには口調が荒くなって、「ばかやろう」「なめんなよ」「ふざけんなっつの」と、悪態つき大会に。

ひと段落して、彼女がほうれんそうを指さして「次はごま和えつくってね」との指示。
おくちに合いますか?と聞いたら「ちゃんと主婦やってたのね」と彼女。
なんとも落ち着く、たのしい晩ごはんだった。



べつの日。
閉店間際の「喫茶ニャーゴ」へコーヒー豆を買いに行ったら、とても混んでいた。
急いでいなかったので注文はあとまわしにしてもらって、くるくる働く店主の仕事ぶりを眺めたり、外へ出て近所をぶらぶらしたり。
戻って店主と長話。
サービスしてもらったしっかりめのコーヒーを啜りながら、さようなら。
いつもの窓辺に、その夜はふたりの犬。
コーギーの氷のような目がおかしくて笑いを堪えながら、次の場所へ。
作業を終えて、ごはんでも、と「ぺろりレストラン」。
ふと気づけば、この夜も女性のみ。
めずらしい!

境遇や年齢はそれぞれだけれど、現状全員ひとりもの。
ひとりものが4人そろうと、揚げものが食べたくなる。
よって、おもうぞんぶん、揚げものナイトとなった。
いいんです。
昼間、因縁の地まで走ったのだから。

2017年8月10日木曜日

旅の準備は、ぬかりなし

もうすぐ夏休み。
すこしの間、家を留守にするから
冷蔵庫の中の野菜などを
食べてしまわまければ、と
いつもよりしっかりお料理したために
うっかり
食べるものがなくなってしまった、きまじめな、あなた。
そんなときは「レストラン両国」へ。

オムライスとエビフライしか、メニューがないので
あれこれ迷うこともなく、旅の前日の食事を楽しむことができます。

おそめのお昼を食べたあとは
「BAR GABGAB」で、一杯だけワイン。
帰ったら旅の準備があるから、一杯だけ。

 弁当ヨシ。
 着るものヨシ。
読むものヨシ。
(これがもっとも重要)
宿の手配ヨシ。
飛行機のきっぷヨシ。
手みやげは「両国のさんぽ道」。

2017年6月27日火曜日

それはなにかと訊かれたら

母親よりはるかに年上のお姉さま方と
200人ぶんの食事を、つくった。

女だらけの水泳大会ならぬ
女すし職人の店、ならぬ
女ばかりの厨房ってのは、
実は、とてもおそろしい空間である。
(「ぺろりレストラン」とは無関係ですよ)
おいしい食事をつくるぞ!
なんて意気込んでいるお姉さまなど、いやしない。
司令塔の雷が落ちてこないよう、手を動かすことが重要。
(「ちゃんこ えびすこ」とは無関係ですよ)
そうと知らず
司令塔や、準司令塔のお姉さまのそばで
つまみ食いしたり、
つまみ食いしたり、
つまみ食いしたり、
あげく、
よく切れる包丁で指を切って、戦力外通告。

できあがった料理はとてもおいしくて
おかわりしたり、
おかわりしたり、
おかわりしたり、
あげく、
あまっていたおかずを勝手に持ち出して、またおかわり。
けっこう、いい年ごろであるのに、
お姉さま方の中にあっては、若手だったので
力仕事を中心に
脚も腕も、でぇこんになるまで、働いた。

途中、噺家さんが一席始めたのが、聞こえた。

はて
私はここで、なにをしているんだっけ。
それは、法事。