ラベル すべすべ温泉ねこぞの の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル すべすべ温泉ねこぞの の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2019年7月8日月曜日

年に一度のお楽しみ

福島県は二本松へ、今年も走りに出かけた。

マラソンが盛んなこの地で今年50回めを迎えた「東和ロードレース」は、坂道しかない通称「地獄坂」と後半500mの「極楽坂」で構成されるハーフマラソン大会。
毎年暑さとひどい湿度で時間内に完走することさえ厳しいこの大会、本音は・・・走りたくない!けれど、一昨年初参加した際に仲よくなったおじさん(文通友だち)と顔を合わせるのが愉しみで参加している。

今年は雨降りで肌寒く、びしょぬれでひいひい走っていると「通称・いつもの場所」こと6㎞を越えたあたりでおじさんを発見。おーい、と手を振ると、おじさんはおもむろにカメラを構えた。

ゴール後、記録証をもらう列で後ろにいた方と少し話す。この方は77歳にして20年以上この大会で完走しており、来月は51㎞のトライアスロンにも出るという。すごい!がんばってください、と心から激励した。


おじさんカーに乗って、安達太良山方向へ向かう。
おじさんカーにはバケツの底ほどの大きさのカサを持つ、特大きのこが乗っていた。たぶんしいたけだと思うけど食えないよ、となんでもないように言う。

霞ヶ城のすばらしい石垣を見学したり、美しいしらさぎの悪行の数々を聞いて大笑いしているうちに温泉に到着。
まじめに走らなかったからカラダのあちこちは痛まなかったが、すべすべ温泉につかったら疲れがとれた。
念願のお蕎麦は、食べている最中におじさんがもう一人前追加で注文してくれており驚いたが、おいしかったので当然完食。

郡山駅まで送ってもらい、また香り豆送ってくださいね、とずうずうしいお願いをして慌ただしく別れる。いつのまにか親戚みたいになっているおじさんと私。


そういえば二本松へ向かう東北本線で、目の前にCreepy nutsのDJ松永にそっくりな若者がいたので、聴いていたiPodを彼らの曲に変えてこっそり観察した。
髪型も顔も完璧、でも靴下とベルトが残念であった。(余計なお世話だ)


楽しかった日のことは、わかってくれる誰かに話したいもの。
帰宅するやいなや、傘をさしてかわいこちゃん酒場へ。
(この日かわいこちゃんは触らせてくれなかった)

このところ日曜日によくここで会うひととマラソン話で飲み上げ、さて最後はなにを飲もうかと考えていたら、大将が「大会おつかれさま」と一杯ごちそうしてくれた。
大将がこっそりつくってくれたハイボールは、休日のしめくくりにぴったりな味でとてもおいしかった。

2019年6月27日木曜日

ハチとケムと天国

10年ほど前から、毎年そこへ来るという一匹のハチに会った。
(※これは数年前にボツになったハチ王子)

種類・大きさも同じハチが、毎年やってきては細長い花壇を飛びまわるのだが、かなり近くに来ても威嚇もしないという。この日は紫式部の花にいた。
(※これもボツになったハチ王子)

もちろん同じハチのわけはないけどね、なんだかかわいいのよ、と花壇の手入れをしているひとは目を細めた。
さらにこの花壇のきんかんには毎年数匹のケムが住みつき、さなぎから蝶になって飛び立つという。最後の「シ」まで言いたくないくらいケムは嫌いだが、爪の先ほどの小さなころから目をかけていると、かわいく思えるものなのかしらん。
どちらにしても、毎日花壇の手入れをていねいにしているからこそ、わかることなのだと思う。

我が家のくちなしとジャスミンは、毎朝毎晩の私からのストーカー行為に疲弊したのか、ゆっくり咲きなさいよ、とあれだけ言ったのに、次々に花を咲かせては枯れていく。
寝る前に少し窓を開けると、濃い香りが流れてきて実にいい気分だ。



近日中に、幼なじみにまた「天国」へ連れていってもらうことになった。
通称「天国」(仲間内ではこれで通じる)はお湯だけでなく食事もとにかくすばらしいのだが、なんといってもすばらしいのは、ここを切り盛りするふたりの女性とイケメンホストすーちゃん(犬)。

元祖「天国」を気に入って遠方から通い詰めていた仲良しいとこが、高齢のため「天国」を閉業する先代に、あんたたちでやんなさい、と言われて引き継いだのが現「天国」なのだそう。

とにかく仲のよい三人は、誰ひとり欠けても大変だ。

先日連れていってもらったときも、変わらず温泉はどこよりもすばらしいお湯だったし、お料理は唸るほどおいしかったし、ホストは接客を健気にこなしていた。ご近所さんから山男まで、みんなでわいわい話して楽しかった。

けれど、ひとり足りなかった。

ここにいるみんながその話題を避けていることで、却って彼女の不在が大きくなる。
幼なじみが、お料理をつくる女性となにごとか話して涙ぐんでいたことも、気付かないふりをした。

深い山の中での女ひとりの営業はやはり限界なので、相方が復帰するまで、いったんここを畳むとのこと。

「天国」を好きな人たちが心の拠りどころを少しの間なくすのはさみしいことだけれど、大丈夫。会いたいとさえ思えばいつでもどこでも会える、と「ブエノスアイレス」のラストでファイも言っていた。

あなたたち次から次へとホントによく喋るね、可笑しくて笑い疲れた!といつも呆れられていた幼なじみと私。病み上がりでも容赦しませんよ。

2019年6月24日月曜日

キャンプだホイホイホイ

キャンプというものをしたことがなかった。
飯盒炊さんなら経験はあったが、集団行動が苦手なインドア派。
思春期のころからそういうときに積極的に手を出す・働くのが照れくさく、一周まわってなにもしないというのが身について、キャンプなんてリア充のするこった、と遠ざかっていた。

しかし

キャンプとキャンプ料理のプロ(ディレクター=D)におんぶ&だっこのキャンプ in 河口湖は、最高だった。


週末は雨予報だったにも関わらず、まったく降られなくて(仲間に聞いたら、どうやら私以外は晴れ男女)山々や船を眺めながら、ぺちゃくちゃ喋りながら、きょろきょろしながらのランは心から気持ちよかった。
テーマが「ゆるラン」だったのでさほど走っていないが、ランのあとの温泉も気持ちよかった。

Dが数日前から仕込んでくれた燻製はDが担当し、あとはDの指示でおもしろいごちそうができ上がってゆく。桜のチップの燻される匂いは、思ったより主張の激しい、でもクセになる匂い。

私が担当になった餃子ピザは、とても簡単な上にすぐ食べられるので、自分のレシピにこっそり頂戴しよう。Dや仲間たちの焼いた肉など、実は高価な食材ではないそうだけれど、とても味わい深くてしっかりと噛みしめた。

ふと気づけば、包丁を使ったり調味液をつくったり、食べるものは食べ、飲むものは飲み、とてもリラックスしていた。ついに来たか、リア充のときが。
飲み疲れた仲間たちが先に寝て、明日の朝食の準備も終わり、さてこれからどうするのか、とDに尋ねると、薪を燃やすんだよ、と事もなげに言う。
燃やす?ただ燃やすの?と聞くと、そうだよ、燃やすんだよ、と禅問答。
男性は、火と棒が好きだっていうからねぇ、というとDともうひとりは不思議そうな顔。

きっと炎を見つめながら内緒話なぞするのだろう、と考えるも、ただ炎を見つめてワインをすする中年三人。炎に夢中になる。なんだこれ。クセになりそう。


翌朝もまさにラン日和。
朝食前に軽く行ってみよう、と、湖に浮かぶ六角堂を見に行ったり、願いが叶うという鐘を鳴らして鳴らしたあとに願いごと何にしよう、とあわてたり、ラベンダーやバラの香りを胸いっぱい嗅いだりして気持ちよく走った。


¥100で1分半利用できるシャワーでもたついて泡を残したまま立ちつくしたり、おいしすぎておかわりした朝食の片づけを終えて、慌ただしくコテージを後にする。
いいところあるよ、とD主導で行った神社がとてもおごそかで、樹木信仰という言葉の意味が少しだけ理解できた気がした。
そういえば、河口湖にいながら富士山の存在を完全に忘れていた。
看板につられてその先の山中の滝へ。
すがすがしいってこのことだね、と言いながら山道を下り、滝に沿って木製の階段を上がり、気付けば山道を走る中年たち。次回のキャンプ、2日目はトレラン練習でここに来よう、と早くも次のプランも決定。

帰りに地元のとうもろこし・甘々娘(かんかんむすめ)を手に思案していると、夏になったら今度はここにメグミが並ぶよ、俺がつくってるんだメグミ、とごま塩ヒゲのおじいさんが言う。あの、そのメグミってとうもろこしのことですか、と尋ねると、甘いぞぅ、トンネルの向こうの畑で作ってるからよ、と立て板に水の勢いで話してバイクで去って行った。


その晩は、カラダが自然にかわいこちゃんのいるお店へ。
こんばんは、と縄のれんをかきわけると、大将とたまに会う常連さんが笑っていた。ちょうどさっきまで噂していたんですよ、と言う。かわいこちゃんはまだ出勤していなかった。
話をするうちに、日本酒からなぜかうどんの話になり、長崎港のうどんを思い出した。
九州出身のその常連さんは、桜島からのフェリーの中で食べたうどんが最もおいしかったという。ああ、そういう話、大好物なんだよなぁと酒が進む。だって港だし、船だし、うどんだし。さらに、スポーツマンで話し好きな大将が実は人見知りで絵が好きな少年だったと聞いて、驚きのあまりまた酒が進む。

キャンプ効果なのか、肝臓まで回復していることに気付いた。

愉しく飲んで帰宅する途中、携帯電話が鳴った。大将からだ。
いま、たった今帰ってきました、ごめんなさい遅くなって、と弾む声で大将は、かわいこちゃんの出勤が遅れたことを詫びた。

2019年6月11日火曜日

合宿という名のロング散歩と 木場の角乗り

1年ぶりの、姪との合宿。
今週末の大会に向けて、合宿という名のお泊まりに彼女はやってきた。

お泊まりなら「ニャーニャーホテル」のようなステキホテルが断然よいのだが
残念ながら、おんぼろの我が家。


お風呂だって「すべすべ温泉ねこぞの」へ連れていきたいところだが
残念ながら、少し離れた銭湯へ。
姪は、昨年の合宿の際に日本酒風呂に入ったことを覚えていた。
今年はというと、ビール風呂。来年はワイン風呂かもね、と笑い合った。

合宿は、いくつかの公園に寄ったり、あじさいを愛でたり、でいごの花の形に驚いたりして、気付けばロング散歩になっていた。

夜は「ニューねこ正」へ。
このお店で姪とふたり向き合うと、なんとも不思議な気持ちになる。
初めて娘と飲みに行く親父の気持ちだろうか。


翌日は、木場の角乗りの体験取材に姪も同行させる。
この道20年のベテランの方に丁寧にご指導いただいたが、己の体幹の弱さを実感。
姪は、そこにいた同い年の女の子に刺激を受けたか、上達が早かった。
それにしてもネイティブの江戸弁は、年配の方はもちろん子どもが喋っていても気持ちのよいものだなぁ。

2019年4月4日木曜日

三助よ、背中を流しておくれ

先日行った温泉にて、男湯にのみ、ねこの三助が来たらしい。
その三助は突然露天風呂に現れて
「ンニャ~(お背中流しましょうか)」と声をかけてきたとのこと。
丁重にお断りすると、しばらく湯気にあたってからどこかへ歩いて行ったらしい。

後に玄関で会った三助に、なぜ女湯に来なかったのだ、と不満をぶつけるも、三助は
「ンニャ~(またどうぞ)」とつれない返事。



「すべすべ温泉ねこぞの」には三助だけでなくすべすべマッサージ師もいるし、湯ぶねでちょっと一杯だってできる。
湯ぶねで飲るなら「男の酒 綱取り」がおすすめ。
個人的には、熱燗が好きだ。

むかしむかし行った温泉では、たしかビールを飲んだ。
初夏だったか。当然フンド氏は男湯、私は女湯でそれぞれ缶ビールのプルタブを開けた。
女湯でひとり缶ビールはちょっとナニであった。

2019年1月8日火曜日

待ってろ今から本気出す

新年早々、自分にぴったりの曲がラジオから流れてきた。
(もちろん「両国のひと」ではない)
鼻息荒く、オラついた気分をさらにオラつかせる一曲。

ジャズを愉しむことができる年齢になったのだなぁ、と思っていたのは3年ほど前。
あれは一時の寄り道だったのね。


短い帰省であったが、幼なじみが例の場所に連れていってくれて
それは「すべすべ温泉 ねこぞの」という、立派なのかそうでないのかわからない名前の温泉なのであるが、ふたりの間では「ホストクラブ 天国」と呼んでいる。
「天国」へ続く細い山道を上がっていくと、雪の残る駐車場にナンバーワンホスト(犬)がにっこり座っており、どちらが彼を抱くかで幼なじみと争った。

ここが天国と呼ばれる所以は、とにかく不思議なお風呂とおいしいお料理・お酒。
それと、それらをつくるふたりの女性。
こんにちは、と扉を開けると、あら相撲の彼女、噂してたのよと迎えられた。



短い帰省であったが、文太くんの期待に応えるべくロング散歩へ。
両親にも同級生にも、文太がかわいそうだと責められたほどハードな散歩であった。
あの道とあの道がつながってる!と確認しながらの散歩は、なかなか楽しかった。
次はどこへ行こうかなぁ。


帰省の車中は、いねむりと少しの仕事。
あえて本は持たずに、攻撃的な曲を聴きながら、使っていなかった脳みそを使った。
やればできるじゃん、と、まだなにもできていない自分を少し見直す。
合宿への車中は、またもちょこっと仕事。
って、なんだこのまぬけな写真。


しかし
今から本気出す、って今まで本気出してなかったのか・・・

2018年7月3日火曜日

モテていたのか

マラソン前日くらいは、酒を飲まずにいた。
いつからか、いつなんどきも、晩酌を欠かさないようになった。
この前日も、明るいうちに「おいてけ堀」へイン。
粛々と最後の一杯を飲んでいたが、
気付いたら
禁断の四杯めを片手に、隣のお客さんと話が盛りあがっていた。

これはイカン。
早く帰って明日に備えなければ。



すさまじい暑さだった週末
昨年のリベンジをするべく、北へ向かった。
昨年とちがうのは、現地に知り合いが待っていること。
縁もゆかりもない福島の地に、友だちが待っていた。
(父と同い年の)


暑さと、その名のとおりの地獄坂のために
ひっきりなしに水をかぶり
すいかをかじり
もうろうとしながら、
昨年リタイアした辺りまでたどりつくと、
おじさんふたりが炎天下で写真をバシバシ撮りながら
「がんばれよ~」
と声をかけてくれた。
ほうほうのていでゴールしたあとは
おじさんふたりが、私の知らない村の、
山の中腹の静かな温泉へ連れていってくれた。

つるつるのお湯で生きかえり、おそばをごちそうになり
おじさんふたりのマシンガントークに圧倒されながら
わざわざ便利のよい駅まで見送ってもらった。
おみやげに、地酒までいただいた。



さっそく、このことをマラソン仲間たちに話すと
「モテ期到来じゃない?」
「70代限定の」
と言われた。

私は、文通相手がまたひとり増えたな、と思った。

2017年10月24日火曜日

「いつもの」週末は天国だった

おさななじみが「いつもの」週末を過ごす場所へ
連れていってくれた。

ぶどう園にて
雨降りで寒いのに、ぶどうの甘い香りにさそわれて
ミツバチたちがぶんぶんとやってくる。
ゴルバチョフとなにやら関係のあるらしい「ゴルビー」など
今年のぶどうは、この日でおしまいとのこと。

さらにクルマを走らせて、神社のそばのパン屋さんへ。
目立たない、小さなお店なのに、
次から次へとお客さんがやってくる。
お昼どきには、きっとお店がからっぽになってしまうであろう。

次は秋のランチを食べに、川の近くのお店へ。
秋のおいしいものをいっぱいいただいたのに
青首大根のようなにわとりと
食べ散らかした写真しか残っていなかった。

ぱんぱんになったおなかを抱えて
お次は、果樹園。
ねこ母娘とおばあちゃん犬がじっくり選んでくれて
箱に入れたりんごや梨の上に
さらにサービスしてくれて、山盛り。

ふとっぱらな試食で、またも満腹になり
日本一美しい村のコーヒーを飲んだ。



台風で大騒ぎの日は、朝から秘湯へ。
色白ホストが、手厚く接待してくれた。
(三助ではない)

おさななじみと
すごい雨だねぇ、と言いながら
ほぼ貸切のすばらしい温泉につかって、
湯上がりにビールと、ここ自慢の餃子。

部屋をとってもらってあったが、
この温泉の主たちやホストと話すのが愉しかったので
食堂に移る。
鹿の燻製ときのこそばで、主たち秘蔵の酒をいただく。
また温泉につかって出てきたら、
あたりがうす暗くなっていた。


おさななじみの言う「いつもの」週末は
天国でしか、なかった。

2017年8月9日水曜日

夏をあきらめない夜のブルース

毎年この時期には
誰にも告げずに、
好きなところへ、こっそり行くのが常であった。
が、今年は
ずいぶん前から考えていたのに
どうもピンとこないので
「すべすべ温泉ねこぞの」へ。
ここのじまんである、すべすべマッサージは
スタッフであるねこたちの手が
汗でべとべとになるのが気の毒なので
できれば、夏場はパスしてあげたい。

ねまちでいちばんいい季節は、まさに今。
夜はすずしい風が吹いて、お店をのぞいてまわるのに最適。

当時はきせかえセットが気に入っていたが
大人になった今は、「きせかえブティック」でお買いもの。
(冬ものが多い・・・)

海に行きたいな、
海を見に行きたいな、と考えながら、
ホームにすべりこんできた電車の行先を、じっと見る日々。

2017年7月3日月曜日

何処へ何しに

急に、料理欲がむくむくと頭をもたげてきたので
時間のかかるものを、もくもくとつくる。
「ぺろりレストラン」の、無口なシェフが教えてくれた
門外不出の、ミートソースに、ハンバーグ。

つくるだけつくったら、おもむろに家を出て
森茉莉気分で、歩く。
借りていたエプロンを返したり、
梅雨きのこのブローチを見つけたり、
あみだくじのように歩いていたら、気になる銭湯を発見。
まだ居酒屋も開いていない時間なのに
いちばん大きい風呂は、満員であった。
黒湯につかったり、テラスへ出たり、水ぶろに入ったり、
落ちつきなく動いている間、
いちばん大きい風呂の人びとは、微動だにせず。

実は、いちばん大きい風呂は炭酸湯で、
10~15分ほどじっとしていると効果がある、との貼り紙。
がまんがきかず、10分でそっと出る。

とてもかんじのよい銭湯だったけれど、「ねこぞの」のような
すべすべマッサージのサービスは、なかった。


翌日にロードレースを控えていたので
いつものお店を、心を鬼にして素通り。
朝食もばっちり摂ってのぞんだが、
レースは、初の途中リタイア。
陽射しにくらくらして、
倒れる前に、地元のおじさんに、助けをもとめた。

救護車が来るまで、木陰で、おじさんとおしゃべり。
おじさんは、このレースに再来年出るんだ、と張り切っていた。
(来年までスタッフだから出られないんだって)
この大会での、再来年の再会を約束して、さよなら。
それにしても、リタイアしたことがくやしくて
乗換の駅で、おそばをすすった。

さらに、むしゃくしゃがおさまらないので
ビール2本とおつまみを買って、やけ食い。



ふと思った。
あんなに具合が悪かった私は、何処へいったのだろう。

2017年6月12日月曜日

数年ぶりの二日酔いの治しかた

数年ぶりに、二日酔い。
ひさしぶりすぎて、どうしたらよいのか思いだせず。
温泉につかりに行ったのに
ああ、それなのに。
荒療治で
文太くんとのハード散歩ってのも
いいかもしれない、と出かけるも
文太くんが気を遣ってくれて
ソフト散歩に。
(こんな酒くさい人と散歩するのは、
まっぴらですよ)
二日酔いは、おそろしいことに
昼に生ビールを飲んだら、あっさり治った。
つまり、迎え酒。


昼過ぎからは、ラム酒のパーティ。
ふだんから、シンプルなお店。
この日は
テーブルや椅子を店の外に出して
扉をあけ放ち、店内に流れるのは、ラテン音楽。
ライムと、葉巻のかおり。
まるで、べつのお店にいるよう。

迎え、迎え酒は、にがうりときゅうり、オレンジの入ったラム。
ラムは昼下がりの酒だな、と発見。
今年の夏は、もう、これで終わりでもいいや。

2017年5月25日木曜日

ラブレターとメールは21時まで

めずらしいもの、初めて食べたもの、
おいしかったもの。

なにがあっても、食べものの写真は撮らない派を貫いてきたのに
たまに、おもわずパチリしてしまうことが、ある。

全裸、ではなく
ぜんな。
稚はまぐりなんだって。
「ぜんな、一丁!」

「全裸、一丁!」
に聞こえて、板さんと、にやり。
そして、あじの丸干し。
美人女将が、こっそり焼いて
こっそりわけてくれた。


ともに、とてもおいしくて、
禁断のメールを、23時近くに友だちに送信。

酔っぱらってメールを送信するのは
夜、ラブレターを書くのと同じであるので
いつ、いかなるときも自分に禁じていたのに。
翌日、優雅に朝風呂をキメたあとに
ふかく反省。

この友だちには、他に言いたいことがあった。
御嶽海、金星とったね!
とか
玉ねぎ掘り、楽しみだね!
とか
新居の進捗状況は、どう?
とか。
それにしても今場所は、
どうなるのか。
優勝パレードの時間まで、飲まずに待つことができるのか。